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【特集】『レインボーシックス シージ』新シーズンで何が変わったのか?「ブラッドオーキッド」を独断と偏見で解説

2017年9月5日より開始された『レインボーシックス シージ』Year 2 シーズン3「オペレーション・ブラッドオーキッド」。本記事では、アップデートによって本作がどう変わったのかを、筆者の独断と偏見でまとめてみました。

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2017年9月5日より開始された『レインボーシックス シージ(Tom Clancy's Rainbow Six Siege)』Year 2 シーズン3「オペレーション・ブラッドオーキッド」。新シーズンでは、オペレーター、マップなどが追加されたことにより、作中のバランスを含む環境が変更されました。本記事では、このシーズンにより、本作がどう変わったのかを、筆者の独断と偏見でまとめてみました(配信から約2ヶ月が経ちましたが……)。

この「オペレーション・ブラッドオーキッド」では、香港のS.D.Uから2人、ポーランドのGROMから1人のオペレーター(それに伴い武器も)、そしてマップ「テーマパーク」などが追加されました。



新オペレーターの使い心地


Ying

攻撃オペレーターのYingは、壁に固定できるクラスターフラッシュチャージで、グレネードとして転がして使用することもできる「カンデラ」を使用可能。使用ボタンを長押しすれば、起動までの時間を長引かせられます。また、Ying自身は「カンデラ」の効果を受けませんが、味方が使用するフラッシュバンなどの効果は受けます。

「カンデラ」には6発のクラスターチャージが入っており、効果範囲は非常に広いものの、1発のフラッシュ効果は短く、物陰に入ってしまえば防げてしまうため、Yingを使用して突撃する場合は手前に転がして1つ、奥に1つを投げ入れるなどして、最低でも2つを使いたいところ。壁から突入する場合は、ブリーチングチャージとの併用がおすすめです。


ライトマシンガンのT-95 LSWは、LMGというより、装弾数の多いアサルトライフルという印象。SIX-12は、癖のないショットガンですが、逆に装弾数が少なく、リロードスピードが早いとはいえ戦闘中のマガジン管理が重要かもしれません。なお、YingのカンデラはYagerのADSなどで無効化されます。

恐ろしいのは、爆弾ルールでのYing。サブガジェットにスモークグレネードを装備した状態で、違う方向へカンデラを複数投げ、スモークグレネードも使って煙幕を張れば、敵を混乱させたまま、ディフューザーを設置できることも(もちろん敵の展開方法にもよります)。カジュアルで試してみるべし。

Lesion

防衛側オペレーターであるLesionは、設置後に透明化する棘付きトラップ「GU」を所有。踏んだ敵オペレーターは即時ダメージ10を受け、棘を抜かない限り、継続した毒ダメージ8を受け続けるほか、ダッシュができなくなります。棘を抜く際は、自動的に視点が下に向くので、無防備に。Lesionだけは、置いたGUの位置がわかるので、踏まれた場所を把握し、迅速に攻撃すれば、有効的に防衛が行えるでしょう。



「GU」は時間経過、具体的には35秒ごとに1つずつ増えていき、最大7つ使用できるようになります。これ以上使用することはできず、破壊されても使用できる数は回復しません。とはいえ、非常に見えづらく(体感ではEchoのドローンよりも視認しづらい)、窓下に設置しても1つのサイズが小さいため、(Frostのウェルカムマットを壊すのと同じように)下を撃ちながら入っても、壊せないことが多々あります。「GU」は、ThatcherのEMPグレネードで破壊されます。さらに味方のBanditにも壊されるので注意。

1つ注意したいのは、さきほども触れた「GU」が時間経過で増えていく点です。最低でも4つor5つは「GU」を撒いて敵をけん制したいところで、防衛したエリア周辺の“アラート代わり”にもなります。そのため、積極的な遊撃を始めとする、すぐに倒される危険性が高い行動は避けるべきかと思います。また、開始直後に接近戦になりやすい民家など、狭いマップでの選択も慎重になった方が良いと感じました。


SIX12 SDは、YingのSIX-12にデフォルトでサプレッサーが装着されたショットガン。リボルバーのような弾倉のおかげでリロードはYing同様早いですが、やはり装弾数の少なさは気になるところ。しかし、サプレッサーが付いているのにもかかわらず、YingのSIX-12とダメージが(ステータス上は)変わらない点は嬉しい部分です。

Ela

防衛側オペレーターのElaは、聴覚と平衡感覚を奪う感応式コンカッション地雷「GRZMOTマイン」を3つ使用可能。ありとあらゆる面に接着できる「GRZMOTマイン」の起爆/効果範囲は思ったよりも広く、味方と自分を巻き込む性質のため、設置場所には気を付けたいところです(味方に除外されかかったことがあります)。自分がダウンした際には直接「GRZMOTマイン」を投げつけられるところも魅力の1つかもしれません。

また、以前にMontagneが強化され、ニトロセルが有効なガジェットではなくなってしまって以降、目立ったカウンターオペレーターは、ほぼSmokeのみとなっていました。が、Elaの「GRZMOTマイン」はMontagneの展開したシールドを強制的に解除させられるため、とりわけ一対一での短期決戦が楽になったという印象があります。


Elaのプライマリはどちらも強力で、とりわけ「SCORPION EVO 3 A1」は50発というSMGトップクラスの装弾数と高レート。アップデートでリコイルが強くなってしまいましたが、まだまだ使いやすいと言えます。とはいえ、SMGの性質上、長距離戦には向いていないので、戦闘するエリアには注意が必要そうです。また、「FO-12」は、マガジン式のショットガンでスぺツナズ防衛オペレーターが使うショットガン「SASG-12」に近い使用感。足の速さを活かすことを前提に考えれば、こちらを選んでも活躍の場はありそうです。

なお、Elaのハンドガン「RG15」は現時点で唯一ハンドガンにレッドドットが搭載されており、非常に使いやすい性能となっています。あとはお尻が……注目の的になります。

筆者がプレイして感じた新オペレーター3人の使用感は以上の通り。味方との兼ね合いもありますが、どれもユニークな特徴を備えているので、立ち回りをマスターすれば、強力な存在となるでしょう。では、一方で、これら新オペレーターが導入された結果、既存のオペレーターにはどのような影響を与えたのでしょうか。次は、そちらを解説していきます。

既存オペレーターのピックはどう変わった?


今回のシーズンでは、追加コンテンツ導入の計画が変更されたことによって、防衛オペレーター2人、攻撃オペレーター1人が追加されました。防衛の2人は、どちらもいわゆるトラップ設置系のアビリティを持っているので、この点を見越せば、IQのピック率は以前よりも上昇したといえるでしょう。

とはいえ、IQを選択するプレイヤーが毎回いる、と感じるほどピック率が上がったというわけではなさそう。むしろ、筆者としては、(従来のBandit、Mute対策を含め)よりThatcherへの依存度が高まったという見方をしています。このため、Thatcherが早期に死亡した場合、ただちに影響はなくとも、ラウンド後半にその影響が出てくることもあるかもしれません。

もちろん、これはIQの有用性が低いというわけではありません。IQはフラググレネード持ちですし、Valkyrieのブラックアイ(カメラ)や電子機器系の設置物の発見、スピード3、バリエーションに富んだプライマリ武器はやはり魅力的。Thatcher、Thermiteなど、必須級のオペレーターが味方にいるなら選んでみてもいいかもしれません。

    個人的オススメオペレーター組み合わせ
    その1:Lesion×Frost
    この組み合わせは、Frostのウェルカムマットのすぐ近くにGUを置くことで効果を発揮。通常、ウェルカムマットを踏んだだけでは敵を即死させられませんが、GUがあることによってトドメを刺せます。

    その2:Ela×Frost
    ドア口の展開型シールドや窓の入り口にウェルカムマットがある場合、その上にElaのGRZMOTマインを置いておくだけで準備は完了。窓や展開型シールドを飛び越え、下(ウェルカムマット)を撃ちながら入ってきても、GRZMOTマイン起爆直後は銃が撃てなくなるので、敵を確実にダウンさせたいときはこの組み合わせがオススメ。

    その3:Ela×Frost×Lesion
    上記2つを合体した組みあわせ。敵のオペレーター構成にもよりますが、Thatcherなどで破壊されない限り、安定した戦果が挙げられるはず。パーティ前提な感も否めませんが、まずは、カジュアルで試してみてください。

    その4:Ying×スピード3のオペレーター
    敵を混乱させるオペレーターとして優秀なYingは、足の速いオペレーターと相性が良く、一気に制圧したいときには重宝します。Ash、IQ、Capitao、Hibanaなどがいるときは援護してあげるといいでしょう。ただし、カンデラは味方も影響を受けるので、使用タイミングは気を付ける必要があります。


新マップ「テーマパーク」って正直どう?



このシーズンから追加された新マップ「テーマパーク」はその名の通り、香港にある廃墟となったテーマパークが舞台。『レインボーシックス シージ』作中でも最大級の広さを誇っており、至るところに存在する破壊可能な壁や、出入り口の多さが特徴的です。

マップ構造を覚えるだけでも大変な本マップですが、前述した内容から分かる通り、非常に攻撃方法のバリエーションが豊富となっています。こうなると、防衛側が大変ではないかと思われますが、いかんせんマップが広すぎるのと、部屋/障害物の多さから、防衛オペレーターが隠れやすいという側面もあります。そのため、終盤でも油断できない場合があり、広いからこそ、局所的な戦いになることも多いです。

ただ、攻撃側のスポーン地点に対応した開幕キル(いわゆるリスキル)の方法があまりにも広く知れ渡っているため、厄介に思うユーザーもいるかも(逆に対策も練られてはいますが……)。敵と味方の組み合わせによっては秒速でラウンドが終わることもあります。


また、侵入地点が数多くあるため、防衛側の設置系トラップの成功率はあまり高くならないと思います。だからこそ、多くのトラップを設置できるLesionが追加されたのだろうと推察できますが、いっそのこと、トラップだらけにしてしまえるオペレーター編成にするのも面白そうですね。

そのほか気になった点


そのほかで気になった変更点は、主にドローンに関するもの。まずは、ドローン1つ目が生きている状態で2つ目を出しても1つ目が壊れなくなったことは嬉しい変更点ですね。時間の浪費が減ったので、より索敵のやりやすさが増しました。

また、ドローンの可動視点範囲が広がったので、とりわけTwitchのショックドローンでの強みがより発揮されるようになりました。しかしながら、通常のドローンですと、ほぼ真上まで見れるようになったので、逆にジャンプが難しくなった(真上にジャンプしてしまう)とも言えそうです。

一方で、有刺鉄線に仕掛けたBanditのショックワイヤーに触れると、ドローンが問答無用で破壊されるようになったので、Muteが敵にいなくても注意が必要になりました。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

ということで、遅いのは承知で「オペレーション・ブラッドオーキッド」でなにが変わったのか、そしてなにが追加されたのかを私見を交えてお届けしました。オペレーターが追加されるということは、単に新しいキャラクターが増えるということでなく、そのほかのオペレーターにも影響を与えるというのは、本作の面白いところ。シーズンパスはもちろん、ブースト、エリートセットまで買ってるので、まだまだ辞め時がわかりませんね。

『レインボーシックス シージ』はPS4/Xbox One/PCを対象に、国内外で発売中です。
《秋夏》
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