カナダのインディーデベロッパーSpace Bullet Dynamics Corporationは3月4日、早期アクセス中のVR対応アクション『Vox Machinae』にV1.0アップデートを配信すると共に、Meta Quest 2版を発売しました。
『Vox Machinae』は、グラインダーと呼ばれるメカをコックピット視点で操るアクションゲーム。VRを用いない通常のPC環境とPC VRのどちらにも対応し、2018年より早期アクセスが実施されています。
1人で遊べるストーリーモードが実装
この度、マルチプレイがメインであった本作に、新たにストーリーが楽しめるシングルプレイ向けキャンペーンを実装する、V1.0アップデートが配信されました。
過去最大規模のアップデートとされる本アップデートのシングルプレイでは、セルス星系における複数の惑星を舞台とし、採掘会社の資源を守るべく奔走するクルーの活躍を描く壮大なストーリーが、フルボイス且つ10時間以上に及ぶコンテンツ量で楽しめるとのこと。戦闘を盛り上げるBGMや、巨大なボスも注目ポイントに挙げられています。
また、現在継続中の早期アクセスは、海外時間3月10日をもって終了し正式化となります。
新たにMeta Quest 2版が発売
さらに、PC環境いらずのVR機単体で楽しめるMeta(旧Oculus)Quest 2版が新たに発売されました。既に発売中のOculus Rift版とのクロスバイにも対応しています。
先月末に公開されたQuest 2版の開発秘話では、初代Questでは性能面で対応を見送らざるをえなかったものの、2世代目となるQuest 2で可能性が浮上。シングルキャンペーンの開発と並行して、2014年から続くOculus(現Meta)社のサポートを得ながら、Quest 2対応のためのモデルやコード等の最適化をPC版と同様のゲームプレイとなるよう進めていたとのこと。数か月の入念な作業を経て、自信を持ってQuest 2で快適にプレイできるようになったとのことが明かされています。
対戦・協力マルチプレイだけでなく、シングルプレイも楽しめるようになった『Vox Machinae』は、現在早期アクセス版がPC(Steam/Oculus Riftストア)で2,570円/2,990円で配信中。新たに登場したMeta Quest 2版もQuestストアで2,990円で配信中です。それぞれクロスプラットフォームプレイにも対応しています。
なお、海外時間3月10日の正式化に当たって価格が上昇することも今回Steamで発表されており、Steam版は、既に引き上げられているRift版と同等の価格となるものと見られます。