日本再展開記念、壮大宇宙MMO『EVE Online』開発インタビュー!「永遠に運営し、最初にこのゲームを作った開発者の生涯をはるかに超えていきたい」 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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日本再展開記念、壮大宇宙MMO『EVE Online』開発インタビュー!「永遠に運営し、最初にこのゲームを作った開発者の生涯をはるかに超えていきたい」

ついに日本再展開を果たした『EVE Online』。開発インタビューからその壮大さに迫ります。

連載・特集 インタビュー
日本再展開記念、壮大宇宙MMO『EVE Online』開発インタビュー!「永遠に運営し、最初にこのゲームを作った開発者の生涯をはるかに超えていきたい」
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2020年12月8日、ついに日本再展開を果たしたCCP GamesのMMORPG『EVE Online』。それを記念し、本記事では開発クリエイティブディレクターとブランドディレクターの2名に対しインタビューを実施。ゲームとは思えないドラマティックなエピソードが多数残る同作の魅力に迫ります。


――まず『EVE Online』について、その概要と魅力を開発者からの目線で教えて下さい。

ベルガー・フィンボガソン氏

『EVE Online』クリエイティブディレクター ベルガー・フィンボガソン(Bergur Finnbogason)氏(以下フィンボガソン)『EVE Online』は他に類を見ないゲームです。あなた自身がスペースオペラの主人公になると同時に、他の多くの個人の物語に影響を与えることを可能にしています。あなたの貢献は歴史の流れを変え、宇宙の構造を形作るでしょう。

カジュアルにプレイする場合でも、ハードコアなプレイをする場合でも、誰もが自分のプレイスタイルを見つけて世界に貢献できます。リリースごとに、新しいツールを追加しており、ニューエデンのサンドボックスで「自分の城」を簡単に構築できるのです!

――『EVE Online』はMMORPGどころかオフラインゲームまで含めても屈指の、詳細な生産・経済システムが特徴です。その魅力について教えて下さい。

サマンダー・ヘルマンソン氏

『EVE Online』ブランドディレクター サマンダー・ヘルマンソン(Sæmundur Hermannsson)氏(以下ヘルマンソン)『EVE Online』では、何十万人ものプレイヤーが天文学的な艦隊の戦いと経済戦争の利用を通じて星間帝国を切り開いています。 同作の舞台、ニューエデンの世界は、宇宙飛行が「すべての商取引・コミュニケーション・紛争への道」である超資本主義経済によって支配されています。プレイヤーは、主要な競争相手としての地位を確立し、友人から信頼され、敵から恐れられるという課題に直面するでしょう。これを達成するために、プレイヤーが利用できる主なツールは、洗練された機器、カスタマイズ可能な宇宙船、ゲーム内の企業。あとは自身の自然なビジネス洞察力、社会的スキル、マキャベリ思想、そして狡猾な戦闘戦略です。

『EVE Online』は、すべてのパイロットの特定のニーズ、スキル、野心に対応するように設計された宇宙船が最大の資産である、プレイヤー運営の広大な経済を特徴としています。同作では、商品取引業者から傭兵、産業起業家から海賊、鉱山技師から戦闘艦隊司令官、またはこれらの任意の組み合わせなど、さまざまな職業を提供しています。商取引の仲介から戦争の遂行まで、同作のプレイヤーはすべて、ニューエデンで自分たちの運命を築くためのさまざまな洗練されたツールとインターフェースにアクセスできます。

――本作は17年前のゲームですが、技術的にはどうでしょうか?近年の日本でのPCゲームのめざましい発展を考えると、日本人の中にはここ数年でPCゲームを始めた人も少なくないでしょう。そのようなユーザーが本作を触ったとして(複雑さはともかく)古さを感じずにプレイできますか?

フィンボガソン私たちは『EVE Online』が永遠に続くことを望んでいるため、今後10年以上にわたって新しく改善されたテクノロジーに焦点を当てて同作を構築しています。そのようなタイムスケールに対して、17年は海のほんの一滴です!

『EVE Online』は、プレイヤーのリクエストを組み込み、プレイヤーのフィードバックに適応することでよく知られています。昨年行われた64bitクライアントのリリースは、ゲームを最新化するための最初のステップであり、現在、DirectX 12の統合などの他のオプションを検討しています。また、インテルから入手可能な最高のハードウェアを使用して、徐々に新しいサーバーハードウェアへの更新をし続けています。これにより、時間の経過とともに大幅なパフォーマンスの向上が約束されるでしょう。

また、本作のアートチームは、新しいグラフィック機能、シェーダー、AMDのFidelityFX、新しい船、新しいスペースエフェクトなど、ゲームの視覚的品質を向上させるために利用できる最新のテクノロジーを追加し続け、ゲームを新鮮で美しくモダンに見せています。

――今では基本無料のスタイルとなった『EVE Online』ですが、基本無料でも存分にゲームを楽しむことはできるのでしょうか?また、今作では「PLEX」というアイテムをゲーム内通貨で購入し、完全無料でゲームを制限なく楽しむことすらできるとされています。その点について日本の新規ユーザーにも教えて下さい。

ヘルマンソン『EVE Online』は、フル機能の無料プレイアカウントと有料サブスクリプションアカウントの両方を提供し、プレイヤーのアカウントステータスによってゲーム内で使用するクローンボディの状態が決まります。「PLEX」というのは、数百万ISK(『EVE Online』のゲーム内通貨)で取引できるゲーム内アイテムであり、ゲーム時間の支払いに使用できます。

ゲーム時間がアクティブなアカウントのキャラクター(「PLEX」またはその他の利用可能な支払い方法でゲーム時間を支払っている状況)には「オメガクローン状態」が付与され、ゲーム時間のないアカウントのすべてのキャラクターには「アルファクローン状態」が付与されます。アルファクローンは、強力な武器とモジュールとともに、すべてのニューエデンの派閥のフリゲート艦、駆逐艦、巡洋戦艦、戦艦クラスの艦艇を操縦できる特定のスキルセットを訓練できます。アルファクローンであっても、ニューエデンの広大な星団のどこにでも行き、任意のグループに参加し、任意の目的を達成することができます。アルファクローンによる制限は、速度と効率です。アルファクローンはスキルを習得するのに時間がかかり、ゲーム内の強力な船の一部にアクセスできません。

オメガクローン状態は、プレイヤーのアカウントにゲーム時間が追加されるとすぐにアクティブになります。この状態ではスキルトレーニング速度が向上するだけでなく、スキルツリーへの無制限アクセスが行えるようになるので、オメガクローンでアクセスできるようになるスキルによってロック解除される、高度な武器やモジュールなどの能力を利用することが許可されます。

「PLEX」は、ニューエデンストアから船やキャラクターのカスタマイズアイテムを購入するためにも使用できます。さらに、プレイヤーは「PLEX」を使用してMultiple Character Training(MCT)を購入できます。MMOゲーマーは安定した別キャラを持つのが好きですが、MCTを使用すると、1つのアカウントで最大3人のキャラクターのスキルトレーニングをアクティブにし、1つのプレイヤーアカウントで複数のキャラクターをすばやく管理しレベルアップできます。あなたのメインキャラの成長を一時停止させることなく、あなたの別キャラをスピードアップさせたい時、MCTを使用すると、これを便利かつ柔軟に行うことができます。

――日本では、昨今、架空のMMORPGを舞台にしたWeb小説などが人気です。そういった作品では度々プレイヤーの集団によってゲームの勢力図に影響するような大きな動乱が引き起こされたり、個々のプレイヤーの丁々発止が事件を引き起こすケースが定番です。この『EVE Online』でもそのような事件の数々が聞こえてきますが、それらは真実で、実際に運営・開発すら想定していない出来事が日々巻き起こっているのでしょうか。それら事件の中からお二人それぞれが、非常に印象深かった事件について詳細をお聞かせください。

ヘルマンソン『EVE Online』のサンドボックス的なゲームプレイの創発的な性質は、信じられないほどの物語の絶え間ない源です。歴史は、総力戦に従事する巨大な連合によって書かれることもあれば、広範囲にわたる影響を与える可能性のあるひとりのプレイヤーの行動である場合もあります。

個人的に印象深かったのは、「Chappy's Birthday Bash」。病気で末期症状のあるチャッピーというプレイヤーがEVEで最後の誕生日を過ごしたことです。彼は、最後に多くのプレイヤーと大規模なバトルを楽しみたいと望んでいたため、『EVE Online』コミュニティ全体からたくさんのプレイヤーが集まりました。2,000人を超えるプレイヤーが参加し、その大多数は24時間前にはチャッピーのことを知らなかったプレイヤーでしたが、イベントの目的を知ったとき、彼らはチャッピーに何時間も何時間もかけて最も思い出深い誕生日パーティーを与えるために力を発揮し、花火を打ち上げました。

また、彼自身の誕生日パーティーに参加するために、チャッピーは危険な低セキュリティのいくつかの星系を介して彼の船を飛ばさなければなりませんでした。旅路で、彼は悪名高い海賊の艦隊に直面しました。チャッピーは、もう自身の船は破壊されるだろうと確信したのですが、レーザーの攻撃の代わりに届いたのは、その艦隊司令官からのチャット。その海賊のリーダーは、チャッピーの話題を聞いていたことが判明し、攻撃するのではなく、彼を無事に彼の誕生日パーティーに連れて行くためエスコートを務めたのです。

チャッピーの物語は悲しいことかもしれませんが、『EVE Online』のプレイヤーは、友情、連帯を表現し、本当に重要なときにお互いを支え合うことによって、辛い経験を分かち合い、そこから素晴らしい物語を作り上げています。『EVE』プレイヤーがお互いに持つ思いやりと友情の深さは、私たちも非常に謙虚に見守っています。

プレイヤーがニューエデンに足跡を残した他の例は、最近の「トリグラビアンの襲撃」です。トリグラビアンは、2018年に再登場し、『EVE Online』のプレイヤーと宇宙自体の両方を「テスト」した、非常に不思議で神秘的な出来事でした。

最終的に、彼らの目的は、ニューエデンの既存の太陽系の一部に新しい領土を得ることであることが明らかになりました。すぐに、プレイヤーの間には2つの派閥が形成されました。トリグラビアンが自分たちのために新しい領土を作るのを手伝いたい人と、侵略者に抵抗するためにEDENCOMに参加した人です。

太陽系がトリグラビアンによって包囲された後の各襲撃において、トリグラビアンのために星系を確保するか、侵略からそれを守るために戦う、両方の派閥のプレイヤーが現れました。侵攻は数ヶ月かかりましたが、最終的に、親トリグラビアン軍はトリグラビアンが移動するのに十分な星系を獲得し、ポクベンとして知られているそれらの星系から作られた新しい領域を構築することに成功しました。

トリグラビアンの攻撃対象は予め選ばれたものでしたが、トリグラビアンが成功するか、EDENCOMが星系を安全に保てるかは、プレイヤーの行動を通じて決定されました。結果として『EVE Online』プレイヤーの行動は、約17年間本質的に変更されていなかったニューエデンの地理に劇的な変化をもたらすことになったのです。

特に注目すべき事例の1つは、戦略的に重要なシステムである「Niarja」星系です。この星系はニューエデンの2つの主要な貿易ハブ間を結ぶ高セキュリティな航路の一部でした。「Niarja」の支配権は激しく争われましたが、最終的にトリグラビアン軍が戦いを制しました。「Niarja」がポクベンに組み込まれ、スターゲートネットワークから削除された後、ゲーム内の2つの主要な貿易ハブ間の安全な旅は約9ジャンプから46ジャンプにまで膨れ上がり、現状のゲームに大きな影響を与えています。この結果は、すべてEVEのプレイヤーが行った行動に直接起因します。「Niarja」はおそらく最も注目すべき例でしたが、同様に200近くの全体的な星系がさまざまに異なる規模で侵略の影響を受けました。

最後に伝えるべき巨大な規模の事件としては、ニューエデンの南西で現在勃発中の戦争があります。「インペリウム」として知られるプレイヤー連合は、マップから敵を一掃することを決意した敵のプレイヤー超連合から彼らの地域を防衛中です。現在5か月以上にわたり続く戦争は激しさを増しており、減速の兆候は見られません。2020年10月、戦争は『EVE Online』でこれまでに見たことのないほどの規模になり、ギネス世界記録を更新しました。この会戦「FWST-8艦隊戦争」では、約9,000人のプレイヤーが14時間に及ぶ戦闘に参加しました。プレイヤーは今、ニューエデンのサンドボックスに自分の歴史を書いています。そして世界中のメディアライターがEVEプレイヤーについて書いています。

FWST-8艦隊戦争前奏曲

FWST-8艦隊戦争レポート(日本語)

――既にサービスから17年以上を数えた本作ですが、今から始める日本人でもゲームのコミュニティ・エコシステムの輪の中に入っていくことができるのでしょうか?お二人は、そのような「新顔」が、これから語られていく“事件”の登場人物の一人になれる可能性を信じていますか?

フィンボガソンもちろんです!ニューエデンのさまざまなプレイヤーが運営する派閥間の状態と力関係は、常にある程度流動的な状態にあります。今日『EVE』で冒険を始める方は、プレイヤーが運営する組織にぜひ参加してみてください。彼らは献身的に、あなたが成長する手助けをしてくれるでしょう。

もしあなたが仲間の間で一定の地位を獲得した場合、『EVE Online』の継続的な開発に向けて開発(CCP Games)に助言できる、『EVE』のプレーヤー擁護団体「Stellar Management評議会」に選出されることさえできます。

何年にもわたって、『EVE』では何千人もの日本人プレイヤーをニューエデンに迎え、日本からの多くのベテランプレイヤーが、確立された多国籍企業やアライアンスのメンバーになりました。最近、『EVE』の活発な日本のコミュニティから、現在ゲームに参加している日本のアライアンスとコープ(企業)は、新しいプレイヤーを受け入れることに非常に熱心であり、採用活動を準備していると聞きました。彼らは、新しいプレイヤーがゲームを学び、楽しむのを助けるだけでなく、彼らの新メンバーと共にコープを成長させることに熱心です。

『EVE Online』の魅力のもう1つの要素は、シングルシャードゲームであるため、世界中のプレイヤーが24時間活動を続ける同じ宇宙を共有していることです。これにより、他のMMOには見られない独自のダイナミクスが生まれます。ヨーロッパのタイムゾーン、北米のタイムゾーン、アジアのタイムゾーンのプレーヤーはそれぞれ異なるコミュニティを持ち、あるタイムゾーンのプレーヤーが眠っている間には、活動が盛んな異なるタイムゾーンがあります。日本のプレイヤーで構成されるコープおよび同盟は、世界中のプレイヤーに影響を与えるイベントに特定の時間帯で貢献または対応できるため、ニューエデンの地政学にとって非常に重要になります。

ですから、日本のプレイヤーが運営する組織の拡大が、次の『EVE』における新たな「歴史的事件」を起こす可能性はあります。今が参加するには最高の時期です!

――また、そのような“主役”でなくとも、攻略サイトに書かれたフローチャートをただ漫然とこなすだけでない、システムで決められたものでない日々の新鮮な驚きを今からでも味わうことができるのでしょうか?

フィンボガソンプレイヤーコープに参加し、一緒に飛ぶ同じ志を持つ人々のグループを見つけることは、『EVE』を最大限に楽しむための最も確実な方法の1つです。友達と一緒に座って、宇宙船、戦闘、戦争全体についてのSFのTV番組を書いていると想像してみてください。しかし、その番組の悪役もそれぞれ自分の物語を書いているのです。毎日新しいエピソードが出ており、それを良いものにするのはあなた次第。それがニューエデンでの生活です。

『EVE Online』は真のサンドボックスゲームです。CCPは砂場とスコップとバケツを提供しますが、何をしたいかを決めるのはプレイヤー次第です。自身の砂の城を建てるか、あるいは比喩的に言えば……他の人たちをスコップで殴り、彼らの城を奪うこともできるのです。

ゲームのサンドボックスの性質を考慮して、『EVE』パイロットには、ゲームプレイのための可能な限り多くのオプションと手段を引き続き提供してもらいたいと考えています。アイスランドの『EVE』開発チームは、ルーキーパイロットの生活を改善し、新規プレイヤーの体験を合理化して、『EVE Online』での最初の30時間のゲームプレイでニューエデンのすべてをしっかりと親しみやすく紹介できるようにすることに重点を置いています。

――今回日本での『EVE Online』再展開にあたって特に気をつけたことはどのようなことでしょうか?

ヘルマンソン当然のことながら、私たちの主な関心事は『EVE Online』の日本語サポートの品質と包括性でした。私たちの目標は、日本人プレイヤーが英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、韓国語を話すプレイヤーと同じ摩擦のない体験を楽しめるようにすることです。ゲーム内のユーザーインターフェイスとプレイヤー体験はこれらの取り組みの中心であり、『EVE』の多くはコミュニティの関与とメタに関するものであるため、これはすべてのコミュニティとともに、『EVE Online』の公式フォーラムの日本語掲示板やニュースの更新へも適応しています。

また、日本のローカリゼーションパートナーと継続的なローカリゼーション品質プロセスを持っています。ゲームは常に更新されているため、これは継続的なプロセスです。さらに、ゲームマスターとインターステラーサービス部門(ISD)のローカリゼーションボランティアがフィードバックを支援し、すべてのプレイヤーがゲーム内のバグレポートツールを介してフィードバックを送信できます。実際、私たちは現在、日本のISDボランティアを積極的に募集しています。このインタビューを読んでいる熱心な『EVE』プレイヤーには、次のリンクから応募することをお勧めします。

ボランティア応募ページ

CCPでは、可能な限りプレイヤーを開発プロセスに参加させることを目指しています。コミュニティの参加を得てゲームを構築することで、より強力で充実したゲームプレイ体験がもたらされると信じています。その結果、私たちはベテランの日本の『EVE』プレーヤーの小グループと協力し、『EVE』の日本への“再入国”が確実かつ徹底的に行われるようにしました。これらの個人から意見をいただいたことを誇りに思います。また、既存、新規を問わず、日本の『EVE』プレイヤーの体験を豊かにするために自由な時間を割いてくださったことを光栄に思います。

新しいプレイヤーサイトを更新し、フォーラム、ウィキ、Discord、チュートリアル、コンテンツクリエーターなどの新しいプレイヤーに役立つリンクを追加しました。来年にはさらにコンテンツが更新され、『EVE Online』で旅を始めた新規参入者が役立つことを願っています。

『EVE Online』プレイヤーサイト

最後になりましたが、『EVE Online』の日本語Twitterアカウント@EveOnline_Japanを開設しました。これにより、『EVE』の日本のコミュニティとの公式コミュニケーションチャネルの数と範囲が拡大しました。

――日本からのプレイヤーがゲームを実際にプレイした際に、強くハードルを感じるのは他の海外ユーザーとのチャットです。『EVE Online』はその仕組み上、他のユーザーとのチャットが他のMMOと比べても非常に重要ですが、このコミュニケーションを支援する機能の実装の可能性はあるのでしょうか。(DeepLなどと提携した自動翻訳システムの実装など)

フィンボガソンすばらしい質問です!これは興味深い意見ですね。ニューエデンはシングルシャードサーバー上の1つの世界であるため、プレーヤー間の摩擦のない言語間通信の利点を認識しています。現在、実装パイプラインにこの機能はありませんが、この機能を調査してみたいと思います。

――日本向けの特別なプロモーションなどの予定はあるのでしょうか?どうしても日本では宇宙SFや艦船ものの注目度は巨大ロボットがでてこない場合多少劣ります。(WW2の艦船を擬人化した美少女たちは人気ですけれども)

ヘルマンソン『EVE Online』日本語化のリリースを記念して、EVEパイロットは、オメガタイム、PLEX、スキルポイント、サクラShumyuスキン、および日本のカプセラを祝うために特別に提供されたサクラZakitsuアパレルを含んだ、まったく新しいサクラスターターパックを入手できます。これらのパックは日本時間1月26日の20:00まで、アカウントごとに1回購入できます。

また、12月10日から1月5日まで「冬季ネクサスイベント」を開催しています。今年の季節をテーマにしたお祭りには、冬の休暇中にプレーヤーをアクティブに保つための毎日のリワードとチャレンジが含まれます。冬のネクサスイベントは、極寒の吹雪をニューエデン中のプレイヤーにもたらすエキサイティングなイベントです。

――ところで、日本でもストリーマーは人気です。特にゲーム系では何らかのキャラクターのアバターを持つ「VTuber」がポピュラーです。このような配信者たちが『EVE Online』をプレイする際には収益化の可否や配信内容の制限などはあったりするのでしょうか?また、そういったファンコミュニティを有した配信者達が『EVE Online』を(ファンとともに)始めることについて、お二人はどう思いますか?

ヘルマンソン『EVE Online』には活発なストリーミングコミュニティがあり、最近、新しいパートナーシッププログラムを開始して、『EVE』コンテンツ作成者に報酬とユニークなアイテムを提供し、視聴者とのエンゲージメントを促進し、成長を支援しています。このプログラムは、配信者、動画制作者、ブロガー、サードパーティのツール開発者などをサポートしており、すでにいくつかの日本のプレーヤーが登録しています。

配信者やその他のコンテンツ作成者は、サブスクリプションやスーパーチャット等を通じてチャンネルやその他の作品を収益化することができます。ただし、CCPの知的財産を特徴とするもの(『EVE Online』の宇宙船を描いたアートワークなど)を販売する前には、まず私たちに連絡する必要があります。

確立されたストリーマーが『EVE Online』を試して、フォロワーにニューエデンの素晴らしいSFサンドボックスを紹介することを楽しんでくれることを願っています。間違いなく、現在の日本の『EVE Online』プレイヤーの多くがこのようなコンテンツを探しており、新規プレイヤーにとっても大変役立つことでしょう。

――強力な性能の次世代機、PS5/Xbox Series Xが発売されました。『EVE Online』が今後スピンオフなどでなくコンソールでもプレイできるようになる可能性はありますか?

フィンボガソン新しい次世代コンソールは、すべてのPCゲーム開発者にとってエキサイティングな提案です。ただし、コンソールのリリースに関しては、ハードウェア性能が『EVE』クライアントを妨げているわけではありません。コンソール版の可能性を探る前に、ゲームのユーザーインターフェースとプレーヤーエクスペリエンスをジョイパッドに合わせて再考し、進化させる必要があります。

――2021年の『EVE Online』には、どのような内容が期待できますか?既存ユーザー・新規ユーザーそれぞれに向けて教えて下さい。

ヘルマンソン新しい四半期(Quadrant)フォーマットでは、プレイヤーに情報を提示する方法を変更しています。社内では短期と長期の両方のロードマップを維持していますが、話し合う準備ができ、まもなく公開されるもののみが発表されます。そのため、『EVE』プレーヤーとして、『EVE』には常に新しいこと、未知のことがあります。楽しみにしています。今年の初めに何が起こっているのかを垣間見るには、1月に@EveOnline_Japanなどの『EVE』ソーシャルメディアチャネルに注目してください。

――また、今後も『EVE Online』が長年サポートされることを期待してもいいのでしょうか?

フィンボガソン2020年から2021年にかけての私たちの焦点は、『EVE Online』を、今後何十年にもわたる継続的なサービスにしていくことです。そのため、新しいサーバーハードウェアの実装を継続し、クライアントが最先端のテクノロジーで動作するようにしています。新しいプレイヤーがゲームに参加しやすくするだけでなく、頻繁な更新と新しいチャレンジの導入により、ベテランプレイヤーを活性化させ続けています。

ニューエデンが単一のシャードであるのと同じように、CCPには、新しいプレイヤーを引き付け、受け入れながらベテランプレイヤーも常に驚かせていきたいという野心があります。『EVE Online』を永遠に運営し、最初にこのゲームを作った開発者の生涯をはるかに超えていきたいです。現実世界の多くの人工物は何世代にもわたって存続してきたため、コミュニティの助けを借りて、仮想世界でも同じことができると考えています。

――日本の既存ユーザーと、新たに『EVE Online』に興味を持ったゲーマーに対しこれだけは言っておきたい、という内容がありましたら教えて下さい。

フィンボガソン『EVE Online』は、PC上の他のMMORPGとは異なります。それはあなたが、あなた自身のスペースオペラの主人公になることを可能にすると同時に、同じシングルシャードサーバー上で一緒にニューエデンの星団を経験している他の多くの個人の物語に影響を与えます。

あなたの貢献は実際に歴史の流れを変え、あなたの周りの銀河の未来を形作るのを助けることができます。『EVE』をカジュアルにプレイする場合でも、ハードコアな場合でも、誰もが自分のプレイスタイルを見つけて『EVE』ユニバースに貢献することができます。さらに、リリースごとに新しいツールを追加して、ニューエデンのサンドボックスで“砂の城”を簡単に構築できるようにしています。


『EVE Online』はWindows/Mac向けに基本無料で配信中です。

《Arkblade》

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