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他のゲーム用に作った第二次大戦マップが原点―ドット絵ベトナム戦争ADV『When I Was Young』開発者ミニインタビュー

独特なドット絵でベトナム戦争が舞台のオリジナルストーリーが描かれます。

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他のゲーム用に作った第二次大戦マップが原点―ドット絵ベトナム戦争ADV『When I Was Young』開発者ミニインタビュー
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、WallRus Group開発、PC向けに7月10日正式リリースされたドット絵ベトナム戦争アドベンチャー『When I Was Young』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、ベトナム戦争が舞台のオリジナルストーリーがドット絵で描かれるアクションアドベンチャー。プレイヤーは行方不明の弟を探すため、戦場に身を投じます。全9チャプター。記事執筆時点では日本語未対応です。

『When I Was Young』は、1,220円で配信中





――まずは自己紹介をお願いします。

WallRus Groupこんにちは!MaximとArinaです。本作のリードデベロッパーであり、ロシアでWallRus Groupを設立しました。

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

WallRus Group本作は、『Day of Infamy』と言うゲームのマップコンテストに向けて2016年に作り始めたマップが原点です。当時はプログラミングもゲーム開発の経験もなかったのですが、私たちは「Wolfschanze」と言うマップを作り、これは第二次世界大戦の史実を再現したものでした。このマップは結局どんな賞も受賞することはできなかったのですが、プレイヤーの方々には気に入っていただき、5点満点中4点を獲得することができました。作るのは簡単ではありませんでしたが、とても楽しく、自分たちでもゲームを作ってみたいと思うようになったのです。本作の開発は2017年5月に始まりました。そして本作が私たちのデビュー作となります。


――本作の特徴を教えてください。

WallRus Group本作ではまず、ベトナム戦争を舞台としたオリジナルストーリーが描かれます。あまり題材にならないテーマですし、あっても多くはマルチプレイヤータイトルです。ストーリー以外ですと、本作では多くのユニークなシステム・シーンが搭載されています。土嚢を使って要塞化したり、敵のキャンプを燃やしたり、尋問に耐えたりもします。また、各チャプターがゲームプレイ面とロケーション面で、他のものとは異なる個性的なものになるように配慮しました。60年代や70年代のアメリカンミュージックが好きな人は、本作のオリジナルサウンドトラックにも良い意味で驚かされるのではないでしょうか。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

WallRus Group主に映画から影響を受けています。「プラトーン」「フルメタル・ジャケット」「地獄の黙示録」「ディア・ハンター」などです。いくつかのゲームシステムは『Rising Storm 2: Vietnam』と『The Final Station』から影響を受けています。それでも、本作を可能な限り他の作品とは異なるものにしようと努力しました。

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能でしょうか?

WallRus Groupまだはっきりとは言えません。3年の開発期間の後ということもあり、疲れてしまっているので、まだそのような計画を立てられないでいるのです。それでも有志翻訳に興味を持っていただける方がいましたら、こちらでお声がけください。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

WallRus Group私たちは元々リモートで作業しているので、パンデミックの影響はほとんどありませんでした。唯一の変化といえば、家から本当にまったく外に出なくなってしまったということです。食料品店にもいかず、食べ物も全部家から注文していました。(笑)

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

WallRus Group何があっても、自分自身と自分の強さを信じてください!諦めなければどんなことでも実現できます。

――ありがとうございました。



◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に300を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
《Chandler》
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