高速全方位シューター『Cyclo Chambers』―「このジャンルが流行り始めたから作った」という開発者…しかし高評価を獲得【開発者インタビュー】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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高速全方位シューター『Cyclo Chambers』―「このジャンルが流行り始めたから作った」という開発者…しかし高評価を獲得【開発者インタビュー】

あまり頭を使わなくてもプレイできるゲーム、筆者は結構好きだったりします。

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高速全方位シューター『Cyclo Chambers』―「このジャンルが流行り始めたから作った」という開発者…しかし高評価を獲得【開発者インタビュー】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Hobofeller氏開発、PC向けに2月22日にリリースされた高速全方位シューター『Cyclo Chambers』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、ローグライク要素を搭載した高速全方位シューター。選べるキャラクターは10種類。150種類のアイテムが登場するだけでなく、それらを組み合わせてどんどんパワーアップしていきます。一回のプレイは20分ほどで終わるお手軽さも特徴。記事執筆時点では日本語未対応です。

『Cyclo Chambers』は、580円で配信中


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?

Hobofeller私は北ヨーロッパに住むゲーム開発者で、Hobofellerという名前で活動しています。Hobofellerという名前は、Hobo(英語で放浪者、ホームレスの意味)とRockefeller(現代史で最も裕福とされるアメリカの実業家)を組み合わせた言葉遊びで、インディーゲーム開発者というのが難しい職業であることを指摘するジョークです。

好きなゲームについてですが、皮肉に聞こえるかもしれませんが、最近あまりゲームをプレイしません。しかし、子供の頃は本当によく遊んでいたものですから、好きなゲームはその時代のものになりますね。私にとって最も大切なゲームは、ファミコンの『スーパーマリオブラザーズ』です。このゲームはとても懐かしく、私が初めてプレイしたゲームだと思います。

――本作の開発はなぜ始まったのですか?

Hobofeller正直なところ、このゲームを作ったのは、このジャンル(サバイバーライク)が流行り始めたからです。普段私が作っているゲームとは異なるので、それほど本気で作っていませんでした。そのため、あまり良い出来にはならなかったと思っています。私はどちらかというと、ユニークなシステムや、まだ誰もやっていないような新しいアイデアの小さなゲームを作りたいのです。

――本作の特徴を教えてください。

Hobofeller上でも書きましたが、本作はあまり作りたいと思って作ったゲームではありません。他の類似ゲームと異なる点は、本作の主な目的が「オーバーパワーになること」であることでしょう。プレイヤーは様々な力を得られるアイテムを集め、さらにそれらのアイテムを互いに組み合わせてユニークな効果を生み出していきます。ゲーム終盤には、敵が近寄れないほどパワーアップしてしまいますよ。

――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?

Hobofellerゲームをするときにあまり考えるのが好きではない人たちですね。本作は頭をあまり使わなくても遊べるゲームです。また、本作は片手で遊べるゲームでもありますので、半分寝ながらでも遊べるかもしれません。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Hobofeller何年も前、『The Binding of Isaac』をプレイしていたときに人々が強力なビルドを作るのが好きだということに気づき、同様のアイデア(オーバーパワーにならざるを得ないゲーム)を思いつきました。元々はたくさん試行錯誤し、死ななくなるようなゲームにするつもりだったのです。その方が、本作のようなゲームよりも良いゲームになっていたと思います。

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能ですか?

Hobofellerもちろんです。本作の売り上げの半分はなぜか東アジアによるものなので、今後は日本語や韓国語も必ず追加していくつもりです。また、有志による翻訳も受け付けています。私の過去のゲームのほとんどすべてが有志による翻訳でリリースされています。私の経験では外部から翻訳者を雇うよりも、有志の方がゲームに精通しているので、その方が良いものになると思っています。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Hobofeller新型コロナウイルスは、開発者としての私に影響を与えませんでした。私は一人で仕事をしていますし、特定の作業をするために人を雇う必要がある場合、オンラインで探します。本作は2022年の夏から取り組み始めた小さなプロジェクトです。私の住む地域では2022年の春にほとんどの規制が解除されたので、本作の開発にはまったく影響がありませんでした。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?

Hobofellerもちろんです!制限は一切ありません。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Hobofeller日本の皆さん、こんにちは。皆さんの健康をお祈りします。本インタビューを読んでいただき、ありがとうございました。

――ありがとうございました。

◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に700を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。




《Chandler》
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