
ハマれば1日中、寝食を忘れてひたすらにコントローラーをカチカチしていられる僕が大好きなジャンル……それはハック&スラッシュ。
数多の敵を多彩なスキルで蹴散らし、その積み重なる死体からより強い装備を手に入れ、さらに数多の敵を蹴散らしていく……その作業とも思えるルーティンがやけに楽しく、時間を忘れてしまうのです。そして没頭しているうちに、自室のカーテンから漏れる光が朝焼けなのか夕焼けなのか本当にわからなくなります。
そんなハック&スラッシュの金字塔ともいえるのが『ディアブロ』シリーズです。
というわけで今回は、Activision Blizzardが贈る『ディアブロ II リザレクテッド』のオープンベータテストをプレイしてきました!
本作は、2000年に発売された『ディアブロII』のリマスター作品で、オリジナル版はハック&スラッシュの名作として長きに渡って愛されてきました。そんな本作は「え?リメイクじゃないの?これがリマスターなの?マジで?」と驚くほどにグラフィックが美しく生まれ変わっています!
過去に絵日記でもお届けした『ディアブロ III エターナルコレクション』では、年末からプレイして年が明けたのにも気付かないほどドハマリしていました。今回は期限付きのベータテストとは言え、また寝食を忘れてしまいそうですね。
プレイスタイルに応じてクラスを選択!

まずはプレイヤーキャラクターのクラスを選択する。
接近戦が得意なバーバリアン、属性魔法を操るソーサレス、自然や野生の獣を召喚するドルイドなど、7種類のクラスが存在する。ベータテストではアサシンとネクロマンサーは選べないようだ。
僕は、同ジャンルのゲームではNPCを召喚出来るクラスを選びがちなのだけど、ベータテストだしいつもとは違うクラスにしようかな。

悩んだ末に選んだのは……槍や弓が得意な女性キャラクターのアマゾネス!どうやら中距離タイプの物理ファイターみたいだ。
僕がアマゾネスコスチュームに身を包むと、ただの半裸のおっさんだな……。

野営地からゲームが始まった。
NPCに話しかけるとクエストが発生する。最初のクエストは邪悪の巣窟を見つけ出して魔物たちを退治することだ。
右も左も分からないがとりあえず野営地の外に出てみよう。

初期装備はジャベリン。回数制限があるが投擲も可能なので、画面端の敵を遠くからチクチクといやらしく攻撃していくぜ!

フィールドには、ライフやマナを回復させる設備や、洞窟などのダンジョンが存在する。
フィールドはランダム生成なので、ゲームをやり直すたびに配置が変わるようだ。

敵を倒しながら散策していると、クエストの目的地である邪悪の巣窟をあっさり見つけてしまった。
まだレベル1だし初期装備のままだけど大丈夫なのかな……。
本作では、死亡するとその場にアイテムを落としてしまうため、生き返ったあとにアイテムを回収する必要がある。まあ今は、初期装備以外ほとんど所持していないので失うものはあまりない。ガンガンいこう!

出現する敵はフィールドと変わりなく、2発程度の攻撃で倒せる弱いヤツらばかりだ。
投擲武器のおかげでほとんどダメージを食らうことなく敵を殲滅していく。

平和な集落に突如現れたモンスターのように、逃げ惑う者を追いかけて背後から倒していくアマゾネス吉田。邪悪なのは一体どちらだったのだろうか……。
冒険の後はお楽しみの戦利品物色タイム!

邪悪の巣窟、制圧完了!
色んなアイテムを手に入れたが、鑑定するまでレア装備なのかゴミ装備なのかはわからない。野営地に戻って戦利品の物色だ!

「ネクロマンサー専用装備だからアマゾネスは装備出来ないしな~。まあ一応拾っとくか」となんとなく拾ったワンドを鑑定すると……まさかのレア装備!
思わぬところでレアアイテムがゲット出来るのもハック&スラッシュの醍醐味だ。
早速ワンドを売ったお金で装備を新調しよう。

クラス専用武器以外なら剣でも斧でも装備出来るが、スキルを発動するには該当の武器を持つ必要がある。

アマゾネスの武器スキルはヤリ系と弓系だ。
スキルの割り振りには、レベルアップ時に得られるポイントを消費する。

またライフやマナ以外のステータスはレベルアップ時に自動で増えないので、こちらも自分で割り振る必要がある。装備するのに一定以上のステータスを必要とするものもあるので、何を優先するか悩ましいところだ。
装備を整えたら新たなエリアへ!

フィールドはエリアごとに区切られている。
クエストが進行するごとに野営地からどんどん遠ざかることになるが、エリアの多くにはワープポイントが設置されているので安心して遠出が出来るな。

道すがら回復ポーションが無くなった時は、ザコ敵を狩りまくってアイテム回収する。

こんな想像をしちゃうほどに気分はすっかり略奪者だ。
もはやどちらが魔物かわからない。

ザコ敵の中には強力な敵も混ざっており、強い分アイテムドロップも豪華だ。レア装備を求めてダンジョンの奥深くまで進んでいくと、回復が間に合わないほどの強敵と出会うことも……。
レベル1だったあの頃とは違い、装備やアイテムも結構良いものを揃えている。こんなところで死んで失うわけにはいかない。
そこで最後の力を振り絞って一撃必殺の攻撃を繰り出す――のではなく……

一時的な帰還ポータルを開くアイテムで、危なくなったらすぐ帰る!
協力プレイはNPCも合わせて軍団結成!

1人気ままなソロプレイも楽しかったが、本作は最大8人までのオンラインプレイにも対応しているので、今回は編集担当と一緒にプレイしてみたぞ。

お互いソロの進行状況が違うので、せっかくだからキャラを作り直すことにした。
獣を使役するドルイドでプレイ開始だ。

序盤は敵も弱いので、2人でボコボコ殴っているだけであっという間に殲滅出来るぜ。

クエストもサクッとクリア……と思いきや、編集担当は「こういうマップ、全部埋めたい派なんですよね」といってダンジョンの隅々まで探索する。探索した場所の地形はマップに描写されるのだ。
「ランダム生成だからこのゲームが終われば埋めたマップも消えてしまうのでは……?」と思ったが、何も言えず僕も一緒に探索した……。

クエストを進めると傭兵を1人雇えるようになるシステムはオンラインプレイ時でも健在。1プレイヤーにつき1人雇えるので、2人パーティーが一気に倍の4人パーティーになった。頼もしい!

獣を召喚出来るドルイドで8人パーティーを作り、それぞれが傭兵を雇い、それぞれが獣を召喚したら……

とんでもない軍団が出来そうだな!画面に入り切るのだろうか……。
プレイ出来る日数に限りがあったベータテストですが、フルプライスのゲームを買った時のようにガッツリとプレイしていました。忘れましたね~寝食!
ただ、現代のいたれりつくせりなシステムに慣れていると不便なことも多かったです。インベントリ内では、同一のアイテムがスタック出来ないので、気がつけばポーションで溢れていることもしばしば……。
そういった不便さのいくつかはあえて残されているようで、それをゲームの味として楽しめない人には気になるポイントかもしれませんね。

そうそう!ゲーム中、オリジナル版のグラフィックにいつでも切替可能なのは驚きました。オリジナル版をプレイしたことのない僕が言うのははばかられますが、原作を尊重したリマスターだったのではないかと思います。
『ディアブロ II リザレクテッド』は、PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチ/PC(Steam)を対象に、2021年9月24日発売予定です。