
頼りのない銀のスプーンを片手に、異形が闊歩する地下世界からの脱出を図る、この記事ではそんな癖の強いホラーアドベンチャー『THE WELL IS NOT EMPTY』体験版のプレイレポートをお届けします。
枯れた井戸のその先は、異形の闊歩する地下世界

主人公は水の出なくなった井戸を調べるため地下の世界へと飛び込みます。するとそこには過去の犠牲者の死体と、彼らを襲った何者かの存在を示す手記が残っています。地下に迷い込んだ人々が次々に犠牲になっていく様子がじっくりと描写されていきます。


鍵のかかった通路を避け、せまい通気口を進んでいると”ソレ”は突然に現れます。平たい身体、細い手足、そして異様なほど見開かれた眼、鋭い歯がのぞく口からは獣のような咆哮が発せられ、犠牲者の体をむさぼる姿をまざまざと見せつけられます。
以上のような丁寧に演出された恐怖のシーンから一転、あの異形がプレイヤーの脅威となるシーンへと移っていきます。プレイヤーを追ってくる異形は光に弱いため、発電機のようなギミックを使用して一時的にスタンさせたり……

時にはシンプルなチェイスが始まり、ひたすらに逃げ道を探すことになります。チェイス中、行く手を阻む障害物は、なぜか最初から持っているスプーンを使ってかき分けて進みます。

背後に迫る死の気配を感じながらスプーンをふるう姿は滑稽ですが、やっている本人からしたら至ってまじめです。シュールな絵面ながらも確かな緊張感を味わうことができます。

チェイスに失敗して異形につかまってしまったときは、大迫力の死を一人称で味わうことになります。単に暗転して終わりではなく、眼球を食いちぎられる死の演出は、思わず声が出るほどに作り込まれていました。
ステージには体験版では進むことのできないエリアも存在しました。この荒廃した世界で一人ピアノを弾き続ける人物、なんだか意味深でストーリーの続きが気になる場面でした。

以上、異形が闊歩する地下世界からの脱出を図るホラーゲーム『THE WELL IS NOT EMPTY』体験版のプレイレポをお届けしました。スプーンを片手にチェイスを乗り切るシュールな絵面ながら、作り込まれた演出と恐怖の緩急は本物。製品版のリリースが待ち遠しい作品です。













