気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Coffee Beans Dev氏開発、PC向けに1月22日に早期アクセスが開始されたカフェ経営RPG『Tailside: Cozy Cafe Sim』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、居心地の良いカフェを経営するドット絵RPG。可愛いケモノたちが登場する本作では、リラックスと冒険が融合したコーヒータイムが体験でき、様々なコーヒー作りの方法をマスターしたり、自分好みにカフェをカスタマイズしたり、地元の動物たちと交流したりできます。記事執筆時点では日本語未対応。
『Tailside: Cozy Cafe Sim』は、1,300円で早期アクセス配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
Coffee Beans Dev私はCoffee Beans Devという名前で活動しています。つい最近、ゲーム開発者としての道を歩み始めました。それ以前は、15年以上にわたりデジタルアートの分野で活動していました。ある時、私は自分の作品を静的なものではなく、インタラクティブなものにしたいという思いが強くなり、それが自然とゲーム開発へとつながったのです。
私は、癒し系、自然をテーマにしたもの、探索、そしてサバイバル系のゲームが大好きです。特にお気に入りの作品は、『The Forest』『サブノーティカ』『A Short Hike』『Stardew Valley』などですが、もちろん、好きなゲームは他にもたくさんありますよ。
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
Coffee Beans Dev私は、コーヒーをテーマにした経営ゲームで、癒し系というジャンルに入るような作品を作りたいと思っていました。経営というゲームシステムそのものは好きなのですが、そこに付きものの緊張感はあまり好きではありません。そこで、リラックスできて心地よい雰囲気でありながらも、経営要素がしっかりと楽しめるゲームを目指しました。
本作が私にとって特別な理由のひとつは、コミュニティ主導で作られてきたという点です。開発中、多くの機能がプレイヤーの皆さんからの提案や投票を通じて形作られました。すべてを一人で作るよりも、このアイデアに本当に興味を持ってくれている人たちと一緒に何かを作り上げる方が、ずっと意味があり、楽しいと感じたからです。
他のゲームを遊んだり、自然の中で過ごしてアイデアを考えたり、コーヒーショップを訪れたり、そしてもちろんプレイヤーの皆さんからのフィードバックやアイデアを聞いたりすることで、インスピレーションを得ています。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
Coffee Beans Devはい、かなりたくさんあります。初期のインスピレーションのひとつは、昔のFacebookゲーム『FarmVille』でした。特に、ゆったりしたペースで楽しむ装飾やコレクションの要素が大好きでした。
ストーリー面では、小説「コーヒーが冷めないうちに」から影響を受けています。また、『どうぶつの森』『Bear and Breakfast』『Coffee Talk』といった癒し系ゲームからも影響を受けました。これらの作品はそれぞれ、私が目指していたゲームの雰囲気や方向性に異なる形で影響を与えてくれたのです。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
Coffee Beans Devデモ版の最初のバージョンを公開したことが、私にとって大きな転機となりました。その瞬間、すべてが現実のものとして感じられ始めたのです。そのとき私は、私が本当にゲーム開発者となり、自分の最初のゲームを世に送り出せるかもしれないと実感しました。その時期に寄せられたフィードバックや応援のメッセージは、とても意義深く、大きな励みになりましたね。
――早期アクセス開始後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
Coffee Beans Devプレイヤーの皆さんは本当に大きな助けになってくれています。特に、既存の機能のバランス調整や新しい改善案の提案という面で、非常に多くのサポートをしていただきました。皆さんからのフィードバックは、本作を形作る上でとても大きな役割を果たしています。
正直なところ、癒し系ゲームのコミュニティがなければ、私はここまでたどり着くことはできなかったと思っています。小さな提案であっても、詳しい分析であっても、寄せられるすべての意見に心から感謝しています。
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
Coffee Beans Dev現在計画している要素の一部として、温室の追加や、育てた植物を販売できるシステムの追加があります。これにより、既存のペストリーシステムに加えて、カフェとガーデンショップを組み合わせたような要素を取り入れることになります。
また、装飾の選択肢をさらに増やすこと、レベル上限の引き上げ、そしてゲーム体験をよりダイナミックで魅力的にするための様々なミニイベントの導入も検討しています。
さらに、本作にはすでにカスタムキャラクターのインポート機能があるため、プレイヤーの皆さんがキャラクターを直接アップロードして共有できるよう、Steam Workshopとの連携も追加したいと考えています。Mod対応も、長期的な目標のひとつですね。
――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能ですか?
Coffee Beans Dev将来的にはぜひ日本語にも対応したいと考えており、実際、日本語は優先してサポートしたい言語のひとつでもあります。有志による翻訳にも前向きで、すでに同様のご協力をいただいています。もし日本語への有志翻訳に興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ直接メールでご連絡ください。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Coffee Beans Devはい、もちろんです。配信やコンテンツ制作もひとつの創作活動だと考えています。もし私のゲームがクリエイターの活動を何らかの形で支えられるのであれば、配信を行ったり、コンテンツを収益化したりして生計を立てることは大歓迎です。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Coffee Beans Dev私のゲームに興味を持っていただき、本当にありがとうございます。とても嬉しく思っています。私は以前から、日本のゲームや物語に見られる、癒しの雰囲気や感情の奥深さに大きな敬意を抱いてきました。だからこそ、日本のプレイヤーの方々が私の作品に関心を持ってくださっていると知ることは、私にとってとても特別なことなのです。
本作をプレイする時、少しでも心が落ち着き、安心でき、ゆったりと休める場所のように感じてもらえたら嬉しいです。今後、日本語対応にもできる限り取り組んでいきたいと思っています。皆さんの忍耐と応援に心から感謝しています。
このインタビューを読んでいただき、そして私のようなインディー開発者を応援してくださり、本当にありがとうございます。
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に900を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。








