Kinetic PublishingとHalf Mermaid Productionsは、『Her Story』『IMMORTALITY』のサム・バーロウ氏による実写SFホラー『PRECOGNITION』を発表しました。
未来を"記憶"した瞬間、その未来が書き換わる
本作は「Project C」の仮題でティーザー公開されていたタイトル。『IMMORTALITY』の系譜を継ぎ、シネマティックなFMVシーケンスと非線形のストーリーテリングを組み合わせ、プレイヤーの自由と主体性に焦点を当てた作品となります。
今回はサム・バーロウ氏に加えて、ホラー映画「ポゼッサー」「インフィニティ・プール」のブランドン・クローネンバーグ監督とタッグで制作するとのことです。
主人公は、かつて神童と呼ばれた女性ダイアナ。実験的なインプラントを脳に埋め込まれたことで、彼女は自分の未来の断片を幻視する能力を獲得します。プレイヤーの役割は、そのビジョンを探索し、特定の瞬間に焦点を合わせて現在のダイアナの記憶へ刻み込むこと。ただし予知には代償があり、ダイアナがある細部を記憶した瞬間、その先に待つ未来そのものが変化してしまいます。
サム・バーロウ氏は、「非線形ストーリーテリングの限界を試すことに取り組んできた。プレイした際の手触りを重視しつつ、プレイヤーの主体性と自由を後押しするものを目指している」とコメント。本作では調査・ミステリーゲームの感触を因果律の世界に持ち込み、プレイヤーの選択の結果として物語が展開していく構造に挑んだと語ります。

ブランドン・クローネンバーグ監督は、物語の共同開発者として、バーロウ氏とともに本作のライティングルームに加わっています。バーロウ氏は「真正なSFホラー体験にしたかった。協力者を探すなかで、ブランドンが適任として際立っていた」と説明。クローネンバーグ監督はすでに『IMMORTALITY』と『Her Story』をプレイ済みで、Half Mermaidが手がける作品の独特な物語構造を即座に理解していたといいます。
クローネンバーグ監督自身も、「私の映画は主観的で体験的なものになりがちで、ひとりの人物から見た世界が歪んでいく過程からホラーが立ち上がる」とコメント。サム・バーロウ氏らのゲームは本質的に主観的な体験であり、同じ体験をする人は2人といないため、こうしたテーマをさらに掘り下げる場として最適だったとしています。


『PRECOGNITION』は、PC(Steam)/PS5/XBOX Series X|S/ニンテンドースイッチ2向けに2028年春発売予定。Steamストアページの表記によると、日本語字幕に対応する模様です。









