気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Wave Light Games開発、PC向けに12月17日リリースされた中世ファンタジーストラテジーRPG『Shieldwall Chronicles: Swords of the North』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、中世とファンタジーをミックスさせた世界観が舞台のストラテジーRPG。プレイヤーは戦士、魔法使い、モンスターなどの軍勢を率い、北の大地を旅します。戦闘はターン制で、選べるクラスは15種類。キャンペーンモードのプレイ時間は50時間以上を想定しているということです。記事執筆時点では日本語未対応。
『Shieldwall Chronicles: Swords of the North』は1,520円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Raj Dhillon氏(以下Dhillon氏):2人で活動しているインディーゲーム開発会社Wave Light Gamesのうちの1人、Raj Dhillonです。私たちはカナダ・トロントに住んでおり、ストラテジーゲームとRPGに注力しています。デビュー作の『Demon’s Rise(iOS/Android)』はモバイル向けでしたが、今はPC向けのタイトルを開発しています。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Dhillon氏:本作の開発は一年半に始まりました。以前に私たちが作っていたストラテジーRPGのゲームエンジンを完全にデザインし直し、新しいアニメーション、新しいキャラクターモデル、そして多くの新しいゲームプレイ要素が追加されています。また、ストーリーはゲームブック形式で展開するため、プレイヤーはストーリーと戦略的なバトルを一本のゲームで楽しめるようになっています。
――本作の特徴を教えてください。
Dhillon氏:本作は、リアルな中世の戦闘と魔法やモンスターを組み合わせた、ターンベースの戦略RPGです。プレイヤーはシールドウォール、槍、守りの構えなどといった本当にある戦闘方法を使い、魔法と組み合わせ、巨大なモンスターを自分の軍勢に参戦させたりします。そうして、小さく残忍なゴブリンから巨大なドラゴンまで、様々な敵が現れる長いキャンペーンを戦い抜くのです。キャンペーンは50を超えるレベルが用意され、分岐も存在します。プレイヤーによる選択は、ラストバトルとエンディングのストーリーに影響しますよ。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Dhillon氏:本作は「純潔のマリア」で描写されるリアルな中世の戦いから影響を受けています。すべてにおいてなるべくリアルになるように務めており、ファンタジー要素は上手い戦略で打破することが可能です。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Dhillon氏:ゆっくりとですが、新しい言語を順次追加していく予定です。最初はフランス語、次にスペイン語を予定しています。日本語も候補にはありますが、私たちが小さい会社であることと、良い翻訳者を見つけなくてはいけないことから、まだまだ時間がかかるでしょう。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Dhillon氏:本作を実際に遊んでみていただけると嬉しいです。本作をベースに、東の王国を舞台にしたゲームを将来的に作りたいと思っており、侍、浪人、そして日本のモンスターを操るものになる予定です。実は私たちのデビュー作『Demon’s Rise: War for the Deep』には侍が登場しており、かなり人気のキャラクターです。
――ありがとうございました。
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