『VALORANT』"エピソード3 Act2"新マップは「フラクチャー」―インタラクト可能なストーリーオブジェクトが初登場 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

『VALORANT』"エピソード3 Act2"新マップは「フラクチャー」―インタラクト可能なストーリーオブジェクトが初登場

9月9日開幕予定のエピソード3 Act2の新マップの概要が明らかになりました。

PC Windows
『VALORANT』
  • 『VALORANT』
  • 『VALORANT』
  • 『VALORANT』
  • 『VALORANT』
  • 『VALORANT』
  • 『VALORANT』
  • 『VALORANT』
  • 『VALORANT』
フラクチャーの謎を探れ//オフィシャルマップティーザー - VALORANT

ライアットゲームズは、9月9日開幕予定の『VALORANT』エピソード3 Act2の新マップ「フラクチャー」を発表しました。

『VALORANT』の7番目のマップとなる「フラクチャー」は、比較的シンプルな構造であるものの、H字型のレイアウトが特徴。中央を境に両側がビジュアル的な対比を成しており、マップ下層には移動経路として長いジップラインが配置されています。過去のマップと同様、「フラクチャー」にも『VALORANT』の物語を伝える様々な要素が数多く配置されているとのこと。また、今回初の試みとして、インタラクト可能なストーリーオブジェクトも登場するようです。

デベロッパーコメント

フラクチャーをデザインする際に目標としたことは何ですか?

回答:このマップは「もしも」というシンプルなアイデア、もっと具体的に言うと、「アタッカーがディフェンダーを挟む形で、マップの両端からスタートできたら?」という疑問から出発しました。例えば中立スペースの活用方法など、私たちはとにかくプレイヤーの皆さんに固定観念を捨ててもらうこと、そしてこのマップ独自の課題を提供することを目指していたのです。そのため、先述の「もしも」の実現に全力を尽くすことを目標としました。H字型のレイアウト、中立スペース、ジップラインなど、すべてがその核となるアイデアを支えるためにデザインされています。

レベルデザイナー:Joe Lansford


フラクチャーをデザインするにあたって、何からインスピレーションを得ましたか?また、このマップで伝えたい重要なコンセプトは何ですか?

回答:少し変わっているかもしれませんが、このマップのゲームプレイは『ロード・オブ・ザ・リング』における「ヘルム峡谷の戦い」がインスピレーションの源となっています。オークの軍勢によって門が破壊されようとしている中、アラゴルンとセオデン(それと生き残った兵士たち)は反撃に打って出ようとします。「怒りを持って敵を打ち倒し、赤い夜明けを迎えよう!」そこに反対側の山からガンダルフとローハンの騎兵軍が突撃していきます。ディフェンス側のプレイヤーがAサイトとBサイトに分かれて形勢を逆転し、むしろアタック側が追い詰められる状況は、いつもこのシーンを思い出させるのです。

レベルデザイナー:Joe Lansford


回答:映像面の開発に際しては、マップの両サイドでまったく異なるビジュアルを提示して対比させることで、何らかの事故によって時間軸に亀裂が生じ、そこから分岐(フラクチャー)が発生してしまったことを暗示しようと考えました。「秘密の実験が思わぬ結果を生んでしまった」という物語にさらに厚みを加える、ユニークなビジュアルを作り出したかったのです。

Aサイトは不毛の砂漠と朽ち果てた研究施設の廃墟となっており、それとは対象的にBサイトは樹木が生い茂り、研究施設を覆い尽くしています。マップ中央の建物内には粒子加速器があり、プレイヤーはその下をジップラインで通り抜けられるようになっています。「フラクチャー」はデザイン的にも特殊なマップですが、私たちはそのユニークさをビジュアル面からも強調したいと思ったのです。両サイドに配された対照的なビジュアルは、「ここで起きた出来事と、その悲惨な結末」を想起させ、プレイヤーは視覚面から物語を楽しむことが可能です。また、視覚情報とコールアウトの観点からも、対照的なビジュアルは位置関係の把握に役立つようになっています。

リードアーティスト:Brian Yam


回答:ストーリー面で言うと、プレイヤーの皆さんに「VALORANTの世界で起こっている戦い」への理解を深めてもらえるような舞台を作ろうと考えました。シネマティックトレーラー「Duality(二重性)」で、もう一つの地球の存在が明かされた後だったので、この二つの世界の間で起きている戦いをもう少しだけ見せることにしたのです。この戦いが実はそれほど単純な構図ではないことが、この「フラクチャー」で分かってくるのではないでしょうか。

過去のマップと同様、このマップにも「一体VALORANTの世界で何が起きているのだろう」とプレイヤーの皆さんに考察してもらうための材料を、随所に散りばめてあります。

クリエイティブディレクター:David Nottnigham


他に何かプレイヤーに伝えたいことはありますか?

トピック:このマップのどこかに、計10匹の「戦略ベア」が隠されています。ぜひ探してみてください ;)

プリンシパル エンバイロメントアーティスト:Brandon Martynowicz


トピック:現在の地球と、そこに自分たち側のVALORANTエージェントを送り込んでくる謎に満ちた「もう一つの地球」との戦いを示す時系列上で、このマップは重要な役割を果たすことになります。そのため、環境や視覚面でのストーリーテリングに力を入れ、考察好きなプレイヤーの皆さんに、この戦いの謎をさらに深く紐解く手がかりを用意しました。

クリエイティブディレクター:David Nottnigham

『VALORANT』エピソード3 Act2は9月9日開幕予定。新マップ「フラクチャー」は、パッチ3.05でリリース予定です。


《H.Laameche》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

PC アクセスランキング

  1. リメイク版『ウィザードリィ:狂王の試練場』2024年5月23日にPS/Xbox/スイッチでも配信決定!ベニー松山氏によるモンスター解説も搭載【UPDATE】

    リメイク版『ウィザードリィ:狂王の試練場』2024年5月23日にPS/Xbox/スイッチでも配信決定!ベニー松山氏によるモンスター解説も搭載【UPDATE】

  2. Steamウィッシュリスト登録現在1位!戦闘ありの中世都市建設シム『Manor Lords』日本では4月26日午後10時に早期アクセス開始

    Steamウィッシュリスト登録現在1位!戦闘ありの中世都市建設シム『Manor Lords』日本では4月26日午後10時に早期アクセス開始

  3. リメイク版『ウィザードリィ:狂王の試練場』にベニー松山氏新規書き下ろしのモンスター解説が追加へ!日本語も実装の正式版への移行も間近か

    リメイク版『ウィザードリィ:狂王の試練場』にベニー松山氏新規書き下ろしのモンスター解説が追加へ!日本語も実装の正式版への移行も間近か

  4. 話題のADV『バニーガーデン』Steam版にパッチ配信!プレゼントとフードで前に戻れない、ミニゲームで特定の下着が見られないなど不具合修正

  5. 波紋起こした“竜憑き”が緩和!『ドラゴンズドグマ 2』アプデ配信―感染の有無がわかりやすく

  6. 3Dダンジョン探索オートバトルRPG『Dragon Ruins』Steam向けに5月1日リリース決定!戦い続けて強くなり迷宮の最奥を目指せ

  7. ロボをカスタムし、ド派手に敵を倒せ!ついに物語も完結に向かう新作ロボARPG『メガトン級ムサシW』発売―ボルテスVなど伝説機体とのコラボも

  8. 3DダンジョンRPG『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ Quest of Memories』Steamストアページが公開!開発は『世界樹の迷宮』初期作のランカース

  9. 『NieR:Automata』『ワンダと巨像』インスパイアのオープンワールドACT『V.A Proxy』新デモ版リリース―核爆発すらもパリィできる高速バトル

  10. ドラマチックなロボACTが現行機に!サターン名作『重装機兵レイノス2』移植版がPC/コンソールで発売

アクセスランキングをもっと見る

page top