2026年3月20日~21日、高円寺のイマジナスにて「TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2026」が開かれました。こちらのイベントで『SHIBUYA SUSHI MASTER』を試遊させていただきましたので、プレイレポをお届けします。

渋谷水没!屋形船で寿司を握る若き職人の目前で繰り広げられる人間模様
2688年、東京、渋谷――。
海面上昇によって渋谷は水没しており、109の看板の下を屋形船が遊覧していました。
その屋形船で寿司を握るのは、若い女性の寿司職人・ナミダ。父から仕事を継ぎ、わからないながらも懸命に職務をこなしております。
今日もお客さんが来ていました。ジャーナリストの藤井は、特大のネタを探してこの店に入り浸っていますが、美味しい情報にはありつけていないようです。ひとまずマグロを注文され、それを握ることに。

本作は『VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action』や『コーヒートーク』に代表されるような、お客さんの注文を受けてそれに応えるアドベンチャーゲームです。彼らの会話の端々から情報を得つつ、正しい注文をして満足させたり、敢えて失敗して反応を楽しんだりしましょう。
特に本作では、寿司ということで、ワサビを入れ放題ッ!緑色のアイツをぬりぬりして、嫌な客に一泡吹かせてやるんです。

といっても、やはりADV。なんだかんだでオーダー通り作ってしまいました。そして次にやってきたのは、カブラギという名前の893。いかにも強面ですが、頼んだのはカニカマでした。
こんな未来だとカニカマですら類似品なんじゃないかという気もしますが、とりあえず軍艦で提供してみます。
注文は合っていたはずなのに、なんとなく納得が行っていない様子。恐る恐る聞いてみると「オヤジほどの味ではない」と。どうやら父の代からこのお店を知っているようでした。

彼らとの会話から、すでにこの時代は仕事をしなくても暮らせる仕組みになっているようです。そんな時代なのに敢えて親の店を継いだ彼女に対して、なかなか手厳しいご意見。
しかしながら、ナミダとしても思うところはあるようで、カブラギの言葉を重く受け止めました。
そんなところでデモ版は終了。くぅ~~先が気になる~~。

本作について、開発者の木村浩之さんにお話を聞くことができました。
――どれくらいのあいだ開発しているのですか?
木村企画自体は6年前から考えていましたが、開発を始めたのは去年の8月からです。
――チームは何人ですか?
木村コアメンバーは4人で、あとは外注です。
――プラットフォームは何でしょうか? 発売はいつ頃ですか?
木村まずはSteamで発売します。ニンテンドースイッチに移植もしたいと思っています。発売は年内を予定しています。今はパブリッシャーを探している状況ですね。
――どんな作品から影響を受けていますか?
木村ゲーム部分は『VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action』『コーヒートーク』といったADVです。他にもチュンソフトの『街 ~運命の交差点~』『428』なども好きです。ビジュアル面は映画「ブレードランナー」や「攻殻機動隊」にも影響を受けました。
――どういうところがウリだと考えていますか?
木村日本発でチルなゲームを出すというところですかね。
コーヒーやカクテルを出すゲームはありましたが、ワサビを入れることで客を追い出したり泣かせたりするゲームはないんじゃないでしょうか。
寿司やワサビの出し方でメインストーリーが分岐するので楽しみにしていてください。

ワサビで客を泣かし、シナリオが分岐するとは……なかなか面白い試み! これは何周もして色々な反応を観てみたいところですね。
ちなみに試遊した人にはワサビ(かステッカー)を配っており、筆者もひとついただきました……これは、寿司が食べたくなりますね……。

『SHIBUYA SUSHI MASTER』はSteamにて配信予定です。










