皆さん、今年の夏はいかがでしたか?
今年2026年から、猛暑日を通り越した「酷暑日」なんて言葉も正式に使用されるようになりました。近年では8月が終わり9月に入ってもまだまだ暑い日が続くイメージがすっかり定着したように感じています。筆者が子供のころは「水が冷たすぎるから、今日のプールの授業は中止!」なんてことがあったものですが、今は逆の理由で中止になるそうですね。
いったい、夏はいつからこんなことになってしまったのでしょうか……。夏休みや夏祭りといった夏のイベントも、「楽しい!」より先に「暑い……」と感じたりして。
そこで本記事では、少しレトロな、もう少し涼しかった時代の夏祭り・夏休みゲームをご紹介します。
使用するのは『魔導物語 超きゅ~きょく大全 ぷよぷよ入り』、懐かしのコンパイル作品を2作お届けします。レトロゲームであの頃の雰囲気を感じて、納涼しましょう!
●『あっぷるそーす あのコと夏祭り』

『あっぷるそーす あのコと夏祭り』は、あっぷるそーすシリーズというADVシリーズの1作で、かつてコンパイルから発売されていたディスクステーションの、10号に収録されたミニゲームです。
内容は、学校の帰り道に気になるあのコを夏祭りに誘ってデートする、というもの。ミニゲームというボリュームもあり、ヒロインの「あのコ」の名前は出てきません(主人公の名前は開始時に設定可能。なお入力しないまま開始すると小ネタ要素あり)。


そしてその夏祭りデートでは、いつでも告白することができます!


全4種のエンディングが用意されており、あのコの好感度などによりエンディングが分岐します。好感度最大状態での告白のみエンドロールが流れます。好感度最大エンディングがやはり王道だとは思うのですが、個人的には好感度中のエンディングもなかなか好きです。学生の恋愛らしさがあります。
好感度を上げるには、さまざまな場所をクリックしてあのコと交流を深め、イベントを発生させる必要があります。可愛らしい反応から、コンパイルのゲームに言及したもの、はたまたジョジョネタ(!?)など、さまざまな反応が用意されています。なお、同じ場所のクリックでも好感度に応じて反応が変化するため、こまめにクリックすることをおすすめします!




好感度を最大にするには複数の条件があり、その中にはクイズ大会で全問正解というものがあるのですが……クイズというのは時勢が反映されるもの。流石に少し大変でした……。なお、普通にためになる問題や、マニアックな問題も出題されます。



短い内容ながらドット絵の魅力がぎゅ~っと詰まった作品です。レトロゲーム配信サービス「プロジェクトEGG」で発売されており(プレイするには月額サービス登録が必要)、比較的手に取りやすいのではないでしょうか。
あのコと忘れられないひと夏の思い出を作るため……ぜひ、好感度最大を目指してみてください!

●『魔導物語A ドキドキばけ~しょん』
続いて紹介するのは、『魔導物語A・R・S』のA(アルル編)をリメイクした作品(全くの新規ストーリーなので実質別物)、ゲームギアで発売された『魔導物語A ドキドキばけ~しょん』です。

4歳の誕生日を迎えたアルルは、明日から始まる夏休み、妖精の森の向こうにあるおばあちゃんの家にひとりで行くことを許してもらいました。……実を言うと、そうすれば「お母さんのお小言を避けられて、充実した夏休みを送れるのでは……!?」と考えたのです。なかなかにずる賢い!
意気揚々と森を進むアルルでしたが、森の様子がどこかおかしいです……。妖精さんたちの姿が見当たりません。
代わりにいたのは、緑のロングヘアーと赤眼に左右の角、禍々しい翼、それから莫大な魔力をお持ちでお馴染みの、あのお方でした。


建設会社サタン・ビルダーの社長兼現場監督である「親方」は、妖精の森にレジャーランド(遊園地)を作ろうと目論んでおり、森林伐採している最中でした。
「妖精や動物たちのお家を壊すなんて!遊園地なんていらない!」と、親方の野望を打ち砕くべく、アルルの冒険が始まるのです。



中身はいつも通りの魔導物語で、3Dダンジョン型RPG。ただ、アルルが4歳という設定だからか、魔導物語にあるグロ要素はない印象です。

難易度も優しく、例えば罠であるはずの落とし穴に遭遇してもダメージ等ペナルティはありません。序盤のレベリングは少し大変に感じましたが、発売された時代を考えればそれも優しい方だと思います。また、本作に限ったことではありませんが、数値ではなくセリフや音楽で体力を管理するため、慣れるまでは少し大変かもしれません。

先ほども言ったようにグロ要素はないものの、カレーライス関連アイテムで体力回復できたり、魔導力回復アイテムがお酒だったり、シュールなネタが用意されていたりと、魔導物語/コンパイルらしさは健在です。また、見事なドット絵で、4歳児アルルの可愛らしさが存分に表現されています。アルル以外の妖精や敵(一部を除く)も、全体的に可愛らしいです。

子供向けということでもなくストーリーもしっかりしており、終盤には思わずホロリと来るような展開も。いろんな年齢層が楽しめる魔導物語になっている、といった感じでしょうか。難易度的にもストーリー的にも、魔導物語入門としておすすめな1本だと思います。

ボリューム的にも、初めて触れる3Dダンジョン型RPGとして良いかもしれません。3Dダンジョン型RPGって、慣れないうちは難しいですよね。今でこそ楽しんでプレイできる筆者ですが、昔は苦手でした……。苦手なりにプレイしていたらなんか、いきなりコツをつかんだ瞬間があったんですよね。

この調子で魔導物語を制覇したい……!あわよくばアルルたちの魔導物語新作が欲しい……!!
……なんて思いつつも、皆さんの中にもご存じの方はいらっしゃるでしょうが、「派生作品ぷよぷよシリーズとぷよぷよに登場したキャラクターの権利をSEGAが、魔導物語シリーズとぷよぷよ未登場キャラクターの権利はD4エンタープライズおよび業務提携先のコンパイルハートが所持している」という状況になってしまっているため、リメイクや移植についてはなかなか辛そうのが正直なところです……筆者もわかっているんです……。
(『魔導物語4(仮)』と言われていた『魔導物語 フィアと不思議な学校』でも、アルルやルルーといった面々は登場しませんしね)
それに、もし夢が叶っても、令和コンプラで魔導物語の良さは再現できないかもしれない……なんて思っていたら、同じく「あの頃のゲーム」の新作が凄いことやりおったので、そちらの方は案外希望があるかもしれません……!
D4エンタープライズさんの「プロジェクトEGG」や「EGGコンソール for Switch」もあることですし、あまり悲観せずいつか叶う日を夢見て「令和にも、魔導物語が好きな人がいるんだぞ~!」と胸を張って主張していきましょう!
本作も『あっぷるそーす あのコと夏祭り』と同様「プロジェクトEGG」で販売されています。可愛いアルルちゃんと、令和もぜひ冒険に繰り出してくださいね。ばよえ~ん!













