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サイバーパンク+中国伝承ホラー『Sense - A Cyberpunk Ghost Story』幽霊マンションに囚われた美少女除霊ADV【爆速プレイレポ】

発売48時間以内のプレイでお届けする爆速プレイレポ。今回はサイバーパンクホラー『Sense - A Cyberpunk Ghost Story』をお届けします。

連載・特集 プレイレポート
サイバーパンク+中国伝承ホラー『Sense - A Cyberpunk Ghost Story』幽霊マンションに囚われた美少女除霊ADV【爆速プレイレポ】
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回はSuzakuが開発し、Top Hat Studios Incによって2020年8月25日にPC向けでリリースされた『Sense - A Cyberpunk Ghost Story』について、生の内容をお届けしたいと思います。


『Sense - A Cyberpunk Ghost Story』とは



夜闇に輝くネオンサイン。怪しい日本語と中文がごちゃ混ぜの広告看板。路上には過激な格好の客引きや、怪しい取引業者が跋扈する。ここは「ネオ香港」。

本作は、『クロックタワー』と『零』シリーズより着想を得た探索型ホラーアドベンチャー。2083年のサイバーパンクの街を舞台に、主人公メイ・リン・マックが奇怪な現象に巻き込まれ、謎の解決のために奔走します。


3Dグラフィックで描かれることの多いサイバーパンクを主題にしたゲームですが、本作は2.5Dのオールドスクールな作品。近未来の都市にいながらも、どこかタイムスリップしたようなそんな印象を持ちます。ホラー要素も、過度なアクションや驚かせるだけの手法に頼るのではなく、じりじりと忍びよる恐怖がコンセプトとされており、びっくり系が苦手な人でもプレイできるホラーゲームとなっています。それでは早速プレイしていきましょう。


『Sense - A Cyberpunk Ghost Story』の実内容に迫る!


ゲームを開始すると、地下鉄の車内からはじまります。主人公メイ・リン・マックは恋人とのデートのために待ち合わせのバー「OASIS」に向かう途中です。電車の到着までの間、操作確認などをしていきます。


移動はキーボード操作により行い、必要に応じてダッシュもできます。また、ポイント&クリックにより気になるポイントを調査。調べられるポイントはアイコンが表示され、情報が得られます。街中などではNPCに話しかけられ、特定の会話や情報を得ることによって物語が進行します。


旧国際駅に着いたメイは徒歩で待ち合わせ場所のバーに向かいます。地上に出ると警察と装甲車のようなものが並び、いきなり事件の匂いが。少し進むと無数の銃痕とその下に横たわる死体が目に入ります。野次馬などもおらず普通に放置されている様子から、この街では日常茶飯事なのでしょうか…。



また少し進むと、ネオンが華やかな歓楽街のような場所に来ました。人気も増えてきて、とりあえず見えている人に片っ端から話しかけていきます。



街中にいるほぼ全てのNPCとは会話できます。特定のNPCとの会話で物語は進行し、次のエリアまで進めるようになります。また、複数回話しかけると会話内容が変化したり、フラグが立ち別の調査ポイントが発生することもあるため、調べられる場所は必ず調べることが重要になってくるでしょう。


探索をしながら歩いていると、前方にピンクのネオンで彩られたバー「OASIS」が見えてきました。しかし、入店しようと近づいたところ突然前から謎の人物がメイに迫ってきました。



謎の人物とぶつかったメイは、その衝撃で身分証明書を車の下に落としてしまいました。プレイヤーは事件を解決するために隅々までヒントをさがす必要があります。一度探索した場所や話しかけた人など、再びアクションを起こすと解決する場合も多いです。

ぶつかった衝撃で謎の人物の幻覚が…

身分証明書をどうにか取り戻しバーに入店します。恋人はまだ来ていないようなのでお酒を飲みながら待とうとしたところ、突然画面にノイズが走ります。どうやら先ほどのぶつかった衝撃で眼球にダメージが入ってしまったようです。トイレに行き目の異常を確かめます。



そして、トイレから出るとそこは見知らぬ場所。バーの喧騒やほかの客の姿もありません。何故か入ってきたドアも開かなくなっており、メイはその部屋から脱出する方法を探ります。



本作では、特定の場所や落ちている物を調べるとアイテムを入手できます。アイテムは謎の解決のために非常に重要になってくるので、拾えるものは拾いましょう。また、重要なアイテムや情報はピンクの文字で表示されるので、覚えておくと謎を解決する手がかりにもなります。


拾ったアイテムを駆使しなんとか扉をこじ開けることに成功したメイですが、扉を開けた直後、なにかの気配を感じて振り返ります。なんとそこには、人間ではありえない方向に関節が曲がった異形の姿が。ゆっくりと近づいてくる幽霊から間一髪のところで逃げ延びます。



本作では、幽霊が度々襲いかかってきます。ホラーゲームでは敵に向かって対抗できる作品とそうでないものがありますが、本作は後者にあたります。基本的には幽霊に接触するとゲームオーバーですが、画面左上に表示される「翡翠の腕輪」というアイテムを所持していれば、一度だけ身代わりになってくれます。


幽霊からなんとか逃げたメイは、マンションのラウンジのような場所にたどり着きました。どうにかして脱出する方法がないかあたりを探索します。各エリアではそれぞれのポイントを調べると様々なアイテムやヒントを得られます。それらのアイテムを組み合わせたり使用して謎を解決。ひとつのドアを開けるためにも複雑な手順が必要な場合もあり、様々な謎解きが楽しめます。


各所で心霊写真が撮れる。モロ映ってるけど…

脱出するためにエレベーターの電源を入れたところ、再び先程の幽霊が出現。翡翠の腕輪を一つ消費しながらもなんとかエレベーターに乗り込めました。しかし、ここに至るまでエレベーターが到着しない場合も多く、数回のやり直しが発生(バグのため修正予定)。さらに通常では幽霊の横を無傷で通ることはできませんが、まれに真横を歩いて通り過ぎることもできてしまいました…。


エレベーターに乗り脱出できるかと思いきや、マンションの2階にたどり着きました。謎の幽霊、そして外界と隔絶されたような「チョンシンマンション」。先程までの煌びやかな世界とは真逆の、どこか陰鬱とした雰囲気の場所に迷い込んでしまったメイ。脱出の手がかりを捜すために歩を進めます。


この2階フロアからは、マンションの住民が暮らしていたフロアとなり生活の痕跡などが見て取れます。住民がいたということはもちろんそこで暮らしていた幽霊も出てきます。本作では14人の襲い来る幽霊が登場。マンションは7階建てとなっており、各階に数体ずつ現れます。

各階では探索によって、それぞれの幽霊の生前の記録を垣間見ることができます。この「チョンシンマンション」には凄惨な謎が隠されており、中国の民間伝承や未来産業などを交えてストーリーが展開します。


襲い来る幽霊には攻撃できませんが、対処は可能です。登場する幽霊は何らかの理由で怒り狂い襲いかかってくるので、「お供え」をすることによって成仏させられます。



お供えをするためにはいくつかのアイテムが必要になります。必要なものは、お線香とそれを刺すための杯、そしてライターです。また、対象の幽霊の生前の写真も用意します。これらを特定の場所にセットすると、成仏させることができます。

いい顔で成仏していきます

なんとか2階の幽霊を除霊し3階までたどり着けたメイは、この階でも脱出する方法を探ります。この階の幽霊は小さな女の子。生前は幼い頃に両親を亡くし、彼女自身の強い霊力から何かに取り憑かれてしまい現在に至る様子が、拾った日記から読み取れます。



彼女はゲーム好きのようで、「じゃんけん」をして遊ぼうと誘われます。ちなみに断ると死にます



三本先取のジャンケンに勝利したところ、女の子は怒り出しその衝撃で床に穴が空き、メイは1階まで落とされてしまいました。


落ちた衝撃でコスプレ衣装も解放されました

落ちた先は遊戯室のような場所で、古い筐体やビリヤード台が並んでいます。その片隅にぽつんと佇むダイヤル式のテレビが、本作のセーブポイントとなります。セーブには、ただアクセスするだけでなくアイテムが必要。探索をしているとビデオテープのようなアイテムが入手でき、このアイテム1個につき1回セーブができる仕組みです。



しかし、このテープは数自体が非常に少なく、それにともないセーブできる回数も限られてきます。やっとのことでセーブポイントを見つけても、テープがなくてもどかしい思いをすることも多いです。

また、本作では初見殺しのトラップが多く、幽霊に捕まる以外でもゲームオーバーになる場面が多数存在。そのため、しばらくセーブができていないと多くの作業が水泡に帰してしまいます。



現在、多くのSteamレビューではこの点が問題視されており、開発も認識しています。そのため、今後のアップデートで各フロアの最初でオートセーブが入り、任意のタイミングでメニューからセーブができる仕組みが追加される模様です。



本作では、設計上の問題やゲームプレイに影響を与えるバグが多く目立ちます。昔ながらのホラータイトルに影響を受け、それらの悪い点を盛り込んでしまった印象です。限られたセーブポイントや回りくどい謎解き、エリアの長い往復など、現状では苦痛に感じられるポイントが多々見受けられるでしょう。

開発もフィードバックやレビューからそれらの点は把握しており、これらの問題が解決されるまで、本作をSteamより一時的に販売停止にするとしています。



サイバーパンクホラーと謳われている本作ですが、マンションに囚われてからはその要素は非常に薄くなるため、この点に惹かれて本作をプレイした人には物足りなく感じてしまうでしょう。しかし、隔絶されたマンションから時折見えるネオンの光りを見たときに感じる、安心感と何とも言えない怖さが印象的でした。BGMやSEも、ホラーとしての本作に合った作りとなっており恐怖が煽られます。



雰囲気とテーマ自体はとても魅力的な作品となっていますので、今後のアップデートに期待したいところです。『Sense - A Cyberpunk Ghost Story』は、Steam(PC/Mac/Linux)にて配信中(申請が通り次第、一時的に配信停止)。また、海外向けにPS Vita/PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ版も2020年発売予定です。

タイトル:Sense - A Cyberpunk Ghost Story
対応機種:PC(Steam
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2020年8月25日
記事執筆時の著者プレイ時間:4時間
価格:2,050円



《neko》
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