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目が見えなくてもゲームを楽しめると気付かされたのは『スマブラ』だった―盲目のゲーマーはどんなゲームをどのようにプレイしているのか?

目が見えないゲーマーに迫るインタビュー企画がYouTubeで配信予定。目が見えなくてもゲームは楽しいと語るファイさんのインタビュー動画の模様を一足先にお届けします。

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目が見えなくてもゲームを楽しめると気付かされたのは『スマブラ』だった―盲目のゲーマーはどんなゲームをどのようにプレイしているのか?
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みなさんは“目が見えないゲーマー”がどのようにゲームをプレイしているか想像したことがあるでしょうか?あえてこの表現を使うとすれば、“普通”のゲーマーであればなかなかそうしたことを意識することは決して多くないはずです。目が見えないゲーマーの中でも、e-Sportsやストリーミングで活躍する方々もいますが、我々と同じような一般のゲーマーがどんなジャンルのゲームをどうやってプレイしているのかということは意外と知る機会が多くありません。

そんな盲目のゲーマーにフィーチャーした動画企画が、3月5日20時30分からインディーゲーム開発者コミュニティ「asobu」のYouTubeチャンネル「asobudev」にて公開されます。「asobu talks SESSION#2: 目が見えないけど,ゲーマーです!」と題した番組のインタビュー映像を事前に入手できたので、本稿では公開に先駆けてその内容を簡単にまとめてお届けします。あくまで動画の一部からまとめたものですので、実際のゲームプレイシーンやインタビューの模様はぜひ本編(40分超)をお楽しみください。


ファイさんがゲームを面白いと感じたきっかけは『スマブラ』

今回のインタビュイーであるファイさんは1994年生まれで、生まれつき目が見が見えません。兄が所有していたゲームボーイカラーで遊んだ『カービィのピンボールランド』をきっかけに、ゲームとの運命的な出会いを果たします。

それから、ワンダースワンやPlayStation 2など、時代と共にさまざまなゲームに触れていったというファイさん。それまではゲームに対して不便さを感じながら遊んでいましたが、『大乱闘スマッシュブラザーズDX』と出会い、目の見えない人でもゲームを楽しむことができると、ファイさんの中でゲームに対する価値観が変化したようです。


目の見えないファイさんはゲームをどうやって遊んでいるの?

ファイさん曰くゲームをプレイするときはキャラクターのボイスや効果音など、ほとんどは音と感覚に頼っているとのことです。もちろんプレイできないゲームもあり、ボイスが収録されていなかったり、UIのデザインが複雑だったりするとやはり認識できなくなってしまうのだそうです。また、目的地の決まっているRPGや決まった道を走るレースゲームはプレイが難しいといいます。

ゲームを遊ぶ際は次に何をするのか、頭の中でイメージしなければならないので、昨今のゲームよりもレトロゲームの方が頭の中でイメージしやすかったとも語るファイさん。近年はインディーゲームの普及により、レトロゲームに近いコンパクトなゲームが再び現れたことで、目が見えなくても遊びやすいゲームが増えてきました。また、ゲーム実況の存在も大きく、今まで読めなかったテキストを実況者が読み上げてくれるので、遊べるゲームの幅も増えたそうです。


遊ぶことが難しいゲームとは?

最近のゲームはオープンワールドの広大なフィールドを旅するものが多く、次にどこに行けばいいか分からなくなることが多々あるそうで、レトロゲームはゲームのボリュームがコンパクトで、限られた空間をいかに活かせるかという思想で作られているモノも多く頭の中でイメージしやすいそうです。

目の見えないゲーマーにとって最近のアクションゲームは遊びにくい方向へシフトしており、その代表例が『地球防衛軍』シリーズ。1作目から3作目までは敵をロックオンしてくれる「ノーマルコントロール」と自分で照準を合わせる「テクニカルコントロール」の2種類の操作から選択することができましたが、4作目から「ノーマルコントロール」が廃止されてしまいました。そのため、「『地球防衛軍は好きなシリーズだけど、遊びにくいゲームになってしまった」』と語っています。


動画ではファイさんが実際に『大乱闘スマッシュブラザーズスペシャル』を楽しんでいるシーンがあり、目が見えないを感じさせないプレイを披露しています。本作に登場するリュウは1対1の時、相手をロックオンする特性を持っており、常に相手の方向を向いてくれます。この機能は原作である『ストリートファイターII』の再現で実装されたものでしたが、目の見えない方にとって遊びやすさを生み出しているのだと気付かされました。


そのほか、どのようなアクセシビリティが備わっていればよりゲームをプレイしやすくなるかといった話題や、今後ファイさんが盲目のゲーマーとしてやっていきたいことなどもインタビューではたっぷりと語られています。本稿でご紹介したのはインタビューの一部で、この後の放送では視聴者の質問に答えるトークコーナーなども設けられるということで興味のある方はぜひご覧ください。

《藤田 幸平》

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