“非常に好評”も大納得!「エイリアン」題材のタクティカルACT『Aliens: Dark Descent』映画のような演出とスピーディーでボリューム満点のゲームパートに大満足【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

“非常に好評”も大納得!「エイリアン」題材のタクティカルACT『Aliens: Dark Descent』映画のような演出とスピーディーでボリューム満点のゲームパートに大満足【プレイレポ】

本日ご紹介するのはTindalos InteractiveとFocus EntertainmentのタクティカルACT『Aliens: Dark Descent』。「エイリアン」シリーズを題材とし、映画のような演出と快適なゲームパートが魅力です。

連載・特集 プレイレポート
“非常に好評”も大納得!「エイリアン」題材のタクティカルACT『Aliens: Dark Descent』映画のような演出とスピーディーでボリューム満点のゲームパートに大満足【プレイレポ】
  • “非常に好評”も大納得!「エイリアン」題材のタクティカルACT『Aliens: Dark Descent』映画のような演出とスピーディーでボリューム満点のゲームパートに大満足【プレイレポ】
  • “非常に好評”も大納得!「エイリアン」題材のタクティカルACT『Aliens: Dark Descent』映画のような演出とスピーディーでボリューム満点のゲームパートに大満足【プレイレポ】
  • “非常に好評”も大納得!「エイリアン」題材のタクティカルACT『Aliens: Dark Descent』映画のような演出とスピーディーでボリューム満点のゲームパートに大満足【プレイレポ】
  • “非常に好評”も大納得!「エイリアン」題材のタクティカルACT『Aliens: Dark Descent』映画のような演出とスピーディーでボリューム満点のゲームパートに大満足【プレイレポ】
  • “非常に好評”も大納得!「エイリアン」題材のタクティカルACT『Aliens: Dark Descent』映画のような演出とスピーディーでボリューム満点のゲームパートに大満足【プレイレポ】
  • “非常に好評”も大納得!「エイリアン」題材のタクティカルACT『Aliens: Dark Descent』映画のような演出とスピーディーでボリューム満点のゲームパートに大満足【プレイレポ】
  • “非常に好評”も大納得!「エイリアン」題材のタクティカルACT『Aliens: Dark Descent』映画のような演出とスピーディーでボリューム満点のゲームパートに大満足【プレイレポ】
  • “非常に好評”も大納得!「エイリアン」題材のタクティカルACT『Aliens: Dark Descent』映画のような演出とスピーディーでボリューム満点のゲームパートに大満足【プレイレポ】

読者の皆さんは、「宇宙人」と言われてどのような見た目をイメージされるでしょうか?タコ型でしょうか?それともグレイタイプでしょうか?

筆者は前者であれば『メタルスラッグ』の「マーズピープル」を、後者であれば『Fallout3』のDLC「Mothership Zeta」でウニャウニャ言っていた彼らを真っ先に連想します。


恐らく誰もが知っているであろうTHE王道スタイルの両者に対して、数あるSF作品のなかにはなかなかエゲツないエイリアンも存在しています。そしてその1つこそ「エイリアン」シリーズに登場する宇宙生物「ゼノモーフ」なのです。

H・R・ギーガーがデザインした有機的な曲線と蛇腹やパイプ状の機械的なアクセントが融合した、「バイオメカノイド」と称されるインパクトのあるデザインもさることながら、強酸性の血液や怪力で次々と登場人物を屠り、また生物に寄生し成長後にはその体内を突き破って出てくるという生態もインパクト大。

特に「エイリアン4」のニューボーンのより生物的なデザインと最期は非常に印象的で、今でもハッキリと覚えています。

本日ご紹介するタクティカルACT『Aliens: Dark Descent』はそんな「エイリアン」を題材としたゲームです。記事執筆時点でSteam評価は「非常に好評」。

「エイリアン」シリーズに登場する巨大企業ウェイランド・ユタニは本作でも悪役で、同社の所有する大規模施設が存在する惑星リーゼを舞台に、植民地海兵隊の小隊を指揮して大繁殖したゼノモーフを相手に戦いを繰り返すこととなります。

フェイスハガーやクイーン、チェストバスターといったお馴染みのゼノモーフに加え、ウェイランド・ユタニに所属し人に対して敵対的行動をとるアンドロイドなどが登場するほか、動体探知機や火炎放射器、また様々な場面で見かけるパワーローダーといった映画作品で使用された小道具が本作中では大活躍します。

また、惑星の完全封鎖を目的とした一定宙域内への兵装プラットフォームによる無差別攻撃や、この攻撃を受けて宇宙船が大破轟沈するシーンなど迫力満点。次から次へと出てくるまるで映画のような演出のオンパレードは、SF好きならグイグイ引き込まれること間違いなしです。

そして、グレネードやショットガンといった範囲攻撃や命中率と引き換えに範囲内の敵移動速度の減少や攻撃速度の倍化といった効果をもたらす制圧射撃など、様々な効果を有するスキルの数々などツボをしっかりと押さえた上で流れるようなスピーディーな展開が快適なゲームパートも注目ポイントとなっています。

本編開始前に…

まずオプション設定としてはこんな感じ。色覚異常に対応した設定もあったりして非常にユーザーフレンドリーです。日本語にもしっかり対応しているのも嬉しいですね。

難易度設定も細かく設定できます。特に体力と発見時間といったようにそれぞれ独立して設定できる点は、それぞれ自分好みに設定できて有り難いですよね。

設定が終わると本編開始です。

本編開始、でも最初のムービーだけでも大満足!

御覧ください、この宇宙ステーションや植民地海兵隊所属の宇宙船「USS オタゴ」の姿を。もうムービーだけでもSF好きとしては大満足です。カーゴベイで働くパワーローダーも、「あ!映画で見たやつだ!」というリアクションになります。

運び込まれた謎のコンテナに、不正アクセスしてロックを解除する謎の男。そして中から登場するお馴染みの黒い影。お約束と言えばお約束。ですが、素晴らしい映画的な演出と展開に思わずグイグイ引き込まれます。

管制室の描写もいい感じ。近未来なホログラムではなく、無数のランプにレバー、そして平面的な画面と、むしろレトロな様子が原作映画の雰囲気を醸し出してくれています。

いかにもな姿のアンドロイド。自分の直感が「こいつは敵だな」と告げています。

このあとは少し長くなるのでちょっと割愛。解放されたゼノモーフにより悲惨な状況になったカーゴベイでエッグチャンバーを発見したり、眼下の惑星リーゼの完全封鎖を目的とする「ケルベロス・プロトコル」を起動したりするのですが、どれもSF好きには堪らない展開が続きます。

で、なんだかんだでゼノモーフと鉢合わせして、絶体絶命の危機というタイミングでようやく武装した植民地海兵隊の小隊と合流することとなります。

ゲーム自体の操作は比較的簡単です。攻撃は自動攻撃で、歩きながらの攻撃も可能。時間経過で回復するポイントを消費して、グレネードやショットガンといった範囲攻撃や命中率と引き換えに範囲内の敵移動速度の減少や攻撃速度の倍化といった効果をもたらす制圧射撃などの特殊攻撃を発動できます。

また、本作はリアルタイム制なのでターン制のような待ち時間もなくスムーズでスピーディーなゲーム展開を楽しむことができます。

惑星封鎖の為の「ケルベロス・プロトコル」を発動。モニター上で無数の弾頭が!

「ケルベロス・プロトコル」による無差別攻撃を受け大損害を被った「USS オタゴ」は満身創痍になりつつも移動を開始、そのまま惑星リーゼに不時着します。以降、この船を拠点としてストーリーは進行していきます。

武器解放に負傷者の治療に。MAPも広くてやりごたえ抜群!

「USS オタゴ」は「ケルベロス・プロトコル」によるダメージに加えて不時着による被害もあってボロボロ。艦長以下司令部要員もほぼ全滅と人的被害も甚大です。なのでプレイヤーは船自体の修復に加えて、新しい武器の解放や負傷者の対応、その他様々なマネージメントが必要となってきます。

また、ゲームパートのMAPは非常に広く、C2爆弾による障害物の発破や隔壁の溶断によるショートカットの確保、また様々なコレクタブルの収集などボリューム満点となっています。

無事ミッションを完了した暁には、参加した兵士の新しい能力や属性をアンロックすることが可能で、成長を通じてより強力に強化できる反面、ミッション内で死亡した場合には一切が失われるパーマデスとなっているので無理は禁物です。

特にゼノモーフは死亡時に強酸性の血液を撒き散らして周囲にダメージを与えることもあるので、辛うじて撃退したものの最後の最後に相打ちなんてことになりかねませんよ。

ほらね、これだから機械は信用できんのです。

SFホラーの金字塔「エイリアン」シリーズを題材としたタクティカルACTの本作。演出面が見事です。どれほどすごいかと言うと、普段記事の締切との兼ね合いでキネマティックパートはどんどんスキップしている筆者が、本作ではコーヒー片手に本格視聴モードになるぐらいの凄さ。

キネマティックパートだけ切り取って、「エイリアンシリーズの最新作は3DCG作品なのです!」なんて言ってもそのまま通用しそうな出来前なのです。

ゲームパートもスピーディーなゲーム展開がとても快適で、スキルなども「さすが植民地海兵隊だぜ!」と言いたくなるような流れるような身のこなしで発動してくれます。

優れた演出とストーリー展開、そして主だった要素を押さえつつボリュームも十分なゲームパートが魅力の本作。「エイリアン」シリーズファンのみならず、SF好きあるいはタクティカルACTファンなら十分満足できる1作だと思います。

スパくんのひとこと

SFホラーの金字塔「エイリアン」がテーマの本作。まるで映画のような演出面が神がかってる1作スパ!…エイリアンにスパくんの遺伝子吸わせたら、どんな生物になるスパ?気になるスパ、ちょっと実験してみるスパ!

  • タイトル:Aliens: Dark Descent

  • 対応機種:Windows(Steam,Epic Gamesストア)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One

  • 記事におけるプレイ機種:PC

  • 発売日:2023年6月20日

  • 記事執筆時の著者プレイ時間:4時間

  • 価格:PC 5,900円、PS5/PS4 5,170円、Xbox Series X|S/Xbox One 3,300円





《K.K.》

SFとオープンワールドとミリタリー系が主食です K.K.

1990年3月の京都府生まれ。ゲーム好きのパソコン好き。ついでに言えば動物も好き。心理学部卒ゆえに人の心がわかると豪語するも、他人の心にはわりと鈍感で、乙女心となるとからっきし。むしろ動物の気持ちのほうがよくわかるが、本人は「尻尾と耳がないからだ」と弁解中。 2022年から「ゲームスパーク」で執筆中。パソコン代の足しにと始めるも、賃金はほとんど課金ガチャに消えている模様。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top