パネルを入れ替えパズルを解いていく2.5Dスクロールパズル『The Pedestrian』【爆速プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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パネルを入れ替えパズルを解いていく2.5Dスクロールパズル『The Pedestrian』【爆速プレイレポ】

発売48時間以内のプレイでお届けする爆速プレイレポ。今回は2020年1月30日にSkookum ArtsよりPC向けにリリースされた『The Pedestrian』について生の内容をお届けしたいと思います。

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パネルを入れ替えパズルを解いていく2.5Dスクロールパズル『The Pedestrian』【爆速プレイレポ】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は2020年1月30日にSkookum ArtsよりPC向けにリリースされた『The Pedestrian』について生の内容をお届けしたいと思います。



『The Pedestrian』とは



本作はSteamページによると「美麗な3Dグラフィックの中で楽しむ、2.5Dのスライドスクロールパズル」となっており、PVやスクリーンショットなどを見ても、一風変わった印象を受ける作品。ギミックを動かしつつ、様々なアイテムを持ち運んだり移動させたりしながら、パズルのパネル同士の正しい繋がりを自分で探していくといった、パズルの外にもパズルがあると言っても過言ではないシステムです。

ゲームとしては『オリとくらやみの森』『GRIS』といったパズルプラットフォーマーに似た印象があるため、そういった作品が好きなプレイヤーは、本作も好みそうな気がします。

『The Pedestrian』の実内容に迫る!



本作を起動してまず感じたことは、タイトル画面も文字や動画などを利用した親切な事前チュートリアルが一切ないということ。逆に言えば操作方法も難しくなく、パズルということはわかっているため、自分で解法を見つけながら目の前のパズルを解いていくという楽しみに集中できます。筆者としては、こういった演出は特定ジャンルのタイトルではドハマリすると考えているため、好印象を持ちました。

少しずつギミックは増えていく



ゲームを開始すると、まず最初に紙の上に動かせる黒い丸があり、移動させていくとプレイヤーキャラクターの性別が選べました。筆者は移動の流れでそのまま女性キャラクターで開始。進めていくとパズル本編が開始、最初は引っかかることなくスムーズに進んでいくことはできますが、気付けば少しずつ手探り状態に。


システムとしては、キャラクターを操作して出口へ向かうのが基本ですが、出口へ向かうまでに鍵を拾ってきてドアを開けたり、ブロックを運んで足場を用意したり、コイルで端子同士を繋いだり、バッテリーを運んで電力を供給したり……と様々なギミックが徐々に登場します。また、本稿の概要でも触れた「パズルの外のパズル」とも言える、パネル同士を接続してドアやはしごの移動先を決めるというのが、本作をやりごたえのある作品にしている一因です。単純に繋げれば簡単ではありますが、ある程度以上角度が付くと接続が切れてしまうという仕様があり、いい感じにパネルを移動させながら、全ての部屋を行き来できるようにしなければなりません。

ただのパズルではなく、独自性のあるパズルが楽しめる



ここが意外に攻略のポイントになるなと思うところが、1度通ったドアやはしごの接続を変更するとリセットされるという点。一見、接続を変えれば簡単にクリアできそうなものでも、通過後には接続先を変えられないため、パネルの数が多くなるにつれ、徐々にどのパネルを接続すればいいのかを見つけるのが難しいと感じることが増えていきます。基本的なものが序盤と変わっていないにしても、進んでいくにつれより複雑になり、トライアンドエラーが増えていくというのは、プレイしていて非常にやりごたえを感じました。とはいえ、どうやっても進めない!と止まってしまうような難しさは現時点では感じておらず、絶妙な難易度調整がされていると感じました。


また、回転ノコギリやレーザーといった「触れたら即死」のギミックももちろん存在。乗るとジャンプするジャンプパッドと回転ノコギリやレーザーが組み合わされているものもあり、ちょっと操作をミスすればうっかり死んでしまうということもあります。難しいと感じるほどではないですが、キャラクターのコントロールをうまくやらないと難易度が上がると感じた部分もあり、本作は単純なパズルプラットフォーマーではないという印象を徐々に持つようになりました。そういった点では、アクションが得意な人は気持ち良く進めると思いますし、苦手な人はちょうど良いやりごたえを感じながら進めていくことができると思います。


筆者が個人的にクスッとなったのが、上の画像のような「魔改造ゲームボーイ」のようなハードウェアが頻繁に登場してくること。3Dの風景はテクスチャやモデリングの兼ね合いもあり、モダンな雰囲気を醸し出しつつも、随所でレトロさを感じさせる不思議な感覚を覚えるデザインで、そこに混じってくるブラウン管テレビや魔改造ゲームボーイでさらに時代が不明になるといった印象。風景は変わって行けども、不思議な感覚は続いていきます。

パズルが苦手でも楽しめる?


パズルとは言えど、本作はどちらかというとギミックを解いていく方に振り切ったようなタイプなので、一般的なパズルとは少し離れたジャンルになると考えています。そのため、パズルは苦手だ……という人も気軽にプレイできると感じましたが、得意な人にとってはちょっと物足りないと感じてしまう部分があるかもしれません。ですが、新感覚パズル的な感じでプレイする分には十分に楽しめると思いますし、PVを見て気になればプレイしてみるぐらいの気持ちで購入してみるのが良いと思いました。

風景は3Dではあるものの、プレイした感じでは3D酔いが発生するような印象もなく、パズル部分も変な視点移動もないため、三半規管に優しそうなのもポイントではないでしょうか。

タイトル:The Pedestrian
対応機種:PC(Steam
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2020年1月30日
記事執筆時の著者プレイ時間:2時間
価格:2,050円(税込)、2020年2月6日まで10%オフで1,845円

《kuma》

kuma

作詞家/作編曲家/元Esports競技勢。FPS、アクションRPG、シミュレーター系が主食。ハードウェア・ソフトウェアレビュー、インタビューなどをやっています。

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