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【吉田輝和の絵日記】カジュアルな外見に似合わず“ガチな”パーティー探索型ローグライク『ビビッドナイト』

※本作に登場するユニットは奴隷じゃありません。

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【吉田輝和の絵日記】カジュアルな外見に似合わず“ガチな”パーティー探索型ローグライク『ビビッドナイト』
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今回は、Asobismが贈るPC向けソフト『ビビッドナイト』。本作は、黒の魔女によって宝石に変えられた王や民を救うため、おてんば王女が地下迷宮に挑むパーティー探索型ローグライクゲームです。プレイヤーは、『不思議なダンジョン』シリーズのようにランダム生成される迷宮を舞台に、手に入れたユニットを育成しながら、獲得した特殊能力をデッキビルド型のゲームのように状況に応じて取捨選択していくことになります。

Asobismは、これまで『ドラゴンポーカー』や『城とドラゴン』といった基本プレイ無料のスマホ向けゲームをリリースしてきましたが、本作はPC向けにSteamでリリースされた買い切りソフト。課金要素は一切ありません。『ビビッドナイト』というタイトルやビジュアル、UIのデザインなどがカジュアルな内容に見えてしまいますが、プレイした人達からは「ガチな内容」と高い評価を受けています。

僕は本作のキャラクタービジュアルが好み!しかもローグライク要素もデッキビルド要素も好きなので、偏見などはありませんでした!

おてんば王女が地下迷宮に挑む!

おてんば王女アメリは、お城を抜け出しては白の魔女のもとで宝石術を学んでいた。

いつものように城に戻ると、黒の魔女により王国の人々が宝石にされて攫われてしまう。

王や民たちを救うため、アメリは魔女や魔物がひしめく地下迷宮へと向かうのだった。

地下迷宮を移動するにはコストが必要で、1つ部屋を進むたびにマナが1つ消費される。

マナが尽きる前に地下への階段を見つけ出し、宝石にされた民たちを仲間にしながら最下層を目指すのが目的だ。

宝箱の部屋に入ると宝石にされたキャラクターを1人解放出来る。

解放したあとは、ユニットとしてパーティーに編成可能だ。王女とともに戦ってくれるぞ!

モンスターの部屋に入るとバトルが始まる。

バトルは編成した仲間がオートで戦ってくれるので王女は見ているだけ……ではない。

特殊な能力「ジェム」で仲間をサポート出来るのだ。ジェムは、最大8つまで同時取得が可能で、攻撃から回復、強化まで様々な効果をもつものがある。

バトルはターン制で、ターン開始時にジェムが使用出来る。

強力なものほど使用後のクールタイムが長くなるので、ジェムはバランス良く取得する必要がある。

ジェムは、錬金術師の部屋で購入出来る。入手はある程度ランダムなのが悩ましい……!

また、宝石屋の部屋ではユニットの売買が出来る。

宝箱の部屋に入らなくても仲間ユニットを増やせるのはありがたいんだけど……

でもこれ、人◯売買だよね。


……まさかお前、黒い魔女の手先か?

同じユニットを揃えて強化!

カギを所有している魔物を倒すと地下への扉が開く。これでさらなる下層へ進める。

地下迷宮はランダム生成されるので、どの魔物が鍵を所有しているのかは倒してみるまでわからない。

魔物の部屋はマップに表示されているのだが、鍵持ちの魔物を探している内にマナ切れを起こすことも……。

マナ切れ状態では歩くたびに仲間のHPが減っていく……。

地下に降りればマナは回復するからそれまで頑張ってくれ!

本作には、レベルシステムは無いが、同じユニットを複数揃えることでアップグレードが可能なのだ。

同じユニットを3体で1回、そしてアップグレードしたユニットを3体集めることでもう1回アップグレードが出来る。ステータスが飛躍的に上昇する上にHPも回復する。一石二鳥だ。

ただ、最終までアップグレードするためには、ユニットの必要数が多いのがネック……!

最下層のボスを倒せばその迷宮はクリア。新たな迷宮が解放される。

クリア報酬として、新しいユニットやアイテムを解放するのに必要な輝石がもらえる。

迷宮をクリアすると、これまでに育てたユニットや手に入れたジェムはリセットされるが、輝石で解放したユニットはどれも強力なので、プレイするごとに迷宮探索はぐっと楽になっていくぞ。

ゲームオーバーに至る3つの敗因……!

最初の迷宮をクリアし、その後の迷宮も順調にクリアしていった。

しかし、とうとう途中でゲームオーバーになってしまった。敗因は3つある。

まず1つ目の敗因は、パーティーメンバーをバランス良く強化しなかったことだ。

ユニットのアップグレードは2段階まで出来るが、2段階めは必要ユニット数が跳ね上がるため、宝箱からの入手だけでは追いつかない。

僕は、宝石屋で目当てのユニットが出るまで販売リストの更新を何度も繰り返していた。

パーティーの最大人数を増やすのにもお金が必要なのに、1人を最大強化するだけでお金を使い果たしてしまっていたのだ。

効率よく進めるなら、パーティーの最大人数増加を優先し、アップグレードは無理せず1回だけで良かっただろう。

2つ目の敗因は、ゲームシステムをちゃんと理解しないままの脳筋プレイだ。

ユニットは、それぞれシンボルと呼ばれるアビリティを持っており、同種のシンボルを持つユニットをパーティーに入れていると効果が発動する。

シンボルによってジェムで与えるダメージが増加したり防御力が上がったりする。上昇率がかなりでかいので、強力なジェムを使えば初ターンから魔物HPを半分ほどごっそり削れちゃうのだ。

「追加効果なんてせいぜい2~3割上がるくらいでしょ」とシンボル効果を軽んじていた自分をぶん殴りたい。

一度アップグレードしたユニットは、パーティーから外したり売却したりしてもシンボルの効果は続くので、出来るだけ多くのユニットをアップグレードして、シンボルの効果をどんどん強化していこうっと。

レア度の高いユニットを揃えてアップグレードし、シンボルやジェムの選別も万全。「これで負けるはず無し!」と魔女の待つ最下層へ向かう。

ターン毎に使えるジェムは、そのターンが終わる前に次のターンの分のジェムも前借りできる。

ターン制バトルなので急ぐ必要はないが、せっかちな僕はついついこれをやってしまう。

次のターンに敵が強力な攻撃をしてくる時は「DANGER」と表示されるので、防御のジェムを使って守らなければならないのだが……前のターンでジェムの前借りをしていたため、防御のジェムは使えず……

DANGERな一撃で全滅。

最後の敗因は……僕のせっかち!


僕がプレイ前に期待していたローグライク要素とデッキビルド要素もしっかり含まれており、どのキャラクターも可愛くて大満足でした!現在のプレイ時間は20時間ほど。エンディングも到達済みですが、クリア後に新たなプレイヤーキャラクターが解放されるので、まだまだ長く遊べそうです。

ただ、全体的に運要素が強く、目当てのユニットの出やマップの配置が悪いと苦戦を強いられることもしばしばありました。僕は楽しめましたが、人によってはマイナス要素かもしれません。

不満点もいくつかありましたが、これまでアップデートによって細かい調整や修正が行われており、初回プレイ時と比べて遊びやすくなっているのが実感出来ます。

『ビビッドナイト』は、PC向けに配信中です。


吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 最近、『スカイリム』を二人でプレイする絵日記企画「スカイリム二重人格ロールプレイの旅」をはじめた。同企画の最新話通知用Twitterはこちら。吉田輝和個人のTwitterはこちら
《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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