ネコ型ロボを相棒に惑星開拓!SFスローライフシム『One Lonely Outpost』物語の展開やシンプルな内容が遊びやすい【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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ネコ型ロボを相棒に惑星開拓!SFスローライフシム『One Lonely Outpost』物語の展開やシンプルな内容が遊びやすい【プレイレポ】

本日ご紹介するのはFreedom GamesのSFスローライフシム『One Lonely Outpost』。荒涼とした光景広がる星の開拓をテーマとして1作です!

連載・特集 プレイレポート
ネコ型ロボを相棒に惑星開拓!SFスローライフシム『One Lonely Outpost』物語の展開やシンプルな内容が遊びやすい【プレイレポ】
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筆者はスローライフシムが好きです。『牧場物語』とか『ルーンファクトリー』とか。夏の灼くような暑さの日も、冬に凍てつく寒さの日も、毎日毎日アクセク働いていると無性にノンビリ生きたくなるのも当然ですよね。

で、家に帰って一息ついた時にふと思い出すのです。「ああああ、執筆の締切が!」って。

できることなら人里離れた静かな竹林で、ひっそりノンビリありとあらゆる世の煩わしさから離れて生きたい。そんな願望が胸に湧いてくるのです。

本日ご紹介するFreedom GamesのSFスローライフシム『One Lonely Outpost』は、そんな忙しい現代での生活に疲れた人にピッタリの1作です。

舞台となるのは渦巻銀河NGC 6503の中にある惑星カリプソ。毒の大気に生命反応無しなんて過酷な環境のこの星に、主人公は汎銀河議会(PGP)の命により開拓者として送り込まれることとなったのです。

砂と岩場がどこまでも広がる荒涼とした光景にぽつんとたった一人。とても常人には耐え難い任務です。ですが、相棒となるネコ型ロボット「Qwerty-Bot」と一緒なら、多少の慰めになるはず。加えて、ドリルにブロアーに散水器といろいろ役立つマルチツールを駆使すれば、あながち任務達成も不可能ではないかもしれません。

大地を耕し農作物を育て、地表の鉱石から万能炉で金属と抽出し生成装置で再構成。少しずつでも着実に、コロニーを拡大していきましょう。

コロニーの設営が軌道に乗れば、きっと後続の人員も送り込まれてくるはず。そんな彼ら彼女らを失望させないように、ちょっとでも過ごしやすい環境を整えていきましょうね。

惑星の開拓任務開始!でも、出だしは最悪…。

本作の舞台となるのは渦巻銀河NGC 6503の中にある惑星カリプソ。NGC 6503といえばりゅう座の方向約1700万光年に位置する小さな渦巻銀河です。そして、この惑星カリプソは毒の大気に淀んだ対流圏、そして生命反応無しとのこと。ハッキリ言って「死の惑星」だったりします。おい、PGP!

このどうしようもなさそうな星を開拓すべく、真っ先に送り込まれたのが他ならぬプレイヤーなのです。栄誉ある任務といえば聞こえはいいですが、端的に言って自殺志願。筆者は当初、PGPをSFにありがちな極悪大企業かと思い込むほどでした。

唯一の救いは、傍らにいる相棒の存在でしょう。ネコ型ロボット「Qwerty-Bot」です。武装による戦闘支援とかはとてもできそうにもありませんが、少なくとも孤独感は多少なりとも紛れるはず。

突如鳴り響くアラーム、Qwertyの挙動もおかしくなっています。
火花をちらしつつもなんとか着陸

任務の出だしは上々。宇宙船もオートパイロットで快適な宇宙旅行とばかりに何の問題もなく航行していたのですが、まもなく目標地点に到着というタイミングで突如トラブル発生。結果、船内の装備品が故障するほどの荒い着陸となってしまいました。

まぁ、自分自身もQwertyもどうにか無事で、合成装置であるファブリケーターも正常に動作していますから、任務自体はどうにかこなせそうです。もしファブリケーターまで故障していたら、辺りに散らばる鉱石を握りしめつつ餓死を待つほかありませんでしたからね。

さて、状況が落ち着いた所でいよいよ任務開始です。開拓任務を進める上で欠かせない装備、それは「多目的テックガントレット」。マイニングレーザーによる採掘や砂を吹き飛ばすエアブロアー、農業に便利な散水スプレーなど複数の機能を有するハイテク装備なのです。

この装備を使用して、土壌を耕したり水やりといった農作業による食料の自給や各種鉱石の採掘などの作業を行っていきます。幸いにもこの星は鉱物資源が豊富で、地上でボーキサイトや鉄鉱石、その他地球上には存在しない希少鉱石などが地上でも採取できます。

これらを「Omniforge」で精錬しインゴットにした上で、ファブリケーターでの素材として活用していきます。

加えて、惑星開拓では食糧問題も重要な課題です。狩りをしようにも地上には生命反応のないこの死の星では、農業が唯一の食料調達の手段となります。

順調に生育中の野菜たち。早く大きくなぁれ!

テックガントレットを駆使して、土を耕したり水やりをしたりして丹精込めて育てることとなります。

各植物にはそれぞれ適した気候や成長日数などが決まっていますから、焦ることなく気長に行きましょう。

余裕が出てきたらいざ探検に出発!先人のログに謎の遺跡も

さて、農業が順調に進んで食糧問題も解決したら少し余裕も出てくるはず。SFのはずなのにテレビゲームもスマホもない退屈そのものなこの任務、娯楽も兼ねて少し周囲を探検してみましょう。

少し出歩くと不自然に砂が盛り上がった部分に気づくはずです。こういう時はブロアーの出番です。積もった砂を吹き飛ばしたらなら、埋まっている何かを発見できるかもしれません。

植物の種なら実用的で嬉しいです。化石は…煮ても焼いても食えませんから観賞用でしょうか?そして時には、先人のログブックなんかも発見できます。どうやらこの星は前人未到では無かった様子。ですが記録を読んでいると少し気が重くなる内容だったりします。

他にもこの星には色々気になる場所があります。例えば地上のクリスタル地帯。光が反射してとてもキレイです。デートスポットにはオススメですね。

あるいは学究肌ならエイリアンの遺跡なんてどうでしょうか?殺風景な地上とは異なる、非常にミステリアスな場所となっていますから飽きなんて一瞬で解消できます。

コロニーが軌道に乗れば、その内追加人員が送られてきます。円滑な任務遂行には良好な関係構築は不可欠ですから、日常会話やプレゼントなどの日々の積み重ねが重要となってきます。

荒涼とした星の開拓が主な目標の本作。なかなか荒削りながらも面白い1作だと思います。

農業にしろ採掘にしろ、非常にオーソドックスなもので類似する作品の経験者なら非常に理解しやすいものかと思います。個人的にはもう少しオリジナリティ溢れる追加要素、例えば作物の配置に応じた突然変異とかがあればなおGoodかなと思いますが、「シンプル・イズ・ベスト」とも言いますしね。

鉱石も種類ごとに見た目が異なり、ぱっと見で判別できるのが有り難いです。強いて言うならマウスオーバーで文字情報も出ると個人的にはなお良かったとは思います。

イベントなどの物語の展開もいい感じです、緩急の付け方や内容などですね。返答選択なんかもやたら悲観的なものもあったりして面白いですし。

あまりに大雑把なMAP画面…。

ただ、もう少し詳しいMAP表示ないしは目標地点を常時指し示すクエストマーカーみたいなのはあったほうが親切なように感じました。クエストの目標地点を探してどれほどMAP内を右往左往したことか。

ちょっと兄ちゃん、いくら機械好きでも空気イスで作業やらなくても…。

あと、もう少しゲーム内のアニメーションのヴァリエーションは欲しいなと思います。グラフィックの質はいい感じなので、特に気になったりするのです。

全体的には荒削りな部分もありますが、個人的にはなかなか面白いと思える作品でした。類似するテーマやヴィジュアルのゲームは多いので、今後のアップデートを通じた差別化には特に注目したい1作かと思います

スパくんのひとこと

なかなか厳しい環境の惑星開拓がテーマの本作、物語の展開やシンプルでとっつきやすい内容などが非常に遊びやすく面白い、そんな1作スパ!どんな過酷で絶望的な状況でもへこたれない、それがスパくんなのだスパ!ちょっと外で作業手伝ってくるスパ!(そして更地になる農地) 

  • タイトル:One Lonely Outpost

  • 対応機種:PC(Steam/Epic Games/GOG.com

  • 記事におけるプレイ機種:PC

  • 発売日:2023年6月27日

  • 記事執筆時の著者プレイ時間:4時間

  • 価格:Steam 2,300円(7月14日までリリース記念セールにつき1,840円)/Epic Games 2,080円(7月4日までセールにつき1,664円)/GOG.com 19.99ドル(執筆時点でセールにつき15.99ドル)




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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《K.K.》

SFとオープンワールドとミリタリー系が主食です K.K.

1990年3月の京都府生まれ。ゲーム好きのパソコン好き。ついでに言えば動物も好き。心理学部卒ゆえに人の心がわかると豪語するも、他人の心にはわりと鈍感で、乙女心となるとからっきし。むしろ動物の気持ちのほうがよくわかるが、本人は「尻尾と耳がないからだ」と弁解中。 2022年から「ゲームスパーク」で執筆中。パソコン代の足しにと始めるも、賃金はほとんど課金ガチャに消えている模様。

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