【吉田輝和の絵日記】『異世界輪舞 ~御社も異世界もブラックなのでここから先はホワイトライフを目指します!~』は異世界モノあるあるを詰め込んだ王道RPGだった! | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【吉田輝和の絵日記】『異世界輪舞 ~御社も異世界もブラックなのでここから先はホワイトライフを目指します!~』は異世界モノあるあるを詰め込んだ王道RPGだった!

“Sランクパーティをクビになったけどオレの「おじさんを描くスキル」が覚醒してハーレム領主になっちゃったので今さら戻ってこいと言われても困るんですが~?”

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【吉田輝和の絵日記】『異世界輪舞 ~御社も異世界もブラックなのでここから先はホワイトライフを目指します!~』は異世界モノあるあるを詰め込んだ王道RPGだった!
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今回は、ExeCreateが手掛け、KEMCOから発売された『異世界輪舞 ~御社も異世界もブラックなのでここから先はホワイトライフを目指します!~』のニンテンドースイッチ版をプレイ!本作は、ブラック企業に務める主人公が、不慮の事故によって異世界に転生するRPGです。

やけに長いタイトルからもわかる通り、転生モノのWEB小説などをモチーフにしていると思われます。現世で命を落とした主人公が、神様にチート能力を貰って異世界で無双する……というのが転生モノの定番パターンです。僕も神様にチート能力を貰いたかったなあ。

◆ブラックな社畜が転生したらノーチートの無職だった

主人公・鈴木翔は、給料は最低賃金で、社員は使い捨ての雑巾のように思っているブラック企業に勤めていたが、横領や顧客情報流出の濡れ衣を着せられて解雇させられてしまう。

失意の中、公園のベンチでうなだれる鈴木だったが、過去に母がかけてくれた「諦めない」という励ましの言葉を思い出し、元気を取り戻す。明日からの就活に向けて飯食って寝て英気を養おうと帰路につく鈴木だったが、その道中でトラックに轢かれて死にそうになる。

異世界に転生する主人公は、トラックに轢かれて死ぬことが多く、トラック転生転生トラックと呼ばれている。転生モノあるあるだ。

トラックからギリギリで逃れ、九死に一生を得たものの、ビルの上から落ちてきた植木鉢が頭に激突し、結局命を落としてしまう。

死後、神様に会ってチートを貰って転生すると思いきや、まさかのノーチート転生!

メジャー・マイナーに限らず、数多くのWEB小説を読んでいるので「このパターンで来たか~!」とニヤニヤ出来ちゃうのが良いね!

転生モノと一口に言っても、新しい体で赤ちゃんからやり直すパターンや、現世の姿のまま異世界に行く転移パターン、現地の異世界人の体に憑依するパターンがある。本作では憑依パターンか。

現世の鈴木翔の名前を捨て、新たに“おじさん”と名乗って生きていくぜ!

◆追放って過激すぎない!?

本来の体の持ち主は、何かしらの事情で死んでいたようで、鈴木は彼の体に乗り移り、異世界生活を送ることになった。

その後、彼の仲間と名乗るブラックファルコンの三人と合流する。突然現れたモンスターの相手をおじさんに押し付けて逃げるところを見るに、この三人、ろくでもない奴らだな!

バトルは、敵味方入り乱れてのターン制のコマンド式だ。通常攻撃、武技、魔法などから選んで戦う。倍速やオートモードがあるので、サクサク進められるな。

それからも、パーティメンバーたちはおじさん一人に責任を押し付け、とうとうおじさんはパーティを追放されてしまう。これはWEB小説でお馴染みの追放要素じゃん!

追放モノの作品でよくある展開だと、主人公はパーティに尽くすんだけど、理不尽な理由でパーティを追放される。しかし、主人公の能力が覚醒したり、上級冒険者や権力者などに認められたり成り上がったりして、最終的に元のパーティに「ざまぁ!」をするパターンだ。

だが本作での追放は……

まさかのタルに詰め込まれて海に放流!ええ、追放ってそういう感じなの?島流しじゃん。

流れ着いた無人島で、鎧姿の剣士・ビオラと出会う。異世界で初めて出会ったちゃんとした仲間だ!

そして無人島の森の奥深くには、「欠けたる者に相応の力を与える」と書かれた石碑があり、おじさんが石碑に祈りを捧げるとスキルを習得した。おお、これがチートか!

なんて思っていたら、矢継ぎ早に色んなスキルを覚えた上に、無職からいきなり賢者に転職してしまった。

さらにオマケだ!と言わんばかりにダメ押し的にスキルを習得した。うむ、これこそ異世界モノだな!

こんなのは序の口で、この後も事あるごとにスキルを習得していくのを、おじさんはまだ知らないのだった。

◆お約束をぶっ壊すチート級スキル!

おじさんが習得した数多くのスキルは、主人公だけじゃなくプレイヤーにも恩恵がある。

異世界商店のスキルを習得すると、貴重な武器やアイテムが手に入るようになる。また、レアドロップ率アップや攻撃力アップ効果なども購入可能だ。まさにチート!

ソシャゲのガチャ風の画面だけど、ゲーム内で手に入るアイテムで回せるぞ。

RPGのダンジョンによく出てくる、踏むと矢印の方向に強制的に進むパネルも、スキルによって無効化できる。

スキルの使用が前提の作りになっているんだけど、ゲームや物語のお約束を壊せるのは楽しいな。

最初は異世界でホワイトライフを送ることを目標にしていたおじさんだったが、チートじみたスキルの数々を使い、魔王を討伐する勇者パーティへの参加を決めるのだった。

ちなみに僕も様々な異世界モノの作品に登場しているので、気になった方は是非探してみてくれ!


25時間ほどでクリア出来ました。戦闘の倍速やオートモード、エンカウント率の調整といった、ストレスなく快適にプレイ出来る配慮が随所になされていました。元々スマホ向けに配信されていたため、コントローラーでの操作に最適化されていない箇所があり、引っかかる場面が少しあったのが残念でした。

転生モノに詳しくなくても、王道RPGとしても十分に楽しめます!

『異世界輪舞ロンド ~御社も異世界もブラックなのでここから先はホワイトライフを目指します!~』は、iOS/Android/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam)/ニンテンドースイッチを対象に配信中です。


《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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