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【吉田輝和の絵日記】薬剤師シムRPG『Potion Permit』町の住人は閉鎖的で超辛辣!こんな町でやっていけるのかな…

丁寧なドット画で描かれる薬師ライフシミュレーション。穏やかな雰囲気なのに住民がめっちゃ塩対応です。

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【吉田輝和の絵日記】薬剤師シムRPG『Potion Permit』町の住人は閉鎖的で超辛辣!こんな町でやっていけるのかな…
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今回は、MassHive Mediaが手掛け、PQubeから発売された『Potion Permit(ポーションパーミット)』のPC版!本作は、医療の進歩が遅れた閉鎖的な町で薬師となり、薬を錬金して病気の住人を治療していく薬師シミュレーションRPGです。

本作が影響を受けた『牧場物語』や『スターデューバレー』のように、住人とのコミュニケーションを取る要素があるのですが、住人も閉鎖的で、プレイヤーである僕も引っ込み思案っていったら……それは交流が成立するのでしょうか。

果たしておじさんは、町に馴染めるのだろうか!?

◆閉鎖的な町に薬師がやってきた!

ムーンベリーの住人たちは、外の世界の進歩に警戒心を持ち、伝統的な治療法に頼ることを好んでいた。ある時、市長の娘が病に倒れ、地元の医者では手に負えなくなってしまう。

そこで医師会は、優れた薬師である主人公をムーンベリーの町に派遣するのだった。

そんな少々閉鎖的な町に派遣されるかわいそうな主人公がこちら!まずは彼のキャラクターメイキングから行っていくことに。

用意されたパーツを組み合わせて作るタイプか。残念ながらモヒカンの髪型はなかったので、シルエットがそれっぽい髪型を選んだ。名前はojisanだ。

続いて犬の名前も決める。ペット的な扱いではなく、主人公と常に行動をともにする相棒だ。名前は僕の愛猫から取ってhijikiと名付けた。

ムーンベリーの町に到着し、市長のマイヤーに連れられて、町の食堂で主人公のお披露目会だ。みんな、よろしくね!

ムーンベリーの住人は、とある事件がきっかけで都の薬師に悪い印象を持っているらしいけど……初っ端からこの扱いは酷くないか?別に僕が何かしたわけじゃないじゃん!

おそらく、町で生活する内に住人に受け入れられていくストーリーなんだろうけど、初対面で僕を悪し様に言った人は覚えておくからな!名前をメモっとこ……。

そして廃屋のような家に案内される。え、これが僕んち?

イジメじゃないよね……?

◆これはれっきとした診察行為だから!

一晩明け、ここから本格的に活動開始だ。マイヤーさんの「よく眠れたかな」のセリフが若干煽りっぽく聞こえるのは、僕の心がささくれているからだろう。

町外れに住むフォレストさんに薬草採取の依頼をされ、森へと向かう。

森に生えている木や草花は、ハンマー、斧、カマの3つの道具を使って採取する。徘徊している敵も倒すと素材を落とすので、採取ついでにぶん殴って倒すぜ!

無心で木を切り倒し、草花をむしっていると、ささくれた心が癒やされていくわ~。

採取した木材や石材は道具などのアップグレードに使用し、薬草や花は薬の素材として使用する。

全ての素材は、パズルゲームのブロックのように異なる形状が設定されており、複数の素材を組み合わせ、指定されたマス目をピッタリと埋めると薬が完成する。

最初の薬を完成させ、薬師としての第一歩を踏み出したんだけど、実績を積まないことには住人からの信頼も得られないようだ。つまり病人の治療が必要なのだ。

そして念願の病人が、自宅のそばに併設されているクリニックにやってきた。そういやマイヤーの娘のルーちゃんを治療するために僕が呼ばれたんだっけ。

治療の前に、患者から症状を聞き、カーソルを動かして異常のある場所を見つけ出す。

ミニゲームをクリアすると、どの薬を投与するのかが判明する。今回は、指定された矢印の通りに方向キーを押すリズムゲームだ。

矢印があるから某ダンスゲームを彷彿とさせるけど、これはちゃんとした診断の様子だ。よし、何の薬を投与すればいいかわかったぞ!

薬を投与して患者の症状も治まったようだ。この町に来て、憎まれ口抜きで誰かと会話したのって、もしかしてこれがはじめてか?うっ、目から涙が……。

◆住人からの信頼を勝ち取ろう!

マイヤーの娘ルーちゃんを治療し、これでお役御免……ではない。住人からの信頼を得て、町の医療を改革する役目を任されてしまった。いやいや、そういうのは市長のマイヤーの役目なんじゃ……。

とにかくその第一歩として、住人へのあいさつ回りを命じられた。

住人にはそれぞれ主人公に対する信頼度があり、話しかけたりお願い事を聞いたり、病気になった時に治療したりすることで上昇していくのだ。

しかし、住人に話しかけてみると「汚い場所から来た人らしい態度だわね」と辛辣な言葉を投げかけられる。うん、仲良くなれる未来が見えないな……。

優しくしてくれるのはマイヤーの娘のルーちゃんだけだよ。「他の人が病気になっても放置しちゃおうかな~」なんて悪い考えが頭をよぎってしまっても仕方のないことだ。

手に巨大ハンマーを持って町を徘徊している彼女は、類まれなる技術を持つ伝説の鍛冶師、オパールハートさんだ。

う、うん。ルーちゃんとオパールハートさんだけはこれからもちゃんと挨拶をしよう。巨大ハンマーを持ったまま町を徘徊するメンタルにビビったわけじゃないぞ!

仲良くなるのはルーちゃんとオパールハートさんだけでいいやと思っていたんだけど、クリニックに来る患者を治療をしている内に信頼度が上がり、次第に色んな人と仲良くなってきた。

最初は辛辣な態度だった住人とも、いつの間にかおだやかな会話が出来るようになった。

2日に一度ほどのサイクルで病人がやってくるので、森での薬草集めは欠かせない日課だ。ストーリーが進むにつれて、行ける場所もどんどん増えてきた。

敵も手強くなってきたけど、町の人達のためを思って乗り越えてきた。僕もようやくムーンベリーの町の一員になれたってことだろうか。

この町にやってきてかなり経ったある日、クリニックに大勢の患者が運び込まれた。こりゃ一大事だ。こんな時のために薬は十分用意して……いる……。

「おまえはここではよそ者だ!怪しいマネはするなよ」

「邪魔だ、薬師。おまえが本物だとわかるまでは、口を利きたくない」

「ちょっと信じられないわ。その格好……最低」

……

いやいや、ほんと治療とは一切関係ないですよ?


30時間ほどプレイしていますが、まだクリアは出来ていません。というのも、薬草を採取してひたすら薬のストックを作りまくることにすっかりハマってしまい、ストーリー進行そっちのけで薬師生活を満喫しているからです!

ただ、診断のミニゲームは単調過ぎて面倒くさかったですね。調合のパズルゲームは素材を集める楽しみがあっただけにちょっと残念でした。また、キャラクターの顔グラフィックはありませんが、精密に描かれたドット絵のキャラクターがよく動くのが素晴らしかったです。

『Potion Permit』は、PC(SteamEpic Games ストア)/PS5/PS4/Xbox One/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチ向けに配信中。他者とのコミュニケーションを取りながらスローライフを送る『牧場物語』系のゲームが好きな人にはうってつけのゲームです!


《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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