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警察署長から敏腕オペレーターまで!日本語で遊べる警察のお仕事体験ゲーム5選【年末年始特集】

本稿では、「警察のお仕事」にフォーカスしたゲーム5タイトルをご紹介。PCや家庭要ゲーム機でプレイでき、日本語がサポートされている作品を集めてみました。

連載・特集 特集
警察署長から敏腕オペレーターまで!日本語で遊べる警察のお仕事体験ゲーム5選【年末年始特集】
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「警察」。それは日々、私たちの暮らしを守るために活動する行政機関。私たちが安心して暮らすためには必要不可欠な組織ですが、リアルな世界を構築する昨今のゲームにおいてもその大切さは同じことでしょう。しかし、そんな彼らに我々ゲーマーたちは、一体どんな仕打ちをしてきたでしょうか?車をぶつけたり銃や爆弾で吹き飛ばしたり、血で血を洗うような戦いを仕掛けてきたはずです。いや、まあ逆に仕掛けられたことも多々ありますが……。

特に現代が舞台のオープンワールドアクションゲームで出会う「警察」は、自由を謳歌するプレイヤーにとっては「敵」になりがちです。しかし、たまにはそうした感情から離れて、「警察側に立ってみる」のはいかがでしょうか。日々ゲーム内で敵対する警察官たちは、普段街中をぶらついて、いったいどのような仕事をしているのか。それを知れば、彼らに対する憎しみや怒りを解くことができるのではと思うのです。

そこで本記事では、警察のリアルな日常と業務にフォーカスしたタイトルから、筆者の選考による5本を紹介したいと思います。今回は英語に不慣れなプレイヤーにも手が出しやすいように、日本語対応済みタイトルのみを選んでいます。

◆『Beat Cop』



■デベロッパー:Pixel Crow
■パブリッシャー:11 bit studios
■発売日:2017年3月31日(PC)、未定(ニンテンドースイッチ)
■機種:ニンテンドースイッチ/PC

本作の舞台は80年代のニューヨーク。とある事情で刑事から降格された警察官ジャック・ケリーを主人公とするポイントクリック式ADVです。古き良き警察ドラマにインスパイアされたウィットに富む会話劇、ドット絵ながら緻密に描写された街並みなどに目を惹かれますが、その最大の魅力は何といっても、街を生きる1人の警官としてロールプレイができるという点でしょう。


主人公はあくまでも一介の警察官。酒屋や薬局など地域の商店を巡回したり、路肩に駐車している車の違反切符を切ったりなどが日常の業務になります。特に違反切符切りは毎朝ノルマを言い渡され、達成できなければ給料にも響いてしまうので、プレイヤーは目を皿のようにして路肩に目を光らせ、違反を見つけたらすかさず切符を切っていかなければなりません。また、巡回の担当地区内では犯罪組織も活動中。彼らを厳しく取り締まるか、それとも協力して私腹を肥やすかを選択することも可能です。

ノルマを達成して警察内部での評価を上げるか、市民のために誠実に働く良き警察官になるか、それとも賄賂にまみれた汚職警察官になるかを自由に選択できる本作。ドーナツをかじりながらプレイすれば、さらに没入感が増すかもしれませんね。

本作のお巡りさんたちは、みんな口が悪い。こんな会話の応酬が全編で繰り広げられます。


◆『911 Operator』



■デベロッパー:Jutsu Games
■パブリッシャー:Games Operators
■発売日:2017年2月24日
■機種:PC

本作は、厳密には警察業務のみにフォーカスした作品ではありません。プレイヤーは緊急通報に対応する通信指令室のオペレーターとなり、警察、救急、消防チームを現場へ派遣しなければなりません。基本的には地図上に出るアイコンに、対応ユニットを派遣するだけで良いのですが、市民からの緊急通報がかかってくる場合もあります。この通報は実際にかかってきた通報内容を基に作成されており、緊迫感やリアリティは抜群。住所を確認し、事件なのか事故なのか、怪我や急病なのか、怪我人ならその人数や怪我の程度はどうなのか、など様々な情報を聞き出して派遣する人員を判断します。


一日が終わると、仕事内容から評価を受け予算が割り振られます。この予算で車両、装備、スタッフを増やしていくことが可能。白バイや護送車、ドクターヘリ、通常の消防車よりも消化能力の高いテクニカルトラックなど、様々なタイプの車両を配備できます。また、基本的にはアメリカ国内の都市を想定したゲームですが、世界各国の都市マップでプレイすることもできます。日本国内の都市も利用可能で、筆者は本作の初回起動時、自宅近くの新宿区を中心としたマップでプレイできました。

警察密着ドキュメンタリーなどが好きなプレイヤーにはたまらない本作。ヘッドホンを付けてプレイすれば、さらに臨場感のあるプレイが楽しめるでしょう。作中の日本語訳には拙い点がいくつかあり、一部未翻訳の部分などもあるので注意が必要です。

ロード中には、実際の緊急通報時に役立つTipsも閲覧可能。


◆『Flashing Lights』



■デベロッパー:Nils Jakrin
■パブリッシャー:xcalibur Games
■発売日:2018年6月8日
■機種:PC

本作も、厳密に警察のみをテーマにした作品ではなく、前述の『911 Operator』のように警察・消防・救急にフォーカスしています。最大の違いは、プレイヤー自身が隊員となり現場に急行するという点でしょう。ゲームはオープンワールド内で進行。プレイヤーは警察官、消防士、救急隊員のいずれかを選択し、それらの職務をこなしていきます。シングルプレイのほかマルチプレイも可能であり、消防士のプレイヤーが事故車両のドアをこじ開け、救急隊員のプレイヤーが負傷者を搬送するといった、協力要素も存在しています。


警察官としての職務は、主にスピードガンによる速度違反や駐車違反の取り締まり、逃走する犯人の確保など。消防士では、消火活動はもちろん、様々な工具を使っての障害物の排除、救急隊員では、救急患者の搬送や現場での応急処置など、緊急サービスのリアルな任務を体験できます。

なお本作は、記事執筆時点で早期アクセス中。定期的にコンテンツがアップデートされており、今後の予定では警察の仕事に、職務質問やアルコール検査なども実装されるとのこと。これからどのような作品となっていくのか、将来が楽しみなタイトルとなっています。

ネコちゃんの救助なんてミッションも。


◆『This Is the Police』



■デベロッパー:Weappy Studio
■パブリッシャー:THQ Nordic
■発売日:2016年8月2日(PC)、2017年3月21日(PS4/Xbox One)、2017年12月5日(ニンテンドースイッチ)、2018年12月13日(iOS/Android)
■機種:PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ/PC/iOS/Android(PC/Android版以外すべて日本語未対応)

本作は警察運営シミュレーション。プレイヤーは定年間近の警察署長ジャック・ボイドとなり、様々な問題に対応していきます。しかし本作最大の目的は、退職するまでの約半年間の間に退職金50万ドルを貯めること。市民のために健全な警察組織を運営するのか、金のために悪事に手を染めるのか、悩ましき警察署長の日常(?)を体験できる作品になっています。


ゲームでは市内からの通報に対応。様々な種類の通報に対して、どんな警察官を、何人派遣するのか決めなくてはなりません。誤報などもあるので、無計画に派遣していると本当に必要な時に、署内の警官が全員出払っているという事態にも……。そのため、通報内容を注意深く吟味し、派遣人数には細心の注意を払う必要があります。また、市長や地元マフィアから協力を求められることも。応えれば市への要求が通りやすくなったり、不正な献金を受けたりと恩恵に与れますが、もちろんそのためのリソースを割けば、市民への対応が疎かになるでしょう。

権力の犬となって私腹を肥やす悪徳署長になるも良し、市民のため清廉潔白な署長を目指すも良し。プレイヤーの倫理観が問われる本作をプレイすれば、現実の警察が起こす不祥事の理由も分かってしまうかもしれませんね。なお、続編の『This Is the Police 2』も日本語対応でプレイ可能。こちらはターン制の戦闘パートが追加されており、より戦略性の高いゲームプレイが楽しめます。

凶悪事件の捜査もおこなえます。


◆『L.A.ノワール』



■デベロッパー:Team Bondi
■パブリッシャー:Rockstar Games
■発売日:2011年7月7日(PS3/Xbox 360)、2011年11月8日(海外PC版)、2017年12月7日(PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ)
■機種:PS3/PS4/Xbox 360/Xbox One/ニンテンドースイッチ/PC(PC版は日本語未対応)

本作は、1940年代後半のロサンゼルスを舞台に、刑事コール・フェルプスが様々な事件の解決に挑む名作ADV。国内では2011年にPS3/Xbox 360で、2017年にはPS4/Xbox One/スイッチで発売されました。警察組織に真っ向から中指を立てる、あの『GTA』シリーズのRockstar Gamesが出した作品ということもあり、話題を呼びました。しかしよりにもよってその『GTA』シリーズと比べられ、行動の自由が利かない点を批判されたり、快適とは言えないゲームシステムやプレイフィールを指摘されたりと、少し不遇な点もある作品です。


しかし、犯罪現場を調査して証拠を収集する、事件関係者に対する事情聴取では、その表情の変化を察知して証言の真偽を見抜くといった、リアルな犯罪捜査が体験できます。容疑者の尾行や銃撃戦など、刑事ドラマには欠かせない要素ももちろん存在。また、主人公のコールは警邏課から始まり、警察の花形である殺人課や、交通課、放火特捜課など複数の部署を転属。実際に起きた事件をモデルにした様々な事件が登場します。

刑事の仕事は派手なドンパチだけではなく、むしろ地道な聞き込みや草の根分けての実況見分だということがよくわかる本作。地味に見えるかもしれませんが、奥深い犯罪捜査をこの1本で体験してみてはいかがでしょうか。

捜査会議への参加も重要な仕事です。



「警察のお仕事体験」と銘打っておきながら、体験してはいけない要素をいくつか紹介してしまったのは心苦しいですが、いずれの作品も魅力あふれるものばかり。こうした作品をプレイすれば、ゲーム内ですれ違う警察官たちにも、少しは親しみが持てるかもしれませんね。他のゲームではいつも迷惑かけてごめんね!これからも頑張って!お巡りさ~ん!
《TAKAJO》
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