オープンワールド無料MMOFPSな『S.T.A.L.K.E.R.』体験!?『STALCRAFT』は意外と本格派!チェルノブイリ禁止区域で大規模マルチ、ただしグラフィックは『マイクラ』調【特選レポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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オープンワールド無料MMOFPSな『S.T.A.L.K.E.R.』体験!?『STALCRAFT』は意外と本格派!チェルノブイリ禁止区域で大規模マルチ、ただしグラフィックは『マイクラ』調【特選レポ】

ボクセルで形作られた『S.T.A.L.K.E.R.』ライクな世界を旅し、さまざまなタスクをクリアしよう。

連載・特集 プレイレポート
オープンワールド無料MMOFPSな『S.T.A.L.K.E.R.』体験!?『STALCRAFT』は意外と本格派!チェルノブイリ禁止区域で大規模マルチ、ただしグラフィックは『マイクラ』調【特選レポ】
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Game*Sparkで日々紹介される採れたての注目Steamインディーゲームたち。

その中で、このゲームあのゲームの内容が知りたい、そう思う方は少なくないのではないでしょうか?そこで、そんなゲームの中から1本をピックアップして紹介するのがこの企画「しぼりたて!特選Steamプレイレポ」。実際の内容をスッキリスピーディにお届けしたいと思います。こってりなプレイレポ類が見たいなら爆速プレイレポもお忘れなく。

今回取り上げるのは、「意外と本格派な内容」「懐かしくも新鮮な体験」などが魅力の『STALCRAFT』です。

『STALCRAFT』とは?

本作は、チェルノブイリ立ち入り禁止区域を舞台にしたMMOFPSです。その名の通り、S.T.A.L.K.E.R.』シリーズと『マインクラフト』に影響を受けており、元々は『マインクラフト』のマルチプレイに『S.T.A.L.K.E.R.』の世界観を持ち込むものとして制作されていたと言います。

7年の開発期間を経る中で、ゲームエンジンは独自のものを使用し、さまざまな作品に触発されながらもそれらを完全には模倣することなく開発は進行。ゲームには、オープンワールドのマップで他プレイヤーと共存もしくは対立しながら生活し、アーティファクト探し、ミュータント狩り、未開の地の探索、クエストや研究所への挑戦、派閥争いなど、多種多様なコンテンツとロケーションが用意されています。

そして今回、公式サイトでの配信に加えて、Steam版が2022年12月10日に配信開始されました。プレイ無料でありながら、ハイクオリティのコンテンツが体験でき、配信からわずか1週間程で約4,500件以上のレビューを獲得しています。それではさっそく、その魅力のポイントを紹介していきましょう!

ステキポインツその1!「ミリタリ好きにはたまらない!意外と本格派な内容」

チュートリアルとプロローグムービーはしっかりしている。

チュートリアルが終わると、まずはStalkersとBanditsのどちらかの派閥を選択することになります。この選択により、ストーリーラインは変化し、もう一方の派閥と対立関係になります。

それぞれの派閥は各地域に拠点が設けられており、この拠点からタスクを受注したり、物資の売買を行ったり、装備のカスタマイズなどが実行できます。拠点のタスクや周辺のミュータントなどを討伐すると評価が上昇し、拠点内での買い物が割り引きされるなどの特典が獲得できます。

拠点内はセーフゾーンになっている。

いざ外界に出るとそこは危険に満ち溢れています。川は放射能に汚染され、生物はミュータント化し、敵対するNPCも徘徊しています。さらに、アノマリーと呼ばれる現象も発生しており、巻き込まれたプレイヤーは無事では済みません。一方でアノマリーからは、アーティファクトと呼ばれる産物も獲得できるので、時には危険を冒してでも突入する必要もあるかもしれません。

獲得した銃器はダメージや反動、覗き込みまでの時間などの詳細な数値が閲覧でき、レアリティのようなものも設定されています。

また、アタッチメントのカスタマイズも可能としており、試行錯誤しながら弄ってみたり、完成した愛銃を眺めているだけでも満足感が高いです。

ショップではお試しで色々弄れる。

マップやキャラクターはボクセルながら、銃器のグラフィックやモーションには力が入れられています。各銃ごとのリロードモーションや排莢はもちろん、ただ銃を眺めるだけのモーション(Fボタン)も用意されています。装備したアタッチメントや防具などはしっかりと見た目に反映されるのも嬉しいポイントです。

ステキポインツその2!「『S.T.A.L.K.E.R.』をMMOに!?懐かしくも新鮮な体験」

本作の最大の特徴と言えばやはりマルチプレイ。プレイヤーは広大なチェルノブイリ立ち入り禁止区域を、1人もしくは最大4人のプレイヤーと協力して探索することが可能です。また、ある程度進行するとセッションモードも解放され、さまざまなバトルに直接参加できるようになるようです。

セーフゾーン外でも敵味方問わず出会うことはしばしばあり、時に協力して敵を倒し、時に撃ち合いに勝ち戦利品を得る喜びも本作の醍醐味です。開発によると力量差は装備ではなく、プレイヤースキルを重視しているとし、『Call of Duty』シリーズのような武器バランスをイメージしたとのことです。実際にキルタイムは早く、先手さえ打てれば上級者にも撃ち勝てるように感じました。

武器は必要素材を集めてショップで作ることもできる。

他にも、ゲーム内には物資の売買ができるオークションも実装されており、プレイヤー同士で市場経済を形作ることができます。また、本作に課金要素はありますがPay to Winではなく、装備はゲームを進めることで入手・強化していきます。課金してプレミアムに登録すると、追加のストレージや毎日の報酬、資源の獲得量アップ、評価の上昇量アップなど直接プレイヤーの強さにつながらないボーナスが付与されます。

オークション。

『STALCRAFT』は見た目に反して意外にも本格派な内容でした。MMO要素を除いたらほぼ『S.T.A.L.K.E.R.』と言って差し支えない内容でしたが、他のプレイヤーとの共闘や交流、敵対プレイヤーの存在によってより緊張感が高まっている禁止区域の探索など、独自の要素もしっかりと本作を引き立てています。

マップはかなり広い。

また、メインストーリーはフルボイス(ロシア語)対応でカットシーンも一部実装されています。サイドクエストも豊富に用意されており、『S.T.A.L.K.E.R.』精神にあふれたストーリーを楽しめます。

定期的に地上の全プレイヤーを巻き込むエネルギー爆発が発生する。

残念な点は、『マインクラフト』を基にしながらグラフィック以外にその要素がないこと。せっかくなら世界の好きな場所に建築できたり、クラフト要素を拡充できたらより魅力も深まるでしょう。

ともあれ、本作は無料でプレイできるので『S.T.A.L.K.E.R.』好きなプレイヤーはもちろん、何かが琴線に触れたら気軽に遊んでみてはいかがでしょうか。

タイトル:STALCRAFT
対応機種:PC(Steam/公式サイト
発売日:2022年12月10日
記事執筆時の著者プレイ時間:3.9時間
価格:無料
日本語:なし




《neko》
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