気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、daimaGAME開発、PC/Mac向けに7月13日にリリースされたインクリメンタルお掃除シミュレーション『絨毯を洗うゲーム』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、日本産の時間リセット要素を持つインクリメンタル型クリーニングシミュレーションゲーム。汚れた絨毯をたわしやブラシでこすって泡を発生させ、水で洗い流し、さらに水切りトンボで排水溝へ押し流すことでお金を稼ぎます。稼いだお金で設備を強化すれば作業効率もどんどん向上。より速く、より多くの報酬を得られるようになります。
『絨毯を洗うゲーム』は、700円で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
daimaGAMEdaimaGAMEと申します。私たちは2人で活動している制作チームです。最近でもっとも好きなゲームは『ELDEN RING』です。
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
daimaGAME本作は、絨毯をこすり、発生した泡を水で洗い流し、排水することでお金を稼ぐ、シンプルかつ爽快感のある掃除体験を軸としたゲームです。以前から、ショート動画などで見かける絨毯洗浄の映像が好きで、「これを自分の手で延々とやれたら楽しそうだな」と思っていました。
ただ、絨毯を洗うだけではゲームとして少し平和すぎるので、洗って稼ぎ、道具を強化してさらに効率よく洗うというインクリメンタルゲームの仕組みを組み合わせました。さらに、一定時間が経過すると隕石が衝突し、それまで築いたものが失われるという、絨毯洗浄とはあまり関係のない要素も加えています。
「気持ちよく絨毯を洗っていたはずなのに、なぜか地球の運命まで背負わされている」という、少し変わったゲームになっています。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
daimaGAME一番影響を受けたゲームは、『Berry Bury Berry』です。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
daimaGAME開発中で最も印象に残っているのは、制作の途中でゲーム性が大きく変わったことです。開発初期は、ただ絨毯をきれいに洗うことを楽しむ、比較的オーソドックスなシミュレーションゲームとして制作していました。しかし途中で、「洗って発生した泡を集めて、お金にしたら面白いのではないか」というアイデアが生まれました。
そこから、稼いだお金で道具を強化し、より多くの泡を生み出して、さらに効率よく稼いでいくという現在のインクリメンタルなゲーム性へ、一気に方向転換しました。絨毯をきれいにするゲームを作っていたはずが、いつの間にか「いかに大量の泡を生み出して稼ぐか」を考えるゲームになっていたことが、開発中で最も印象深い出来事です。
――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
daimaGAME特に印象に残っているのは、絨毯と隕石という組み合わせが、ユーザーの間で予想以上に話題になったことです。ゲームに周回要素を持たせるためには、一定のタイミングで進行をリセットする理由が必要でした。そこで考えたのが、隕石を落として、それまでの状態を一度リセットするという仕組みです。一方で、ゲームを最後まで進めた先には、きちんとハッピーエンドを用意したいと当初から考えていました。
隕石はあくまでゲームシステム上の必要性から生まれた要素でしたが、「なぜ絨毯を洗うゲームに隕石が出てくるのか」というギャップが、意図せず多くのユーザーの印象に残ったようです。絨毯を洗っていたはずが、いつの間にか地球の運命を気にしているという反応を見られたことが、とても印象深かったです。
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
daimaGAME今後も細かなアップデートを重ね、動作の安定化や負荷軽減など、さらなる最適化を進めていく予定です。また、ユーザーの皆さんから「クリア後ももっと絨毯を洗いたい」という声をいただいているため、ゲームをクリアした後も引き続き楽しめる要素の実装を予定しています。
これまでの遊び方を大きく変えるのではなく、より長く、より気持ちよく絨毯洗浄を楽しんでいただけるようなアップデートにしていきたいと考えています。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
daimaGAMEもちろん大歓迎です。
――最後に読者にメッセージをお願いします。
daimaGAME絨毯を洗う気持ちよさと、少し変わった世界観を楽しめるゲームになっています。ぜひ実際にプレイして、思う存分絨毯を洗ってみてください。
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に1,000を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。








