気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Fireline Games開発、PC/Mac向けに7月31日にリリースされた植物屋さんシミュレーション『Leafy Corner』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、植物屋さんの店主となり植物を育てながらお客さんを迎え、緑あふれる温かいお店を経営するシミュレーションゲーム。何を探しているかわからないお客さんや、ちょっと変わった難しいリクエストをするお客さんなどにぴったりの植物を見つけなければなりません。棚や鉢植えなど、アンロックした様々なアイテムでお店をオシャレにデコレーションすることも可能。日本語にも対応済みです。
『Leafy Corner』は、1,200円で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
KasiaKasiaです。『Leafy Corner』は、夫のKacperと私の2人チームで開発しました。主に私がアートとゲームデザインを担当し、Kacperがプログラミング全般を手がけました。
私はアートもゲームも大好きなので、ゲーム開発と言うのは私の2つの情熱が合わさった夢のような仕事です。時間がある時にはゲームをプレイするのが大好きで、特に経営シミュレーションや癒し系ゲームが好みなのですが、基本的にはどんなジャンルでも楽しめますね。お気に入りのタイトルをいくつか挙げると、『Two Point Hospital』『ウィッチャー3 ワイルドハント』『きみのまち サンドロック』『ザ・シムズ3』『Inscryption』『Dorfromantik』と、他にもたくさんあります。
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
Kasia『Leafy Corner』の特徴は、実在する観葉植物を題材にしており、本作に登場する各植物に関する本物の知識や情報が出てくる点にあります。
このアイデアは、私たち夫婦が共に「植物好き」と言うところから生まれました。数年前に私が観葉植物を集め始めると、完全にその魅力にハマってしまったのです。植物が成長し、新芽が開くのを見るのは本当に大きな満足感があります。最初は単に「観葉植物をメインにしたゲームを作りたい」と言うだけだったのですが、アイデアが徐々に膨らみ、最終的には「植物店を経営するゲーム」と言う形に進化していきました。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
Kasia特にはありません。私たちは独自の魅力を持つ作品を作りたいと考えていたので、何かのゲームを参考にしようとは思いませんでした。一番インスピレーションを受けたのは、シンプルに「観葉植物そのもの」ですね!

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
Kasia開発の中で最も印象深かったのは、皆さんがこの作品にワクワクしてくれている姿を見た瞬間です。私たちの個人的な情熱から始まったこの小さなプロジェクトに、これほど多くの人々が関心を持ってくださるとは、本当に予想もしていませんでした。
人々が本作を発見し、他の人とシェアし、ワクワクしてくれている姿を目にすることは、開発期間を通じて大きなモチベーションになりました。
――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
Kasiaプレイヤーの皆さんから本当にたくさんの温かいフィードバックをいただいており、感謝の気持ちでいっぱいです。中でも私が特に気に入っているのは、「このゲームを遊んだのがきっかけで、自分でも観葉植物を買ってみた」と言う声です。実際に購入した植物の写真を送ってくださるプレイヤーの方もいて、それを目にするのは本当に最高の気分ですし、心が温かくなります。
本作がゲームと言う枠組みを超えて、現実の世界でも本物の植物に興味を持ってもらえるきっかけになれたと思うと、特に嬉しく感じますね。
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
Kasiaプレイヤーの皆さんからのフィードバックをもとに、店舗スペースの拡張や、新しい観葉植物・装飾の追加、そして細かな快適性の向上に取り組んでいきたいと考えています。
ただ、これらのアップデートをお届けするには少しお時間をいただくことになります。と言うのも、もうすぐ私たちにとっての第一子となる赤ちゃんが生まれる予定なのです。そのため、まずは生活や体調を最優先にし、少しの間だけ開発をお休みさせていただくことにしました。
――本作の日本語対応状況について教えてください。実装の内容や大変だった点、日本からの反応はどうでしたか?
Kasia『Leafy Corner』は日本語に完全対応しており、翻訳はプロの翻訳者であるTomoko Takahashiさんに担当していただきました。
ローカライズにおいて最も大変だったことの1つは、本作に登場するすべての観葉植物に対して正しい日本語名を見つけることでした。ゲーム内に登場する植物の中には、特定の地域ではあまり知られておらず、一般的に使われている名称が存在しないものもあったため、植物名の選定には細心の注意を払いました。
開発当初から、日本語のサポートは私たちにとって非常に重要だと考えていました。リリース前から日本のプレイヤーの方々が大きな注目を寄せてくれていたので、ちゃんとした形で日本語に対応できたことを本当に嬉しく思っています。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Kasiaもちろんです!プレイヤーの皆さんが『Leafy Corner』の配信を行ったり、収益化したりすることは大歓迎です。むしろ、積極的にお願いしたいとも思っています!配信を通じてより多くの人々に本作を知っていただけるので、私たちにとっても本当に大きな助けになっています。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Kasia『Leafy Corner』をプレイし、動画やスクリーンショットを共有してくださっている日本のプレイヤーの皆さんに、心から感謝しています。X(旧Twitter)で多くの方々がご自身のお店のデザインを投稿されているのを目にしていますが、どれも驚くほどクリエイティブなものばかりです!私たちは皆さんが作り上げたものを見るのが大好きですし、寄せていただく温かなサポートには感謝の言葉しかありません。
余談になりますが、私たちは数年前に2週間ほど日本へ旅行に行ったことがあり、日本のことが本当に大好きになりました。いつか絶対にまた訪れたいと思っています!
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に1,000を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。








