『Titanfall 2』シングルプレイ詳細が明らかに―Respawn体験会レポート | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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『Titanfall 2』シングルプレイ詳細が明らかに―Respawn体験会レポート

本記事では、『Titanfall 2』開発元Respawn Entertainmentが本社スタジオで開いた同作体験会の様子をご紹介。シングルプレイヤーモードの気になる情報に焦点を当てながら、プレゼンで見て感じたことをお伝えします。

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『Titanfall 2』シングルプレイ詳細が明らかに―Respawn体験会レポート
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発売日が2016年10月28日に決まり、日に日に期待が高まるRespawn Entertainmentの『Titanfall 2(タイタンフォール2)」。先日Respawn Entertainmentの本社スタジオでマルチプレイヤーモード体験会が開かれ、プレイ前のプレゼンテーションにおいて待望のシングルプレイヤーモードの詳細が少し発表されました。イベント専用に用意された映像は実際のゲームプレイやカットシーンを多く含み、残念ながら音声・映像の録画が一切禁止されていましたが、メモれる限りの情報提供は可能との事で、プレゼンテーションを見て感じた事をお伝えします。

※ここから先はシングルプレイヤーモード序盤のネタバレが多く含まれます。なお、紹介された映像は開発中の物であり、必ずしも製品版に反映されるとは限りません。

■『タイタンフォール2』シングルプレイヤーモード序盤に展開する物語とは


『タイタンフォール2』シングルプレイヤーモードの主人公として操作するのは、ミリシア所属の兵士“ジャック・クーパー”。フロンティアでは一種のヒーロー的存在であるパイロットを目指す、下っ端のライフル兵としてフロンティアで勤務しています。胸に志を秘めるジャックは、ミリシア現役パイロットのラスティモサ指揮官による特別訓練を受けてきたため、徐々に夢に近付きつつあるところ。そんな中、彼はミリシアによるIMC施設攻撃“ブロードソード作戦”に参加することに。作戦のため研究用惑星に赴くジャックですが、紆余曲折の末に緊急着陸用ポッドに乗り込み、宇宙船から脱出しなければならない状況に……といったところで、物語が始まるそうです。

IMCの研究惑星への不時着で幕を開けるストーリーモードですが、主人公ジャックは早速大ピンチに見舞われます。致命傷を追いながらも窮地を救ってくれた教官の鑑・ラスティモサから託されたのは“ヴァンガードタイタン BT-7274”。しかしながら手にしたタイタンはバッテリー切れ。まずは電力を確保するパートから始まります。IMC基地と思しき施設でバッテリーを拝借し、後々にはジャック以外の不時着者との連携プレイも可能になるのだそうです。


マッコイ氏曰く、シングルプレイヤーモードにおいて“タイタン”には3つの原則が存在するとのこと。1つ目は「パイロットとのリンクを要する」。2つ目は「ミッションの遂行(必要ならばパイロットよりもミッションを優先するべき、とプログラミングされている)」。最後は「パイロットの護衛」。2つ目と3つ目に関しては序盤のゲームプレイ映像にも大きく関わり、通信によるアドバイスや安全を確保するシーンなども見られました。

ラスティモサはどうやらこの惑星に居るアンダーソン(Anderson)と言う方に会いに行くミッションの道中で、BTはそれを遂行するためジャックを連れて行く事になります。アンダーソンと会ったジャックはIMCの重要な機密を得り、それをもとにBTは「ビーコン(Beacon)」なる機材の起動が必要だと助言します。ただ、ロボットが作業し、人間の滞在には向いていないIMC施設の内部に入り起動装置を確保する事が必要……ジャックとBTは共同作業でその施設に潜入し、起動装置を確保し、ビーコンを起動するべく奮闘します。

……といったところで、映像が終了。序盤の主な見所をカットシーンやプレイ画像を使い紹介されましたが、ウォールランや二段ジャンプからグラップリングの利用まで、馴染み深いものから今回新しく導入されるタイタンフォールの様々な機動力を最大限に活かす地形設定が多く目立ちました。さらに、時にはクロークで敵をしのぎ、時には大胆に背後から暗殺すると言った、ゴリ押しのみでは勝てない従来のアクションゲームに要素も満載。マッコイ氏の宣言通り、ユーザーの期待を極力裏切らない、自由な機動力に満ち、なおかつ突破するに考えねばならない所もある、素晴らしい出来に仕上がっていると言っても過言ではないでしょう。

余談として、紹介の後半でIMC側の重要キャラの1人がアーノルド・シュワルツェネッガーぽい喋り方をしていて、見ていた方々が爆笑していました。日本語版でも、そう言う細かい所にも注目すると面白いかもしれません。

■Respawnプロデューサーが語る、シングルプレイヤー開発の意図


本作プロデューサーのドリュー・マッコイ氏は、今回の新映像紹介の前に今作の開発背景に言及。『タイタンフォール』ファンの多くがその世界観とキャラクターの背景に興味を示していたため、開発チームは前作のプレイフィールやゲーム性をシングルプレイヤー用ゲームに落とし込むべく、「2年越しの大型プロジェクト」として本作に取り組んだとのことです。


ゲーム内で「比較的使い捨てで壊れやすい」と言える“タイタン”ですが、多くのユーザーはマルチプレイモード内においても「何かしらの形で繋がりを感じられた」と意見を述べていたのだとか。開発チームはその繋がりを重視し、シングルプレイヤーモードを構成する3つのコア――「自由な機動力」「乗り降り自由なタイタン」「パイロットとタイタンの繋がり」を基にしつつ、ゲームデザイナーと共に「“1人で『タイタンフォール』を遊ぶ”ことのどこが面白いのか」を深く追求していったのだそうです。

大掛かりな開発を経た『タイタンフォール2』シングルプレイヤーモードをチームが振り返ったときには、「それが1人用『タイタンフォール』として予想出来たゲームではなかった」と気付いたと、マッコイ氏は語ります。続けて彼は「前作経験者ならきっと“運動量が高くて、100%を越えるような努力をして、遊ぶ前にエナジードリンクを3本一気飲みしないといけないようなゲーム”になると思うだろう」と述べつつも、実際に仕上がったシングルプレイヤーモードはパズル性にも富んだ、「(操作における)休止時間が多いゲームになった」とコメントしました。

マッコイ氏曰く、今作シングルプレイヤーモードは「パイロットが様々なパズルのようなイベントを突破し、様々な手順を提示したもの。爆発する綺麗な通路を強制的に通らせるものでもなく、宇宙船が目の前を憚るものでもない。このゲームは何分も会話が全くなく、何分も爆発が全く起きない。そして、ある意味、より考えこませるゲーム」であるそう。


その内容を明確に紹介するのは簡単なことではなく、「どのように短い時間でこのゲームを効果的にデモンストレーションするのか?」という点も大きな課題であった様子。「単純に6~7分かけてステージを遊ぶだけでは、“今のはいったいなんだったんだ?”と言われてしまう」と語られるシングルプレイヤーモードを分かりやすく紹介するために今回の体験会用デモンストレーション映像が生み出されたと、マッコイ氏は述べました。

以上が、今回Respawn Entertainmentで得られたシングルプレイヤーモードに関する情報。この後、マルチプレイヤーモードの新たなフィーチャーを扱ったハンズオンレポートもお届けする予定なのでお楽しみに。

『タイタンフォール 2』は、PS4/Xbox One/PC(Origin)をプラットフォームに日本国内で2016年10月28日発売予定です。
UPDATE: 記事内の誤字訂正致しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございます。
《Game*Spark》
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