今回は、XD Entertainmentが贈る『鈴蘭の剣:この平和な世界のために』のスマホ(iOS)版をプレイ!本作は、高低差やギミックが用意されたフィールドを舞台に、様々な個性を持つユニットを編成して戦うタクティカルRPGです。
PC版、スマホ版ともに基本プレイ無料で配信されているので、自分のプレイスタイルに合う方を気軽に試せるのが嬉しいですね。僕は、ちょうど帰省のタイミングだったので、持ち運びが便利なスマホ版でお届けします。

ゲーム機本体+VRのセットを担いで帰省していた時と比べると……めっちゃ楽!
◆記憶を失った青年が戦火に巻き込まれていく

物語の舞台である小国「イリヤ」は、神秘的な力を秘めた鉱石を多く産出するため、それを欲した強国から常に狙われ続けていた。権力闘争、他国からの干渉、深刻化する宗教と民族の対立……イリヤ内には闘いの火種が満ちていた。

主人公が目を覚ますと、見知らぬ牢屋の中。唯一覚えていた自分の名前以外は何もわからず困り果てていた。

こちらが本作の主人公だ。見た目は2タイプから選べるので、イケメン男子を選択した。名前は「吉田おじさん」に決めた。

僕が記憶喪失になったとして、鏡見たらびっくりするだろうなあ。主人公どころか、山賊子分Cみたいな見た目だもんな。

幸いにしてこの主人公は主人公らしい見た目だったので良かった……とホッとしたのもつかの間、牢屋に入れられている人たちが次々に処刑されていく。主人公もギリギリのところで、謎の闖入者によって生きながらえる。

闖入者の強そうなお姉さんを加えて、兵士たちとのバトルが始まった。バトルシステムはオーソドックスなSRPGだな。チュートリアルバトルなので、高低差もないシンプルなフィールドで戦う。

兵士を倒したあとは、強そうなお姉さんことラヴィアの仲間のマイサとファカールも加わって脱出をはかるも、待ち伏せしていた兵士の弓に貫かれてラヴィアは命を落としてしまった。

マイサとファカールにしてみれば頼れる姉貴分の死といった重いイベントだけど、僕はまだ出会って5分くらいだし、そんなに……ねえ?
◆コモンからレジェンドまでお気にのキャラを見つけ出せ

脱出中の主人公たちは、王国軍と暴徒たちの争いに巻き込まれ、絶体絶命のピンチに陥っていたが、喋る謎の猫の導きにより生きながらえるのだった。謎の猫が言うには、主人公には世界の運命を変える定めがあるようだ。そしてそのためには信頼できる仲間たちが必要らしい。

急にソシャゲっぽい画面が出てきたぞ。これはガシャだな!

チュートリアルも終わり、いよいよ本編の開始だ。この場所を本拠地にし、ストーリーの進行やキャラクターの強化が行える。
先程はイベントの流れで無料でガシャを回せたけど、通常は“秘された縁”と呼ばれるアイテムが必要になる。いわゆる課金アイテムなんだけど、ステージやクエストをクリアすることでも手に入る。ここまでで20連分のアイテムが貯まっているので回してみよう。

お、特殊な演出が入ったこのキャラクターはかなり良いヤツなんじゃないだろうか。レアリティは、低い順からコモン、レア、エピック、レジェンドの4つで、この「モモ」は最上級のレジェンドだ。可愛いし強そうなので良し!

最後の10連ではレジェンドのキャラクターは排出されなかったけど、モヒカンが仲間になったぜ!

主人公を差し置いて、コモンのキャラクターに自分の分身の役目を押し付ける。そうと決まれば山賊子分Cみたいな見た目のモヒカンを重点的に育成していこう。

現在のレベル上限まで上げられる分の強化素材はあるので、とりあえず上限まで上げておこう。ついでに強化した武器も装備させてっと。

まだゲーム開始直後だから強化素材の価値はわからないので、実は超貴重なアイテムかもしれないな。うん、まあ大丈夫だろ!いいよいいよ!

その他にも、絆レベルを上昇させて新たなスキルを習得させられる。こちらの強化素材は結構貴重そうだ。モヒカンも強化したし、ストーリーを進めていこうかな。

メインストーリーである“愚者の旅路”と、強化素材などが手に入る“交差する世界”と、もう一つのストーリーモードである“運命の螺旋”の3つから選択できる。

キャラクターごとに、ディフェンダー、アサルター、デストロイヤー、ウォッチャー、ブレイカーのロールが存在する。それぞれに相性があるので、出撃メンバーはバランスよく決めるのが良さそうだな。

本作はマルチシナリオシステムが採用されており、プレイヤーの選択次第で物語の結末が変化していく。残念ながらイベントキャラでもないコモンのモヒカンは、とくにストーリーを左右するキャラクターではないだろう。

バトルフィールドには、高低差による有利不利や、爆発する樽や坂道を転がる岩などのギミックがあるので、単純にキャラクターのステータスだけがバトルの全てじゃなさそうだ……と、コモンのモヒカンを擁護する。
とは言え、レジェンドのキャラクターと比べると、ステータスが格段に落ちている。つまりそれだけモヒカンは死にやすいのだ。実際、いつも最初にやられている。

バトルでは、一定回数だけ行動を巻き戻す機能があるので、モヒカンがやられた時はすぐさま巻き戻しを使っている。過保護に育てていくぜ!
20時間ほどプレイしています。イベントも定期的に開催されているし、書ききれませんでしたが傭兵団の経営やPvPモードの要素があるので、まだまだ楽しめそうです!
基本的な遊びやすさをしっかり備えた上で、巻き戻しモードといった便利なシステムもあるので、ストレス無くプレイ出来ました。
システムとしてはシンプルなので『タクティクスオウガ』などのタクティカルRPGを遊んでいた人ならすぐに馴染めるでしょう。
課金要素はあるものの、ストーリー進行で手に入るアイテムだけでも十分ガシャを回せるので、今のところ無課金でも不便を感じていません。好みのキャラクターがピックアップされた時は突っ込もうと思います!
記事を読んで気になった方は、基本無料でプレイ出来るので是非試してみるのはいかがでしょうか。そしてモヒカンを愛でてあげてください!
『鈴蘭の剣:この平和な世界のために』はPC(Steam)/iOS/Android向けに基本プレイ無料で配信中です。
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