「まじかる☆シリーズ」という、ボードゲームのシリーズがあります。見習い魔法少女のコロネちゃんが、王国の頂点に上り詰めるシリーズ作品なのですが……可愛い見た目とは裏腹に、かなりブラックな世界観の厳しいゲームです……!
魅力的なシリーズなのですが、ボードゲームって結構ハードル高めな趣味ですよね。筆者も比較的遊んでいる方だとは思いますが、それでも社会人になってから定期的に集まる難しさを実感しています。ボードゲームを遊んだことがない人たちにとっても、最初の1歩ってなかなか大変ですし……。
本シリーズの製作者たちもそのことは感じていたようで、「もっとこの世界を描きたい……!」「もっとこのキャラクターたちの物語を伝えたい……!」という想いを抱いていたようです。そして、そんな想いから、シリーズ初のデジタルゲーム『まじかる☆プリンセス』が生まれました。
いろいろあって「まじかる☆キングダム」にて新たな女王コロネリアとなったかつてのコロネ(「いろいろ」の中に詰め込まれすぎ!)。本作『まじかる☆プリンセス』は「まじかる☆キングダム」の、更に数年後の物語です。
今回、Game*Sparkは本作を先行プレイする機会を得ましたので、本記事ではその様子をお届けします。
※画像やプレイ内容は開発中のものであり、発売版とは違う可能性があります。ご了承ください。
■パンと魔法の可愛い世界。でも、可愛いだけじゃ生き残れないんです……!

闇の魔術師が人間の世界と魔物の世界をつなげてしまったことにより、魔物の襲撃を受けている王国……人々が恐怖におびえる中、光の魔術師が立ち上がりました。仲間とともに闇の魔術師たちをやっつけて、人間の世界と魔物の世界をつなげていた空の裂け目を閉じ、世界に平和をもたらしたのです。
そして、光の魔術師は仲間の神官と結婚して、とてもかわいい女の子を授かりました。

そう。本作はパネテリア王国を舞台に、プレイヤーは娘を育てていく……プリンセスメーカーを始めとした、いわゆる「娘育成」ゲームとなります。

愛娘のデフォルト名は「アリス」ちゃんですので、本記事でもアリスと呼んでいきます。


プレイヤーと奥さんであるサラ、そして愛娘のアリスは、3人で幸せに暮らしていました。家族3人水入らずで幸せに過ごしているほか、交友関係の方でも、時折遊びに行く街でお友達――パン屋さんで働くコロネちゃんを作るなど、社交的で可愛い愛娘です。



ところが、コロネちゃんの労働環境はかなりやばそう……。ノルマを達成しないとオヤカタに殺されちゃうかも(流石に後に言い過ぎたと撤回)と言うコロネに、一緒に逃げようと提案します。

しかし、ちょっと慌ただしいアリスはころんじゃいました。泣き出すアリスに対してコロネは「パン屋で働くのが好きなんだ」と言いながらハンカチを差し出します。
そしてそのままいつか自分のお店を持ちたい夢を語ったコロネは、その時は一緒に働いてくれる?とアリスに問いかけました。

もちろんだとお返事をしたアリス。仲のいい2人の様子は、見ている父親(プレイヤー)もにこにこしてしまいます。
しかし、幸せな日々は、長くは続きません……。

最近病気で床に臥せているサラの療養のため、田舎の方に引っ越すことにしたのです。ママのため、でも大切なお友達とお別れになってしまう……アリスはコロネと涙ながらに「いつか絶対2人のお店を開こうね」と約束してお別れするのでした。

そして、月日は流れ、アリスは15歳になりました。サラは亡くなってしまい、父親と黒猫のクロと、3人で暮らしています。


そんな中、王都の由緒正しい学園からアリス宛に入学案内が届いたことにより、アリスたちは王都に戻ることにしました。


学園では3つのクラスから所属クラスを選ぶことできます。選ばなかったクラスの授業が受けられない……とかはありませんので、気の赴くままに選びましょう!

悩みましたが、筆者は剣術クラスのグラディウスにしました。
というのも、本作、娘育成ゲームなのにもかかわらず、アリスのスキルに「これ、もしかしてがっつり戦闘があるのでは……?」という感じのスキルがあるのです。いざという時は自分の身は守れるくらいには強くあってほしいから……!

そして案の定、本作には戦闘要素がありました。
光の魔術師たちが闇の魔術師たちを封印して空の裂け目も閉じた……そう言い伝えられていますが、実際には人間界と魔界のつながりを完全に絶つことはできなかったのです。
満月が紅く染まる「紅い月の夜」に、魔物たちが街に襲い掛かってくるように……!

少しでも戦力が欲しいからと、生徒たちも戦場に駆り出されることとなりました。

戦闘システムはシンプルで、最大3人のパーティで出陣します。しかし技や魔法を使用すると待機時間とは別にクールタイムが発生するため、いつ技/魔法を使用するか、いつ回復するか……そういったことを見極める必要があります。

■昼と夜、2つの顔を持つ王国とうまく付き合って、娘を育成しよう!
本作にもシリーズおなじみのブラックさは健在です。この街には、昼と夜の、2つの顔があります。


例えば、パン屋さんでは昼は健全なパンを売り、夜にはハッピーなパンを売っております。どちらでもアルバイトをすることができるのですが……夜のパン屋さんで働くと稼ぎが良い代わりに、悪ゲージが貯まってしまいます。

本作には善悪の概念があり、発生するイベントやエンディングに影響してきます。悪に寄ってしまっても反抗期みたいで可愛くて……しかし、父親としてはやはり愛娘にはまっとうな道を歩んでほしい気持ちもあり……いや、プレイヤーとしては金策したいしステータスも伸ばせるし、という気持ちもあり……!

リソース管理も、娘育成ゲームにおける醍醐味の1つ。どんなエンディングを見たいか、愛娘にどんな道を歩んでほしいか……。そんな風に頭を悩ませながら、愛娘と向き合って学園生活を楽しみましょう。
その肝心のエンディングですが、本作にはなんと50種類以上のエンディングが収録されています!ステータスによるもの、お友達とのエンディング、などなど。引き継ぎ要素もありますので、ぜひいろんなエンディングを見ていただきたいです。

そして、本作には着せ替え要素もあります。ステータスに影響してくるために好きなお洋服ばかりを着せることはなかなかできないかもしれませんが……どのお洋服のアリスも可愛い!
パン屋と同じく、洋服屋も昼と夜で売っているお洋服が違います。



パネテリア王国の表の顔と裏の顔、どちらともうまく付き合いながら、アリスの育成に励みましょう!
学園を卒業する時、アリスに待ち受けている未来とは。「紅い月の夜」とは一体何なのか。そして、この世界の真実とは――。
『まじかる☆プリンセス』はPC(Steam)向けに配信中です。











