男主人公&死と隣り合わせのハードな世界観…この作品、かなり異色!元々ソシャゲだった『BLUE REFLECTION SUN/燦』が『ブルリフQ』で新たな形で楽しめた。早速遊んで当時のプレイヤーたちに想いを馳せてみる | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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男主人公&死と隣り合わせのハードな世界観…この作品、かなり異色!元々ソシャゲだった『BLUE REFLECTION SUN/燦』が『ブルリフQ』で新たな形で楽しめた。早速遊んで当時のプレイヤーたちに想いを馳せてみる

『幻』とも『零』とも異なる、今までの『ブルリフ』とは異なる別方向へと舵を切った、かなり異質な作風が面白い! だからこそ、日菜子と陽桜莉の安心感がとんでもない。

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男主人公&死と隣り合わせのハードな世界観…この作品、かなり異色!元々ソシャゲだった『BLUE REFLECTION SUN/燦』が『ブルリフQ』で新たな形で楽しめた。早速遊んで当時のプレイヤーたちに想いを馳せてみる
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コーエーテクモゲームスから、『BLUE REFLECTION Quartet: 少女たちのキセキ(以下、ブルリフQ)』がリリースされました。

シリーズ1作目『BLUE REFLECTION 幻に舞う少女の剣(以下、幻)』から最新作『BLUE REFLECTION TIE/帝』までの4作を1本にまとめた本作。

これまでGame*Sparkでは1作目『幻』、2作目にあたる『BLUE REFLECTION RAY/澪』と、ブルーリフレクションの軌跡を辿ってきましたが、今回は3作目『BLUE REFLECTION SUN/燦(以下、燦)』について紹介します。

ソーシャルゲームだった原作を新たな形で収録!

『BLUE REFLECTION SUN/燦』の原作は、モバイル向けのゲームアプリ、つまりソーシャルゲームです。

『ブルリフ』シリーズにソーシャルゲームがあったということが、つい最近まで『ブルリフ』ミリしらだった筆者にとってはそもそも驚きでしたが、それはともかく。現在、同作はサービスが終了しており、オフライン版の配信もないため、『燦』の物語が楽しめるのは現状『ブルリフQ』のみという状態になっています。

これは、『燦』のファンにとってはかなり嬉しいのではないでしょうか。

そんな『燦』ですが、元はソーシャルゲームということで、はじめは原作をそのまま移植しているのかなと予想していました。

しかしゲームの内容は家庭用に向けてかなりリビルドされており、ソーシャルゲーム特有の煩雑さをほとんど解消して遊びやすくしたものへと変化しています。

具体的には、校内を歩き回りキャラクターとのコミュを楽しむ探索パートの追加と、戦闘・育成システムの簡略化です。

前者では、原作になかった主人公の操作を伴う探索が追加され、各キャラクターと自由に会話を楽しむことができます。中にはキャラクター同士のやり取りを描いた新規シナリオも含まれており、原作既プレイの方でも新たに楽しめる内容が用意されています。

また、後者では原作にあった戦闘と育成をガッツリ変更。育成に関する要素はほぼ全面的に削られており、シナリオに沿って戦闘をこなすだけでキャラクターが自動でレベルアップしていくように。

プレイヤーが行うのはパーティ編成と戦闘のコマンドのみで、初見としてはむしろこちらのシンプル化したシステムの方がありがたいと感じました。

シナリオ面では、ソーシャルゲームでのキャラクター個別のシナリオやイベントストーリーなどは収録されていませんが、メインシナリオは最初から最後までの流れを追える再編集版となっています。『零』では原作アニメの視聴が必須ですが、『燦』は原作未プレイでもしっかりと楽しむことができます。

それでは、ここからは肝心のシナリオ部分について紹介していきましょう。

男主人公にシリアスな展開……何か今までと違うな!?

本作の舞台となるのは、異灰と呼ばれる謎の灰が人類を襲った世界(一応「幻・澪」と同じ世界)……。

異灰の影響で少しずつ世界が終末へ進むなか、「三石日ノ杜学園」に所属する特殊部隊の少女たちは、「イローデッド」と呼ばれる姿に変身して日々戦いに身を投じていました。

そんなある日、特殊部隊に主人公である「あなた」が派遣されてきます。戦闘経験が未熟で最弱の部隊と呼ばれている彼女たちを助けるべく、主人公は彼女たちとさまざまな作戦へ赴いていく——というのが基本的なあらすじとなっています。

まず驚いたのは、主人公がブルーリフレクションとしては初の男性となっていることです。『ブルリフ』は公式から百合作品であると言及されているわけではないのですが、それでも根幹は女の子同士の関係性にあると感じていたので、これは衝撃でした。

とはいっても、本作中では別にハーレム状態になるということもなく、あくまで主人公が男性なだけで、本質的な部分ではやはり女の子同士の深い関係がテーマとなっていたので、遊んでいるうちにこの点は慣れていきました。

終盤の展開とかはもうほぼ百合作品になっているし。

ただ、筆者がこう思うのも、恐らく「今だからこそ」でしょう。

菜々花ちゃんというキャラクターは作中で男嫌いであることがかなり強調されて描かれていましたが、筆者もサービス開始時に主人公を見たら彼女のような反応になっていたのかもしれません。ソーシャルゲームが後に単体作品として移植されると、こういう楽しみ方ができるところが個人的には好きです。

サービス終了した今だからこそ、こうして当時のユーザーの反応やライブ感に想いを馳せて遊ぶことができる……こう言うと何ですが、遺跡巡り的な、そういった趣があります。

話が若干逸れたので戻りましょう。

ほかには、かなりシリアスな展開が多いのも本作で驚いた部分です。『ブルリフ』シリーズのお話は基本的に、女子高生たちの学園生活という大きな筋があります。

しかし、『燦』においてはそういった「爽やかな青春」という爽快さはかなり薄まっており、反対に生きるか死ぬかのサバイバルという残酷な一面がかなり色濃く描写されています。

死が身近にある灰色の日常を、それでもなんとか青色に染めようと、必死に青春を求める彼女たち……この悲しくも美しい物語構造が、本作の最大の特徴と言えるでしょう。

『ブルリフ』シリーズの中では、一番シリアスな物語だと思います。それほどに、どこかこれまでとは違う雰囲気を『燦』から感じました。

日菜子と陽桜莉の安心感やべえ……

そんなちょっとダークな色を感じさせる本作ですが、元がソーシャルゲームということもあり、過去作のキャラクターである『幻』の主人公・日菜子と、『澪』の主人公・陽桜莉がシナリオ中にも登場します。

しかもゲーム的な理由で登場したゲストキャラというわけではなく、がっつり本筋に絡んでくるキャラクターとしてです。

二人は本作に登場する少女たちの指導係、いわば“先輩”として登場し、実際に戦闘経験豊富なキャラクターとして描かれているのですが、その安心感がすごい。

「見ない間にこんなにたくましくなって……!」と親心で涙を流すファンも、当時いたのではないでしょうか。

こういったクロスオーバー的な描写が楽しめるのも本作ならでは。後半に進むと、まさに『ブルリフ』オールスターズのような絵面になっていくので、見ていて非常に感慨深いものがありました。

『BLUE REFLECTION SUN/燦』を一言でまとめるなら、やはり全体を通して異色な作品だと個人的には思います。

男主人公が中心になり、その周りで各女の子たちの物語が展開されるというストーリー構造。そして、常に生と死が隣り合わせの世界で必死に生き延びていくという、シリーズとしてはかなりダークな設定。さらに、過去のキャラクターや多人数のキャラが絡み合う、ソーシャルゲームだからこその群像劇的な展開。そのどれもが、これまでの『ブルリフ』とは一味違った楽しみを与えています。

一体、『燦』とはどんなゲームだったのか。かつて遊んでいたユーザーも、そして今作を機に初めて遊ぶユーザーも、ぜひ当時に想いを馳せながら遊んでみてはいかがでしょうか。もしかしたら、当時には見えてこなかった『燦』の新しい一面を発見することにも繋がるかもしれません。


BLUE REFLECTION Quartet: 少女たちのキセキ』は、PS5/ニンテンドースイッチ/ニンテンドースイッチ2(ダウンロードのみ)/Steamで発売中。

なお、Game*Sparkでは今後続けて『ブルリフQ』残りの収録タイトルである『BLUE REFLECTION TIE/帝』の記事を掲載予定です。お楽しみに!

【Switch】BLUE REFLECTION Quartet: 少女たちのキセキ
¥6,282
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
【PS5】BLUE REFLECTION Quartet: 少女たちのキセキ
¥5,992
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ライター:植田亮平,編集:八羽汰わちは




編集/ 八羽汰わちは

はちわたわちは(回文)Game*Sparkの共同編集長。特技はヒトカラ12時間。

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