『ドラゴンクエスト I&II HD-2D』知ってる単語ほど要注意!現在と意味が異なる「Suffer」の使い方【ゲームで英語漬け#178】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『ドラゴンクエスト I&II HD-2D』知ってる単語ほど要注意!現在と意味が異なる「Suffer」の使い方【ゲームで英語漬け#178】

分厚い辞書にしか載っていない用例もチェックしましょう。

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『ドラゴンクエスト I&II HD-2D』知ってる単語ほど要注意!現在と意味が異なる「Suffer」の使い方【ゲームで英語漬け#178】
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前回に引き続き、『ドラゴンクエスト』初期作の古典調英訳を基に、そのイメージに近い形で時代劇調の再訳に挑戦します。今回は堂々たる悪役が姿を現す竜王とローラ姫の場面から見ていきましょう。


Dialogue/Dragonlord and Princess Gwaelin

日本語版のローラ姫は怯えつつも毅然としている印象ですが、英語版の方はやや強めに気を張っている感じがします。そこでここではローラ姫は武家の姫の雰囲気でアレンジしました。

Dragonlord:Thou bearest the Sphere of Light, dost thou not...Princess Gwaelin of Tantegel?

Royal Guard:Fiends! Protect the Princess!

Princess Gwaelin:What is the meaning of this? Who art thou, rogue!?

Dragonlord:I am the Dragonlord, master of masters, king of kings!

Princess Gwaelin:‘King of kings’? Thou art naught but a monster!

Dragonlord:Know this, fair princes: the ‘monster’thou see'st before the is the true ruler of this world. All others are naught but pretenders.
 The Sphere thou carry'st is mine by right. An thou wilt return it to me.

Princess Gwaelin:'Tis the birthright of he who beareth the blood of heroes! And I shall relinquish it to no other!

Dragonlord:Heh... So Rubiss watcheth over thee? Then let us see whose power is the greater!
 Heh heh. Victory is mine. Perhaps thou might consider joining me? 'Twill be a sight worth seeing, I assure thee.

Princess Gwaelin:Never! A hero shall soon come, just as Lady Rubiss foretold!
 The darkness thou servest shall not be suffered to thrive! He who is blessed with the power of the light shall see to that!

Dragonlord:A hero? Ha ha ha! Let him come! Let them all come! All shall suffer the same fate at my hand!

???:Majesty... Might I suggest we take the Princes, willingly or no. There is still much we might learn from her..

Dragonlord:...Hmph. Those of your accursed ilk are ever presumptuos.
 Very well. Do as thou wilt! I have what I came for. We return to the castle!

  • Rogue:悪党、ならず者

  • Naught but ~:~でしかない(Nothing but)

  • Pretender:偽物

  • Birthright:生得権(生まれながらに持つ権利)

  • Relinquish:手放す、譲り渡す(不本意のニュアンス)

  • Suffer:~させる(古)、我慢する

  • Thrive:繁栄する、成功する

  • See:見届ける、取り計らう

  • Acurse:呪う

  • Ilk:同類、連中(侮蔑のニュアンス)

  • Presumptuos:傲慢、横柄

竜王:その携えし光の宝玉…ラダトームのローラ姫であるな?
近衛兵:魔物だ!姫様をお守りせよ!
ローラ姫:これは何のつもりじゃ?何者ぞ、この狼藉者!
竜王:我こそは竜王、長の中の長、王の中の王である!
ローラ姫:王の中の王?怪物風情が何を言うか!
竜王:辨えい、麗しき姫よ。おまえが先に「怪物」と呼びし者こそ、この世を真に統べる者なのだ。他は全て僭王風情に過ぎぬわ
  おまえが持つ宝玉は元来我のものよ。さあ、寄越すのだ
ローラ姫:これは英雄の血を引く者に代々受け継がれしものじゃ!決して他の誰にも渡さぬ!
竜王:ほう…ルビスが目をかけているのか?ならば、どちらの力が勝るか試してくれよう!
  ふははは!勝利は我にあり!我に降る気になったか?

  一見の価値はあると思うがな、保証するぞ
ローラ姫:断じてするものか!ルビス様の予言の通り、英雄は間もなく来たる!

  お主の奉じる闇が栄えるなど許されぬ!光の力を授かりし者が成就するであろう!
竜王:英雄?いくらでも来るが良い、我が手にかけて同じ末路を辿らせてやるわ!
謎の声:陛下…王女は連れて行かれるがよろしいかと、望むと望まざるとにかかわらず。聞くべき事が山ほどありますれば
竜王:…ふん、忌々しい者どもめ、相も変わらず不遜よの
  まあよかろう、好きにせい!目的のものは手に入れた、直ちに城へ戻る!

注目したいのは"The darkness thou servest shall not be suffered to thrive"の「Suffer」の意味です。現代では苦しませるの意味ですが、古典では「Allow」「Let」に近い~を許す、~させるという重要な役割を持つ単語になります。「Let」は逆に妨げるの意になっていて、現代の感覚でそのまま訳すと大きく意味を取り違えるでしょう。時代劇英語は見知った単語ほど警戒して、辞書を隅々まで確認するのをおすすめします。


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ライター:Skollfang,編集:宮崎 紘輔


ライター/好奇心と探究心 Skollfang

ゲームの世界をもっと好きになる「おいしい一粒」をお届けします。

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編集/タンクトップおじさん 宮崎 紘輔

Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと(ウィザードリィでちょっと実現)、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。

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