【吉田輝和の絵日記】大昔はこんなに違った!『Pokémon LEGENDS アルセウス』のポケモンには殺意を感じる… | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【吉田輝和の絵日記】大昔はこんなに違った!『Pokémon LEGENDS アルセウス』のポケモンには殺意を感じる…

あれ?またオレ、ポケモンにやられちゃいました?

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初代『ポケットモンスター』が発売されたのは、僕が中学2年生の頃。当時、『ポケモン』の通信対戦をしてみたかったのですが、周りの友人たちは中二病に毒されていたため、誰もプレイしている人はいませんでした。

僕は、表では「もう中学生なんだし『ポケモン』は流石に子供っぽいよな~」と周りに合わせていましたが、裏では、ゲームソフト2本とゲームボーイ2台を使って一人寂しく通信交換をしていました……。

今では良い思い出です……僕にとっては。

今回は、株式会社ポケモンが贈るニンテンドースイッチ向けソフト『Pokémon LEGENDS アルセウス』。本作は、大昔のシンオウ地方(ヒスイ地方)を舞台に、ポケモン図鑑を作り上げるためにポケモンを捕獲・調査していくアクションRPGです。

時代設定は、ポケモントレーナーやポケモンリーグといった概念はなく、モンスターボールも木製素材で作られている大昔。ヒスイ地方がシンオウ地方と呼ばれるようになった後の時代を描いた『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』とは様相が全く異なりますが、敵対組織「ギンガ団」が登場するなどの繋がりがあるようですね。

人とポケモンとの関わり合いがまだ薄かった時代で、どのような物語が紡がれて現代に繋がっていくのか……ワクワクが止まりません!

目を覚ますと知らない世界!知識チート出来ちゃう?

まずはキャラクターメイキングだ。用意された8つの外見から色黒短髪を選ぶ。

本当は、日焼けしたムキムキのおじさん主人公を作りたかったのだが、残念ながら少年少女の見た目しかたなかったので、せめて名前は「おじさん」にした。

ゲームが始まると、いきなりアルセウスという謎のポケモンから「全てのポケモンと出会え」と使命を与えられ、どこかへと連れて行かれる。

本当に唐突な展開だな!

あ、これ……異世界転生モノの導入と同じだ!

「もしかしてアルセウスからチート能力をもらって異世界無双ができるのか……?」って思ったけど、特別な力は貰えなかったようだ。

目を覚ますと、1人の男性と3匹のポケモンたちがいた。

男性はポケモン博士のラベン。彼が言うには、主人公は空から落ちてきたらしい。

……などと話をしている間に、先程の3匹のポケモンが脱走してしまう。

そこで最近開発されたというモンスターボールを使い、ポケモン捕獲のお手伝いをすることになった。

本家シリーズでは、ポケモンを捕えるにはバトルを仕掛ける必要があったが、本作では、フィールドを徘徊しているポケモンに直接モンスターボールを投げて捕えることができる。

狙いを定めてモンスターボールを投げ……ゲット!

ええ~?ポケモンをゲットしただけでこの褒められっぷり~。

モンスターボール自体が最近開発された事実からわかるように、本作では、本家シリーズで描かれている時代より、人とポケモンとの歴史が浅そうだ。

服装が現代的な主人公は、ここより未来の世界から来たのかもしれない。

つまり知識チート無双出来ちゃうってこと?(そんなことはありませんでした)

色んな角度でバトル観戦!でも立ち位置が悪いと……

ポケモン図鑑の制作を手伝うことになり、博士に連れられてコトブキムラにやってきた。

主人公は、村に拠点を構えるギンガ団の一員になり、ポケモンの調査に乗り出すことに……。

最初に向かうのは「黒曜の原野」エリアだ。

エリア内には様々なポケモンが生息している。こちらの姿を見つけると襲いかかってくるポケモンもいるので、気付かれないようにしゃがみながら近寄っていく。

空のモンスターボールを投げればポケモンの捕獲、手持ちのポケモンが入ったボールを投げればバトルが始まる。

バトルはコマンド選択式だ。ここらへんは本家シリーズと同じだが……

なんとバトル中でも自由に移動可能で、色んな角度からポケモンたちのバトルをみられるのだ。

大迫力~!

ただ、立ち位置が悪いと……敵ポケモンの攻撃に巻き込まれるので注意しよう。

フィールドで拾える草や鉱石などはアイテムをクラフトする際に使用する。モンスターボールやきずぐすりもクラフト出来るので、買い物に行く手間が省けるのは助かるな~。

ある程度ポケモンをゲットしたら博士に報告しよう。

捕獲状況に応じて報酬が貰え、調査団の団員ランクが上昇する。調査できるエリアも増えていくので、新たなエリアにいる新たなポケモンをどんどんゲットするぜ!

本当は怖いポケモン……的な恐怖がある!

本作では、オヤブンと呼ばれる特別なポケモンが存在する。見た目が物凄く怖い。

珍しい技を覚えているので捕獲したいところだが、レベルが高くて捕まえるのは困難だ。

本家シリーズのポケモンは、基本的にプレイヤーに直接襲いかかることはなかったが、本作のポケモンは明確な殺意をみなぎらせて襲いかかってくる。

こうなると、いかに人間がポケモンに対して脆弱な存在なのか身にしみるな。

こんな時代に子供が「ポケモンマスターを目指す!」と言い出したら、きっと全力で止められるんだろうなあ……。

捕まえて終わりじゃない。図鑑完成を目指せ!

図鑑は、ポケモンを一回ゲットしただけでは完成しない。図鑑にはポケモンごとに調査項目が細かく設定されており、それらを達成する必要があるのだ。捕まえる以外にも、倒したり進化させたり、特定の技を見たりする必要がある。

図鑑の完成度を上げるためにポケモンの様々な生態を観察していると、僕が大好きな『ポケモンスナップ』をプレイしている気分になってくるな!

ポケモンにモンスターボールを投げた時、捕獲が成功か否かを見守り続けなくていいのはありがたい。もちろんドキドキしながら見守り続けてもいいんだけど、投げてすぐその場を離れたとしても変わらずゲット出来るのだ。

この仕様のおかげで手当たり次第にモンスターボールを投げまくってポケモンの乱獲ができるぜ!

……ってなんだか悪役の気分だな。生態系に影響でそう。


ストーリーは40時間ほどでクリア出来ました。現在は60時間ほどプレイしており、図鑑の全タスクコンプリートを目指して奔走中です!

同じエリアでも天気や時間帯ごとに出現するポケモンが変わり、フィールドにはクラフト素材が落ちているので、探索のし甲斐がありましたね。また、バトル中、色んな角度からポケモンの技が見られるのは、『ポケモンスナップ』が好きな人には嬉しい要素だと思います。加えて、ポケモンの捕獲にバトルの必要がない場合があったり、前述の乱獲できる仕様があったりするおかげで、ゲームがテンポよく進行するので、ストレスに感じることはほぼありませんでした。

正直、プレイ前は「アクション要素~?まあ外伝的な作品だからいいけどさ~」と難色を示していたのですが、がっつりハマった今では「捕獲システム、本家シリーズにも採用して欲しいな!」と手のひら返しをしちゃってます。

『レジェンズ』シリーズとして続編が出るのかはわかりませんが、これで終わらせるのは勿体ないですし、今後の展開にも期待してます!

『Pokémon LEGENDS アルセウス』は、ニンテンドースイッチを対象に発売中です。

吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 最近、『スカイリム』を二人でプレイする絵日記企画「スカイリム二重人格ロールプレイの旅」をはじめた。同企画の最新話通知用Twitterはこちら。吉田輝和個人のTwitterはこちら
《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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