この部屋、異変が起きすぎる!?恐怖に耐えてすべての変化を暗記せよ―『7 Days To Think About It』プレイレポ | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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この部屋、異変が起きすぎる!?恐怖に耐えてすべての変化を暗記せよ―『7 Days To Think About It』プレイレポ

異変が起こりまくる部屋の構造を覚えろ!記憶力が試される『7 Days To Think About It」プレイレポ

連載・特集 プレイレポート
この部屋、異変が起きすぎる!?恐怖に耐えてすべての変化を暗記せよ―『7 Days To Think About It』プレイレポ
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ゲームパブリッシャーのviviON Labよりサイコロジカル短編ホラー『7 Days To Think About It』が2026年7月16日、PC(Steam)にて配信されました。

このゲームは人気アドベンチャーゲーム『上に天井がある。(Looking Up I See Only A Ceiling)』の開発であるSilver978の新作です。『上に天井がある』に向けて同作のコラボDLCも先んじて展開されており、ファンから注目を集めている作品です。

また、パブリッシャーのviviON Labは国内大手配信プラットフォームのDLsiteを運営するエイシスなどを抱えるグループ企業株式会社viviONがスタートさせた事業で、このゲームがその第1弾となります。国内2次元コンテンツ大手がインディーゲームに参入という点でも注目されるゲームです。

今回、パブリッシャーからプレイの機会を頂きました。この記事ではそのプレイレポートをお届けいたします。

異変、起こりまくり!変化全てを記憶する「8番出口」フォロワー!!

大学を真面目に通い、無事にその課程を修めた。だが、それも半年前のこと。その後の進路が見えず、行き詰まってしまっている。今は職を探しながら、個人的なプロジェクトを進めている。努力しているつもりだが、自分の周囲は前に進んでいるのに自分は止まったままでいるような気がしてそれが辛い。

そんな悩みを抱えながら家に閉じこもり作業に没頭していたところに友人からメッセージが届く。

「久しぶりに集まろう。気晴らしにもなるはずだ。」

外出を決め、玄関に足を進める。だが、見慣れたはずの自室の様子がおかしい。廊下には見覚えのない張り紙が現れ、キッチンには謎の死体が転がっている。そして、本来ならば外に通じるはずの玄関の先には、映写機の置かれた暗い部屋と、黄色い服を着た謎の男が待ち構えていた。一体、何が起こっている?

そんな冒頭でスタートする『7 Days To Think About It』は、自身の先行きに不安を抱えるこの主人公となって、自室に巻き起こる超常現象と対峙することとなります。超常現象は冒頭登場したもの以外にもシャワー室に化け物が現れたり、謎の血痕が現れたり、なぜか冷蔵庫の中身が別のものになっていたり、自室にさまざまな変化が起こります。

本作は『8番出口』の影響を受けた作品であり、自室に巻き起こるこのさまざまな変化、すなわち異変をチェックしていくゲームです。

ですが、このゲームは間違い探しをするゲームではありません!

玄関の先に現れた部屋に待ち受ける謎の男は主人公に「見たものを記憶しろ」と迫ってきます。そして、こう聞いてきます。

「これを覚えているか?」と。

そう、プレイヤーに求められるのはさまざま変化する部屋の構造を全て記憶しておくことなんです!

主人公の自室には異変が複数同時に、それこそ全ての場所で発生します。先に触れた死体や化け物が現れるものなどは派手ですが、中には部屋に敷いてあるラグの形が変わるだけ、窓が開いているだけといった地味な異変も用意されています。こうした異変を1つ1つチェックし、全て覚えられたと思ったら謎の男が待つ部屋へ移動しましょう。

そして、プロジェクターに大きく映されたナニカがあったか、それともなかったかを解答します。正解していれば次の日へ。7日目まで正答を重ねられればゲームクリアとなります。ですが、不正解だと進んだ日が1度目は1日、2度目は2日戻ってしまい、3度不正解してしまうとゲームオーバーとなってしまいます。

間違いを探す王道の『8番出口』フォロワーではなく、異変が起こりまくっている部屋の構造を全て覚えてクイズに挑戦するという一捻りを加えたゲームというわけです。

部屋のすべてのものが毎回別のものに変化するので、覚えるのはかなり大変です。パターンもそれぞれ4つ前後と多く用意されており、プレイヤーは頭を悩ませることになるでしょう。

ただこのゲームには時間制限はなく、また本家のような死亡イベントも発生しません。全てのものが変化するのは大変に感じますが、逆に言えば順番に全てチェックして、時間をかけて覚えていけばいいだけではあります。

ですが、ここでこのゲームがホラーテイストであることがプレイヤーを邪魔してきます!

このゲームの異変にはモノの変化だけでなくジャンプスケアや音の演出もあり、しっかりプレイヤーをびっくりさせにきます。こういうびっくりに気が動転してしまうと、細かい部分のチェック漏れが発生したり、覚えた内容が抜けてしまったりなんてことが起こってくるわけです。戸棚を開け忘れてしまい、クイズ出題で「しまった!」と頭を抱えることは少なくないでしょう。

また、ベッドが血塗れの石棺に置き換わってそれが震えているなんて不気味でインパクト大の異変に比べると、サイドテーブルの目覚まし時計の位置だとか、ポスターの左右だとかの細かい部分の変化はどうしても記憶に残りづらい。しかも次の部屋に進むたびにインパクト大の異変が待ち構えているので、細かいところがどんどん上書きされてしまいます。これがかなり厄介。筆者のように記憶力が悪い方は自室を何往復もすることになるでしょう。

ホラーテイストの恐怖とインパクトで、プレイヤーの記憶をかき乱してくるのが本作の面白いところです。

将来の不安と異変の恐怖に打ち勝ち、脱出を目指せ!

恐怖演出で記憶をかき乱してくるゲームですが、ある程度遊べばそういう演出には慣れてきます。慣れてしまえば後は時間をかけて部屋をチェックするだけ。何度か遊べばゲームはクリアできるでしょう。クリアまで1~2時間程度の短編ゲームとなっており、極端な難しさは感じない遊びやすいゲームに仕上がっています。ゲームの雰囲気はよいですし、『8番出口』に一捻り加えたゲームシステムも面白く、『上に天井がある』からのファンだけでなく、短編ホラーや『8番出口』本家が好きな方なら楽しめるゲームです。

自室に起こっている異変は果たして現実なのか?それとも幻覚なのか?そして主人公は自室を脱出し、友人たちに再び会うことはできるのか?ストーリーはゲームオーバーのバッドエンドを含め3つ用意されており、特定の条件を達成することでエンディングが分岐します。恐怖を乗り越え、その結末をぜひ見届けてください。

さらに、全てのエンディングを達成するとハードモードが解禁されます。こちらは部屋のチェックに制限時間(3分から始まって最終的に1分まで短くなる)が設けられ、さらにはクイズの出題が日数を進めると増えていくというもので、恐怖演出に慣れたプレイヤーであっても歯ごたえある難易度となっています。記憶力に自信のあるプレイヤーはこちらにもぜひ挑戦してみましょう。

『7 Days To Think About It』はPC(Steam)にて発売中です。

ライター:洋ナシ/男鹿梨衣子,編集:みお

ライター/自称女子高生ライター 洋ナシ/男鹿梨衣子

PCゲームの情報同人誌を作っていたところスカウトされ商業メディアデビュー。ひんぱんに自分が女子高生であると主張している。

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編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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