気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Gregory Seguru氏とCodrin Bradea氏開発、PC/Linux向けに4月28日にリリースされたルーマニアリズムゲーム『BAZOOKA: Rhythm Game』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ルーマニアのヒップホップデュオによる楽曲を使用したリズムゲーム。プレイヤーは4レーンに流れてくるノーツに合わせて入力を行い、楽曲をクリアしながらスコアを伸ばしていきます。初心者向けから高難度まで3つの難易度が用意されており、プレイを重ねることでメダルやポイントを獲得。新たな楽曲や背景などをアンロックできます。記事執筆時点では日本語未対応。
『BAZOOKA: Rhythm Game』は、1,050円で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。
CodrinCodrin Bradeaです。ルーマニアのコンテンツクリエイター兼ミュージシャンであり、直近ではゲーム開発者としても活動を始めています。これまでにYouTubeで1,000本以上の動画を投稿しており、現在は通算7枚目となるスタジオアルバムの制作に取り組みつつ、もう一つの情熱である「ゲーム開発」を行なっています。本作は、正式にリリースするタイトルとしては2作目となります(日の目を見なかったプロジェクトなら他にもっとあるのですが)。
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
Codrin『BAZOOKA: Rhythm Game』では、私と友人のユニット「BAZOOKA」が制作したオリジナル楽曲のみを使用しています。私は『Super Crazy Guitar Maniac Deluxe』や『ギターヒーロー』、『フライデーナイトファンキン』をはじめとする数多くの音ゲーが好きでした。本当に大好きなんです。だからこそ本作は、完全に自分たちで制作したオリジナル楽曲のみを使用している点において特徴的であり、今後私たちが新しい楽曲をリリースするたびに定期的にアップデートが行われていく予定です。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
Codrin上でも述べたように、基本的に私が大好きな音ゲー作品から影響を受けています。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
Codrin私とGregory(このプロジェクトのもう一人の開発者)はRedditで出会い(このプロジェクトを実現するため、より経験豊富な開発者を探していました)、Discord上だけでやり取りをしていました。途中で彼が住む国を変えたりしたため長い中断期間を挟みつつも、3年以上の歳月をかけて本作は作られたのです。
私たちは直接会ったことすらありません。彼はモンテネグロに住んでいて、私はルーマニアに住んでいます。そのため、長い開発の中断期間を経て彼から最初のプロトタイプが送られてきた時、私は自分のPCを乗っ取るウイルスが送りつけられたのではないかと警戒し、わざわざオンボロのノートPCを買ってきてその上で.exeファイルを実行しました。今となれば笑い話ですね。
――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
Codrin現在、Steamでの評価は90%以上がポジティブの「圧倒的に好評」を獲得しているので、皆さん楽しんでくれているみたいです!私たちの音楽を以前から聴いてくれていた人たちが、ゲームという新たな切り口で私たちの音楽にアプローチできるようになったことが何より嬉しいですし、たとえ大半の人にとっては理解できない言語で、まるで(『Skyrim』の)ドラゴン語を聴いているように感じられたとしても、私たちの音楽を世界中の人に楽しんでもらう機会をくれたSteamには本当に感謝しています。
今の私の唯一のミッションは、本作に追加するための新しい曲をもっとリリースすることです。
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
Codrinさらに多くの楽曲と、リクエストされている(あるいはされていない)機能を追加していく予定です(寝ようとベッドに入るとアイデアが次々と湧いてくるんです)。ゲームをアップデートし、どんどん良いものに仕上げていくのが大好きなのです。
――本作の日本語対応について教えてください。有志翻訳は可能ですか?
Codrinもし興味のある日本の方がいらっしゃいましたら、ぜひ私たちにメールでご連絡ください。皆さんにいっそう楽しんでいただけるよう、快適なゲーム体験作りに全力で取り組ませていただきます。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Codrinプレイヤーの皆さんが私たちの作品で収益化すること自体、いつでも大歓迎です。ただ、今回のケースに関しては、楽曲配信会社が自動的に著作権を主張してしまう可能性があるため、コンテンツIDによる自動著作権侵害の申立を私側で完全にコントロールしきれない場合があります。とはいえ、申請を送っていただければ、ゲームプレイ動画の著作権申立を手動で解除させていただきますので、ぜひお気軽にご連絡ください!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Codrin日本が大好きなので、近いうちに行く予定です!本インタビューを読んでいただき、ありがとうございました。
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に1,000を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。








