北欧神話サバイバル『Valheim』再訪・爆速プレイレポ―“冒険と拠点づくりの醍醐味”はそのままに各要素がスケールアップ【2024年始特集】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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北欧神話サバイバル『Valheim』再訪・爆速プレイレポ―“冒険と拠点づくりの醍醐味”はそのままに各要素がスケールアップ【2024年始特集】

かつて「爆速プレイレポ」で紹介したゲームの“今”をお伝え!

連載・特集 プレイレポート
北欧神話サバイバル『Valheim』再訪・爆速プレイレポ―“冒険と拠点づくりの醍醐味”はそのままに各要素がスケールアップ【2024年始特集】
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Steamにて「Steamウィンターセール2023」が2024年1月5日まで開催中です。今回のセールでは、2023年に発売された話題作『ストリートファイター6』『バルダーズ・ゲート3』なども対象になっており、気になるゲームを遊ぶチャンスです。

Game*Sparkでは新作ゲームのプレイレポートを定期掲載しており、これまでも「爆速プレイレポ」などのコーナーで、発売すぐのゲームの様子をお伝えしてきました。しかしレポート掲載後に早期アクセスから正式版リリースへと移行したり、幾度の大型アップデートを行い、紹介時とは大きく変わっている作品もたくさんあります。

以前紹介したあのゲームの“今”を伝えたいという企画「再訪・爆速プレイレポ」。今回は、2021年2月6日に爆速プレイレポを掲載したサンドボックスアドベンチャー『Valheim』の“今”をお伝えしていきます。

北欧神話サバイバル『Valheim』とは

Coffee Stain Publishingがパブリッシング、Iron Gate ABが開発を務める『Valheim』は2021年2月2日にSteam早期アクセスをスタート。プレイヤーは、ヴァルキリーによって10番目の世界「Valheim」に導かれた戦士となり、世界に平和と秩序をもたらすための冒険と戦いを繰り広げます。

スウェーデンの開発スタジオが手がける本作は、北欧神話とヴァイキング文化に大きな影響を受けています。ゲームとしてはサバイバルクラフトと冒険要素を組み合わせたもので、さまざまなバイオームに存在するボスを倒すことで、次なる冒険の舞台が開きます。

『ゼルダの伝説』シリーズや『The Elder Scrolls V: Skyrim』にインスパイアされており「目標を達成して入手したアイテムで世界が広がっていく」システムと、サバイバルクラフト要素を組み合わせたことが制作の狙いにあったようです。本作はリリース直後から大きく人気を獲得し、発売からおよそ2週間で200万本を販売しています。

裸一貫からはじまるサバイバル生活は、木や石の採取からやがて鉄鉱石やモンスター素材を使用した屈強な装備へと変化していきます。戦闘だけでなく建築や畜産、農業や船での冒険など、さまざまな遊び方が楽しめる作品です。ソロプレイはもちろん、マルチプレイにも対応しています。

2022年9月にはMicrosoftストア版が登場、2023年3月にはXbox Series X|S/Xbox One版もリリースされています(Game Pass対応)。各プラットフォーム間のクロスプレイにも対応している本作、低スペックPCでも軽快に動作するのでゲームを始めるハードルが低いのも大きな特徴です。

『Valheim』はどう進化した?

『Valheim』の現時点での最新ビルドは「0.217.38」。デベロッパーはリリースから定期的に開発ニュースを投稿しているほか、Steamストアページの早期アクセスに関する項目も積極的に更新しています。

現在は最新大型アップデート「Ashlands」の開発に注力しています。また、その先には「the Deep North」アップデートも予定されています。Steamの早期アクセス欄によると、2023年1月から「少なくとも2年はアクティブな開発を続ける」としており、目標であるバージョン1.0まではまだしばらくかかるようです。

◆2021年9月16日

大型アップデート「Hearth&Home」

『Valheim』初の大型アップデートです。このアップデートは名前の通り「健康」と「家」についての項目を多く含んでおり、食事中のステータスアップのバランス調整や新たな調理施設の追加などが行われています。また、建築面ではこれまで以上に多くの家具や建材を作れるようになり、拠点構築の面白さがますます増加しています。

冒険にも変化が加わり、平地バイオームでの新たなロケーションや敵が追加されています。平地に生息する「ロックス」がテイムできるようになるほか、飼い慣らしたペットに名前がつけられるようになるなど、生活面も充実したアップデートです。


◆2022年3月1日

パッチ0.207.20「Mountain」アップデート

早期アクセスのリリースから1年が経ち、開発では2022年2月からアニバーサリー月間としてさまざまな情報を出してきていました。月替りの3月1日に配信されたアップデートでは、山バイオームに「氷の洞窟」が実装され、新たな敵や装備品も追加されました。

さらに、2022年2月25日に発売された「Steam Deck」への対応に向けた開発やフルコントローラーサポートなども行われ、さまざまな環境下でプレイできるように改善されていきました(Steam Deck正式対応認定は3月25日)。

◆2022年6月20日

パッチ0.209.8 クラウドセーブデータ改善

ゲームコンテンツとしては一部の装飾アイテム追加や微調整くらいなのですが、大きな更新としてSteamのクラウドセーブ機能に改善が行われています。これは、複数アカウントでゲームをプレイしているときに進行状況が失われる可能性があり、それを修正するための更新ということです。

◆2022年9月27日

パッチ0.211.7 クロスプレイアップデート

2022年6月15日に、Microsoft Storeストア版およびXboxコンソール版(Game Pass含む)が登場することが発表されました。『Valheim』のベータブランチではMicrosoft Storeストア版に向けたクロスプレイのテストを行い、2022年9月27日には正式ビルドで対応しています。

このアップデートでは、セーブデータの管理やネットワーク関連の更新も行われています。

◆2022年12月6日
大型アップデート「Mistlands」

このアップデートではバイオーム「ミストランズ」が登場しました。新たなエリアにふさわしく多くの敵やアイテム、新規素材や対応する建築物など多くの追加コンテンツが追加されています。

その名の通り霧が深く、恐ろしい怪物や魔法なども用意されており、一筋縄では攻略できないエリアです。なお、マップを広げすぎていたプレイヤー向けに「バイオーム」が形成されない可能性があることを公式で注意していました。

◆2023年3月14日

Xboxコンソール版発売&Game Pass対応

Xbox Series X|S/Xbox One版の『Valheim』がリリースされました。当初はワールドやクロスプレイなどでいくつか不具合が発生し、以降一月ほどは修正を含めた細かなパッチが続けてリリースされています。

◆2023年8月22日

アップデート「Hildir’s Request」

ゲーム内に新たな商人「ヒルディル」が登場し、衣服など様々なアイテムが購入できるようになりました。また、彼女からはいくつかのクエストを依頼され、その関連ダンジョンやボスも追加されています。

また、ワールド設定機能が実装され、ゲーム内のモンスター襲撃イベントの発生頻度や死亡時ペナルティなどの項目を設定できるようになりました。よりハードコアな設定にすることも可能で、プレイスタイルに合わせたヴァイキング生活がやりやすくなります。

次回大型アップデート「Ashlands」に関しては、2024年上半期にリリースされることが発表されました。公式サイトおよびSteamでも定期的に情報を公開しています。公式サイトの一部情報は日本語に対応しているので、来るべき日に備えてチェックしておきましょう。

『Valheim』の“今”

『Valheim』はリリースから多くのアップデートを行っています。「ミストランズ」などの新規バイオームが追加されるだけでなく、既存の要素の改善やバランス調整も多めです。初期で衝撃的だったアップデートとしては、何故かトロルの毛量が増減したりなどもありました。

それでも「拠点を作って装備を整えながらボスを倒して世界を広げていく」という、ゲームの基礎プレイや楽しさそのものには大きな変化がありません。もちろんコンテンツ自体が増えたり、戦略が変わったり、QoLが改善されているなどの違いはありますが、ヴァイキング生活に関しての元々の完成度の高さを物語っていると思います。

とはいえ追加されている新バイオームや敵などはいずれも強敵揃いで、ユダンスでば簡単に殺されてしまいます。その緊張感や我が家に帰ってきたときの安堵感、新しい素材を見つけたときのワクワク感はスケールアップしているのではないでしょうか。「ミストランズ」の敵が強い強い……。

これまでのアップデートでも、冒険と建築という本作の大きな2つの魅力をどちらもバランスよく更新している印象。強敵と戦いながら世界を探索していく人も、ひたすら拠点づくりに励みたい人も、どちらも新しいコンテンツにしっかり触れられるようになっています。

2023年8月のアップデートでは、ワールド設定で戦闘難易度や襲撃イベントだけでなく「ポータルで鉱石などのアイテムを運べる」などの設定も変更できるようになりました。その中の建築材料がいらなくなるハンマーモードは“建築するためのレシピは覚える必要がある”という制約があり、「冒険もしっかり楽しませたい」という気概を感じます。


『Valheim』は冒険、戦闘、建築とサバイバルクラフトの要素がしっかり供えられており、色々な遊び方もできる作品です。リリースから2年半を超え、より一層ゲームの魅力が増すような更新も行われています。

2023年には待望のXboxコンソール版もリリースされ、さまざまなプラットフォームでのマルチプレイもできるようになりました。ソロプレイでじっくり冒険するだけでなく、マルチプレイで大きな集落を作ったり、船で仲間と旅をするのも本作の楽しみ方のひとつ。「Ashlands」に向けてあらためてゲームを始めるのもいいかもしれませんね。


《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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