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PS Storeに氾濫している“The Jumping 飯”シリーズ10本をぺろりと比較!…食い物にされているのはこっちだった?【スパ柱レポ】

寿司やラザニア、クッキー……いろんなものが跳ねます。跳ねるだけです。

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PS Storeに氾濫している“The Jumping 飯”シリーズ10本をぺろりと比較!…食い物にされているのはこっちだった?【スパ柱レポ】
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世には得体のしれないゲームがずらり……。皆が皆、避けて通るような怪しいタイトルに果敢かつ無謀に踏み込んでいく「スパ柱」企画。逃げ出さないこととか投げ出さないことなどを大事とする精神で、今回はPS Storeで大量に増殖している『The Jumping Sushi』『The Jumping Pizza』などの“The Jumping ○○シリーズ”を大調査します。

この“The Jumping 飯”シリーズを10本比較していく本記事、おなかが減ってしまうこと間違いなしです!……しかし、真面目な話として本シリーズはゲーム性に著しく欠けており、購入するユーザーを満足させられるかは怪しいものがあります。1本あたりは220円~440円と超お買い得ですが、その小粒さと量の多さは、あまり歓迎できるものではありません。本記事ではゲームとしてのプレイフィールを紹介しつつ、PS Storeで販売されているソフトウェアとしての問題点もお伝えしていきます。

『The Jumping Sushi』からぺろり! 寿司を食べたい、そんな夜に……

さて、“The Jumping 飯”シリーズとはいったいどういうものか。本シリーズは1か月に数本の速度でリリースされ続け、「Sushi」にとどまらず、ピザやラザニア、ポテトにコーヒー、ケバブなどをジャンプさせることが出来る作品たちです。横に移動して何かを飛び越えるとか、そういった要素を排除してただただジャンプさせることに特化したものとなっています。

そんなPS Storeにずらりと並ぶ“The Jumping 飯”! まずは寿司からゲームクリアを目指していきたいと思います!

ゲームを始めると、やたらとお洒落なBGMと共に「The Jumping Sushi」の文字が光ります。果たして筆者は、上手く寿司をジャンプさせることが出来るのでしょうか……?

「×ボタンを押せ」とのことなので指示に従ってボタンを親指でプッシュ! すると、なんということでしょう。寿司が跳ねます。

右上には跳ねた回数が表示。テンションが上がっていきます(本当は下がりつつあります)。

筆者の寿司の跳ねさせ方がうまいのでしょうか。早速トロフィーを獲得してしまいました。

そのまま油断なく寿司を跳ねさせること数百回……。筆者のテクニックでは、319回どまりになりましたが、なかなか良い記録ではないでしょうか!?

お次はサンドウィッチ! 耳が丸いパンって、美味しそうだよね!

美味しそうな食べ物が跳ねているのは実にいいものですね。ということで、続いては『The Jumping Sandwich』にチャレンジ!

筆者の偏見かも知れませんが、サンドウィッチの耳が丸いと本場感が出ていて好きです。元々サンドウィッチはトランプをしながら片手で食べられるように発明されたもの(諸説あり)。本作も×ボタンのみで完結するとあって、もしかしたらそういった歴史を尊重しているのかもしれませんね。

跳ねます! 筆者が知るサンドウィッチの中で最も跳ねていることでしょう。こちらでもトロフィーを獲得! やりました!

お次はピッツァ! これは良く跳ねるのではないでしょうか……!?

続いて、ピッツァにチャレンジしていきます! みんな大好きな人気メニューとあって、待ちかねていた方も多いのではないでしょうか!

跳ねてますね。跳ねてました。なんだかピザは良く跳ねると思ったんですよ。想像通りです。

新手の拷問かな。トロフィー獲得のために展開されているゲーム…?

ここまでプレイして感じた印象を一言で表すと……「新手の拷問かな?」

地面を掘って、また埋めさせる。そういった無意味な動作の連続が人の心をくじく拷問として知られていますが、“The Jumping 飯”シリーズはそんな苦行を想起させてくれます。なぜ私はこんなことをしているのでしょうか。

食べ物が跳ねたところで、何が面白いというのでしょう。

これはゲームになるのでしょうか? ただ×ボタンをずっと押しているだけで、タイミングを合わせたり時間制限に間に合わせたり、反射神経や頭脳を働かせる要素は見当たらないのです。ここまでで、3作品をプレイ済み……あと7作品プレイしなければなりません。拷問でしょうか?

本シリーズが複数展開されているのにはわけがあります。それはおそらく「トロフィーを容易に獲得できる」ということ。今までプレイした3作品もトロフィー獲得が非常に容易となっており、500回跳ねさせることでトロコンが可能なのです。(といっても×ボタンを押し続けるのみですが)。

そのためには、別タイトルとしてリリースした方が多くのトロフィーを与えられる。どんな内容でも「ボタンひとつでコンプリートが可能」という条件さえ満たしたならOK、というシリーズと思われます。

ただし、本作品は冒頭で述べた通り大きな問題をはらんでいます。一見すると“バカゲー”の類に見え、『The Jumping Sushi』などをはじめとしたタイトルを購入してしまいそのゲーム性の無さに落胆する危険性を秘めています。また、PS Storeのラインナップにとってノイジーでもあり、「低価格なインディーゲームを探したい」「常識の範囲内で“カジュアル”なゲームを遊びたい」というユーザーのニーズは満たせず、一見すると「なんか不安を煽る製品群」に思えてしまいます。

一応タイトル通り、10本勝負……!

以下は、タイトルに沿って10本プレイしたご報告となります。

アイスクリーム!
ヌードル!
ベーグル!
ラザニア!
ポテト!
クッキー!
チョコサンタ!
豆腐!

どれも表題の食べ物がジャンプするのみで、プレイできる内容に大きな違いはありません。やはり、あくまでトロコン目的で小粒なゲームを濫造しているように感じられます。


“The Jumping 飯”シリーズはトロフィーコンプリートという目的が見えるとはいえ、ゲーム性を求めた人間にとっては大きな落とし穴となり得ます。これに限らず、「誤購入」という問題を抱えた作品は、PS Storeに限らず多くリリースされ始めています。


本シリーズは2023年1月現在も、新作のリリースが継続中です。一定のニーズはあるのかもしれませんが、ゲームプレイとしての面白さを求めるPSコンソールユーザーは、購入時に注意しましょう。

「The Jumping」シリーズの通常販売価格は220円(税込)。通常版より速く食べ物が跳ね、トロフィーコンプリートしやすくなった「TURBO」版は440(税込)で販売中です。

『The Jumping Sushi: TURBO』はこんな感じ。ちょっと速いですね。

《高村 響》
高村 響

多義的に面白いことが好きです 高村 響

兵庫県生まれ。子供の頃からゲームを初めとしたサブカル全般にハマっていたものの、なぜか大学にて文学研究で博士課程まで進むことに。本が好きで、でも憎い。純文学を中心とした関係性の中で生きていたが、思うところあってゲームライターに転向。その結果、研究のさなかゲームをしまくっていたことが恩師にバレつつある。 読んでくださっている皆様、どうぞよろしくお願いします。

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