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【吉田輝和の絵日記】ガラス瓶の中の少女をお世話するローグライクダンジョン『ボイド・テラリウム』

吉田おじさん曰く『void tRrLM(); //ボイド・テラリウム』は、ダンジョンに潜りながら少女をた◯ごっちっぽく世話するゲームなんだとか。

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【吉田輝和の絵日記】ガラス瓶の中の少女をお世話するローグライクダンジョン『ボイド・テラリウム』
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今回プレイするのは、日本一ソフトウェアから発売された『void tRrLM(); //ボイド・テラリウム』のPS4版。本作は、文明が崩壊した世界で、ただひとり生き残った女の子をお世話する為に、ダンジョンを探索するローグライクRPGです。

以前に絵日記で『チョコボの不思議なダンジョン エブリバディ!』をプレイして以来、ローグライクRPGの魅力にすっかりとりつかれてしまい……


わざわざ実家からスーパーファミコンを持ってきて、今更『トルネコ』や『風来のシレン』をプレイしていました。

人類滅亡後に出会ったのは……



文明が崩壊して汚染された世界で、1台のロボットが目を覚ます。周りには誰もおらず、宛もなく彷徨うのだが、その奥には新たな出会いが待っていた……。


2D横スクロールのフィールドを進んで行くと、割れたガラス玉を発見する。その中には、菌にまみれた少女が眠っていた。

この少女こそが人類最後の生き残りであり、彼女を死なさないようにお世話をするのがこのゲームの目的だ。


眠っているのが僕だったらスルーされていたに違いない。

そもそもおっさんを介護するゲームなんてやりたくない。可愛い女の子で良かったね!


そしてもう1人の登場人物のファクトリーAI。人類が滅びた後もこの場を動けず、数百年寂しく泣き暮らしていたらしい。

ファクトリーAIが言うには、少女はかなり衰弱しており、体力を回復させるために食べ物が必要らしい。近くの処理施設に少女が食べられる物があるかもしれないとのことだ。


プレイヤーキャラクターのロボットは、衰弱した少女を救うため、ダンジョンで食料集めに奔走することになるのだ!この場から動けないファクトリーAIも知識を提供するぞ!

シンプルでサクサクなダンジョンローグライク!



本作の基本システムは、『不思議のダンジョン』シリーズ同様に、操作キャラクターが1歩進むごとに敵キャラクターも行動するものになっている。

画面上部にはHPとエネルギーの表示があり、エネルギーは行動するたびに減っていき、0になると徐々にHPが減っていく。


マップ内には少女の食料の他に、HP・エネルギーの回復アイテムや攻撃アイテム、装備類も落ちており、敵の攻撃をくぐり抜けながらアイテムを拾い、自身を強化していくのだ。


レベルアップをすると、ふたつのスキルの中から取得したいスキルを選べる。各スキルにはレア度があり、ステータスアップスキルやパッシブスキルなど種類も多種多様。良いスキルを引けるかどうかでダンジョンの攻略難易度もかなり変わるぞ。

Xボタンでダッシュが可能なので、ダンジョン内の探索は快適に行える。どのシステムも小難しさがなくシンプルなのでサクサクとプレイ出来る。


少女の食料を確保し、ダンジョンの最奥へ到達した。

このまま少女のもとへ帰還出来るのだが……


生きてようが死んでようが、食料や特定のアイテム以外、ダンジョンで入手した装備やアイテムは、帰還時に全て資源に変換されてしまう。レベルアップで鍛えたステータスも覚えたスキルも全てリセットされる。俺のレアスキルたちが……!


ダンジョンで入手した食料を少女のもとへ持っていく。


序盤の主な食料は怪しげなキノコと黒光りする虫だ。詳細は不明だが、その見た目はゴ……キブ……!

お世話の甲斐あって、少女は意識を取り戻したぞ!

た◯ごっち風システムで少女を監視!



少女はなんとか動けるようになったのだが、まだまだお世話が必要だ。

ロボットの役目は、少女の食料を探し、寝床を清潔に保ちつつ、テラリウムの設備を充実させていくことだ。ダンジョン内に設備増築の材料を探しにいく必要がある。


画面左にあるのは、ファクトリーAIが制作した少女の見守りシステムのおせわっちだ。

ダンジョンを探索している間にも少女は腹を減らし、テラリウム内は汚れていく。


少女が死亡する前に食料を見つけ出し、探索を切り上げる必要があるのだ……って、これ、た◯ごっちでは……?


ダンジョン探索中に少女の状態が悪化するとアラームが鳴り響く。今回はテラリウムが汚れているらしく、うんちマークが表示されていた。

エネルギーを消費するとダンジョン内に居ても遠隔で掃除が出来る。サ~っと流されていくうんちマーク。うむ、た◯ごっちだ。


生き残ったのが汚いおっさんじゃなくて、ほんと良かったと思う……。

テラリウム作ろうぜ、快適空間!



ゲームを進めていくと、新しいダンジョンを探索出来るようになり、後半のダンジョンほど階層も増えてくる。


もちろん敵も強くなる。遠距離レーザーを打ってきたり、汚染物質を撒き散らしたり多彩な攻撃をする敵がプレイヤーを苦しめる。


モンスターハウスも登場する。その名の通り、大勢の敵が一度に現れる。

すぐに引き返せれば良いのだが、運悪く部屋の真ん中で立ち往生、または逃げた先からも敵が来て挟み撃ちにされた時は、死を覚悟するしかない。

といっても死亡時のアイテムロストなどのペナルティーはないのでありがたい。


ある程度ダンジョン攻略が進んで資源が豊富になれば、テラリウムのカスタマイズが出来るようになる。

集めた資源を使い、ベッドやぬいぐるみといったオブジェクトがクラフト出来る。


オブジェクトは自由に配置出来るので、殺風景なテラリウムを可愛く飾りつけよう。

オブジェクトの初回クラフト時には、初期HP+5などのステータスアップや、持ち運べるアイテムの数が増えるボーナスが取得出来る。


クラフトボーナスはリセットされないので、ダンジョンに潜る度にレベル1に戻ったとしても、昨日までの俺じゃないぜ!


今ではもうすっかり少女は元気になり、テラリウムもご覧の通り豪華になった。

テラリウムの中をちょこちょこと歩く少女が可愛くて、世話を焼かずにはいられないのだ。


最後の人類が、僕みたいな小憎たらしいやつじゃなくて、本当に心底良かったね……!


15時間ほどのプレイでエンディングまでたどり着けました。ゲーム終盤に、少女の空腹を気にせず潜れるダンジョンが解放されるので、クリア後はまだまだ遊べそうです。

序盤は思うように先に進めませんでしたが、中盤あたりからダンジョンでの立ち回りを覚えました。それに伴ってクラフトボーナスも充実してくるので、サクサク進められるようになります。デスペナルティーが無いところも、僕のようなゲーム下手にはありがたいですね。

ただ、やることは基本的にダンジョンに潜って素材集めをするだけなので、ちょっと単調に感じました。また、フリーズや操作不能になるバグに何度も遭遇しました。オートセーブがあるので巻き戻り被害は最小限ですが、アップデートでの改善に期待します。

人類滅亡後の世界観や少女の可愛らしさに惹かれた方は、ぜひプレイしてみてください!

『void tRrLM(); //ボイド・テラリウム』は、PlayStation 4/ニンテンドースイッチを対象に発売中です。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら
《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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