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『サイバーパンク2077』キャラモデル交換ModがCDPRの要請で公開停止に―キアヌなどモデルになった人物への配慮を求める

この件についてCDPRは、公開するファンコンテンツのガイドラインを引用して声明を発表しています。

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『サイバーパンク2077』キャラモデル交換ModがCDPRの要請で公開停止に―キアヌなどモデルになった人物への配慮を求める
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サイバーパンク2077』のあらゆるキャラクターモデルを交換できるMod「Model swaps」の公開が、開発元のCD PROJEKT REDからの要請により停止されました。

このModはゲーム内のキャラモデルを交換するというもので、性的サービスを提供する「ジョイトイ」と呼ばれるキャラと置き換えれば通常プレイでは不可能なキャラクターとのロマンス、例えばキアヌ・リーヴスがモデルのジョニー・シルヴァーハンドとの関係も楽しめるということで話題を呼んでいました。しかし今回、CDPRからの要請によってModの公開が停止に。記事執筆時点で当該配布ページは白紙状態となっています

これを受けて海外メディアPC GamerがCDPRにコメントを求めたところ、「ユーザー作成のコンテンツ、特にModに関する最も重要なルールは、他人に害を及ぼしてはいけないということです。モデル交換の場合、特に露骨な状況を伴うものは、本作のキャラクターを作成する目的でモデルとなってくれた人々にそうした認識をさせてしまう可能性があります。」との声明を公開。キアヌなどキャラクター作成に協力してくれた実在の人々への配慮を求めました。

さらに「ファンコンテンツを作る際、クリエイターは関係者から許可を得ているかを確認する必要があります。CDPRがゲームのために考案したキャラクターについては自由に手を加えて楽しむことを広く許可しています。ゲームへの参加をお願いした実在の人物のモデルについては、明示的な許可がない場合は不快な思いをさせてしまう可能性があるので、使用はご遠慮ください。」と語り、声明を締めくくっています。CDPRはファンコンテンツのガイドラインを公開しており、この声明はその中の「Don’t hurt us or others.(私たちや他の人を傷つけないでください。)」の項目に則ったものと思われます。

なお、これまで多種多様なゲームに実在の人物がモデルとなるキャラクターは登場していましたし、現在のゲーム制作では実在の俳優の顔を取り込んでモデルを作成するという手法が一般的となっています。今回の配信停止はCDPRのガイドラインに抵触したための要請であり、正当なものと言えるでしょうが、ゲームキャラと元となった人物の関係、さらにそうしたキャラモデルに手を加える行為を再考する一件となったかもしれません。

《TAKAJO》
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