スチームパンクテーマのタクティカルサバイバルRPG『Shardpunk: Verminfall』―懐かしさを感じさせるドット絵と豊富な戦術的要素にハマる!【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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スチームパンクテーマのタクティカルサバイバルRPG『Shardpunk: Verminfall』―懐かしさを感じさせるドット絵と豊富な戦術的要素にハマる!【プレイレポ】

本日ご紹介するのは、Clockwork PileとRetrovibeによる『Shardpunk: Verminfall』です。懐かしさを感じさせてくれるドット絵と現代的なシステムが魅力のタクティカルサバイバルRPGです。

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スチームパンクテーマのタクティカルサバイバルRPG『Shardpunk: Verminfall』―懐かしさを感じさせるドット絵と豊富な戦術的要素にハマる!【プレイレポ】
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皆さん、今まで野生のネズミをご覧になったことはありますか?「クマネズミ」とか「ドブネズミ」とかの少し大きいラット系に、「ハツカネズミ」など割と小さいマウス系もいますけれども。

公衆衛生の向上などもあり、家庭で見かけることは比較的少なくなったとはいえ、深夜の繁華街などではちらほら見かけることもあります。

筆者は仕事柄、マウスやラットに関わることもありますが正直彼らはあまり好きではありません。だって噛むとけっこう痛いクセに、謝罪の一つもしてくれないですし。

噛んだあとは目線を逸しつつ申し訳無さそうに謝る、そんなコモンマーモセット君を少しは見習ってほしいものです。

本日ご紹介するのはClockwork PileとRetrovibeによるタクティカルサバイバルRPG『Shardpunk: Verminfall』です。

作品の舞台となる首都は、何週間にも及ぶ包囲の後についに陥落。無数の突然変異し凶暴化したネズミや敵の大群に蹂躙されてしまいます。

プレイヤーは無数の犠牲者と手つかずの物資が残された町中を、自身と仲間、そして道中で瀕死の技術者から託された1体のロボットとともに、生存のために廃墟と化した街を奔走することとなります。

本作の魅力は、どこか懐かしさを感じさせるドット絵カバーなどの戦術的要素です。正直キャラの目がどこかすらわかりにくいほどのドット絵ですが、被弾時のアクションを始め敵味方ともになめらかに動く様子は、どこかFCやアーケードゲームなどを思い出させるものとなっています。

また、被弾率を下げるカバーや範囲内の行動中の敵へ自動的に攻撃する機会射撃など、戦術的要素はしっかりしたものとなっていますからタクティカルRPGファンにもオススメですよ。

おや、そうこう話していると物音が。きっと件の化け鼠でしょうね。戦闘準備と行きますか!

「この粗さがむしろいい味出しています!粗いながらもどこか懐かしさを感じさせるドット絵」

グラフィックは昔懐かしさを感じさせるドット絵となっています。かなり粗いドット絵ですが、ヌルヌルと滑らかに動く様子は昔のゲームのようです。

複数の敵がいたので、手榴弾をポイッ!爆風や破片などがしっかり描かれています。

特に注目したいのは、スチームパンク風の武器から放たれる電撃や手榴弾の爆発といった各種アニメーション。一つ一つは短いものですが、広がる電撃とその残光、あるいは手榴弾の爆発後に広がる煙などが丁寧に描かれていて、なかなかに印象的なものとなっています。

最近流行りのリアルな3DCGも結構ですが、本作のような古き良きドット絵もまた味があるものだと思います。

「機会射撃で押さえつつ、スキルで敵を一網打尽!攻撃や範囲バフなどのスキルやカバーなどの豊富な戦術的要素」

本作のグラフィックはどこか懐かしく独特の味のあるドット絵ですが、ゲームシステムはしっかりとしたタクティカルRPGとなっています。

緑のHPバーの横の盾マークがカバー状態を示しています。
こちらはフルカバー。敵からの被ダメをぐっと抑えることができる重要テクです!

障害物を用いたハーフやフルなどの区別があるカバー要素に、必中で範囲攻撃も可能なアクティブスキル。また、攻撃による武器のオーバヒートとベント冷却によるAP消費など、現代的な要素は一通り揃っています。

アンロックキャラを含む計8種と3体からパーティーを組みます。それぞれ異なるスキルを所有しているので、よく合った組み合わせを見つけましょう!
武器改造の画面。筆者としては自動で冷却してくれるオートベントなどがオススメです。

また、キャラごとに異なるスキル強化や武器のアップグレードなど、リプレイ性も高いものとなっているのも特徴と言えるでしょう。

加えて、実績獲得によって得られるメダルを消費することで新キャラなどのアンロックが可能となっている点など、やりこみ要素も充実しています。

どこか懐かしさを感じさせるドット絵と豊富な戦術的要素が魅力の本作。現代的なゲームシステムとやりこみ要素もありながら、比較的珍しいスチームパンク要素も前述のドット絵との組み合わせがよく効いていると思います。

シェルター内で食料を分配中。…ごめん、スパくん。君の分はないんだ。

ステージクリアが敵殲滅ではなく出口からの脱出である点や、道中で獲得した物資を用いてのシェルター内での食料の分配や同行するロボットの修理など、サバイバル要素が主な要素となっているのも本作の特徴と言えるでしょう。

どのルートを選ぼうか?安全か物資か、悩むなぁ。

また、このサバイバル要素によりルート選択が重要となっている点にも注目したいところです。敵が少ない代わりにMAP内の物資も少なめのステージにするか、それとも敵も物資もマシマシのステージにするか、プレイヤーとしては悩ましいところですよね。

1点だけ言うならば、ちょっとフォントが読みづらいのが気になります。短文はともかくとして長文ともなると、年齢相応に衰えた筆者の目にはなかなか厳しいものがあります。オプションで変更可能だったらなぁと思うところです。

しかし、全体的にみてなかなか良いゲームではないでしょうか。銃砲弾が飛び交う現代戦をテーマとしたリアル志向のタクティカルRPGもいいですが、たまには本作のようなスチームパンクをテーマとした一風変わった作品も面白い、そう思える作品です。

スパくんのひとこと

なかなか珍しいスチームパンクをテーマとしたタクティカルサバイバルRPGスパ!味のあるドット絵と現代的なゲームシステムの組み合わせは、なかなか面白いスパよ。…ところで他の仲間はどこスパ?囮って聞こえた気もしたスパ、けどきっと殿として華を持たせてくれているスパ!けど、出口が厳重にロックされているのが謎スパね。

  • タイトル:Shardpunk: Verminfall

  • 対応機種:PC(Steam/GOG.com

  • 記事におけるプレイ機種:PC

  • 発売日:2023年4月14日

  • 記事執筆時の著者プレイ時間:3時間

  • 価格:1,400円(4月21日までリリース記念セールにつき1,260円)




《K.K.》

SFとオープンワールドとミリタリー系が主食です K.K.

1990年3月の京都府生まれ。ゲーム好きのパソコン好き。ついでに言えば動物も好き。心理学部卒ゆえに人の心がわかると豪語するも、他人の心にはわりと鈍感で、乙女心となるとからっきし。むしろ動物の気持ちのほうがよくわかるが、本人は「尻尾と耳がないからだ」と弁解中。 2022年から「ゲームスパーク」で執筆中。パソコン代の足しにと始めるも、賃金はほとんど課金ガチャに消えている模様。

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