2024年11月3日、秋葉原UDXにてインディーゲームイベント「デジゲー博 2024」が開催されました。本記事では、ゲーム開発者のヤマダ氏が手掛けた『ウーマンコミュニケーション』の全年齢版となる『エブリワンコミュニケーション』のプレイレポートおよび、ミニインタビューをお届けします。
インディーゲームオフイベ「デジゲー博 2024」取材記事はこちら!“淫語”より見つけるのが難しい!?
日本語でしか遊べないゲームかと思ってたら、なんと中国語版Modまで現れたとんでもない淫語指摘ゲーム『ウーマンコミュニケーション』。すごくいいゲームでしたが、ちょっと公の場でやるには気が引ける作品かもしれません。

そんなときに現れたのが、イベント限定で遊べる『エブリワンコミュニケーション』です。こちらで指摘するのは“淫語”ではなく、動物の名前。お子さんでも安心して楽しめる仕様になっているのです!


基本的なシステムは『ウーマンコミュニケーション』と同じ。女の子の会話に隠れた「動物」を探して撃ち抜くことで、スコアを得ることができます。あからさまに隠されていそうな文章もあれば、かなり自然に溶け込んでいるものもあります。

もちろん超爽快な「DOUBLE SHOT」も搭載。「長芋とジャガいもぐらい、おんなじじゃない~!」の中に「モグラ」と「ライオン」が隠れているのです。ライオンを指摘しようとしたらモグラも重なっていたのは嬉しい誤算でした。

動物になったらどんなプレイ感になるんだろう……?と思っていましたが、これが実は本家よりも難しい。 淫語は目に留まるのに、動物の名前は意外と見逃してしまうというか……決して筆者の頭の中がいやらしいこと満載というわけじゃないですよ!
プレイの様子としても、かなり微笑ましいものになっています。本家は「あ、**こあった!」「ア**来た!!」とどうしても卑猥なワードを声に出してしまうことが避けられませんでしたが、本作は「あ、ライオンあった!」「ゴリラだ~!」と、まるで子どものような微笑ましい光景に一変するのです。そのため、イベントで遊んでも問題ありません!


本作オリジナルのケモノ女子キャラクターも可愛らしく、会話もほんわかしています。もし今後展示されることがあったら、ぜひ遊びに行ってはいかがでしょうか。


現地では他にも、デジゲー博限定バージョンの『ドキドキAI尋問ゲーム』の展示や、『ウーマンコミュニケーション』購入者向けの缶バッジプレゼントも実施されていました。ヤマダ氏からファンへの感謝が伝わってくるブースでした。
『エブリワンコミュニケーション』配信予定は?
ここからは、開発者のヤマダさんに実施したミニインタビューの内容をお届けします。
――今回、デジゲー博に出展した目的を教えてください。
ヤマダ新しいゲームを作って知ってもらうためではなく、今まで楽しんでくれた皆様と交流したかったのが大きな理由ですね。この2年間で『ウーマンコミュニケーション』や『ドキドキAI尋問ゲーム』をリリースしたので、どんな方に楽しんでいただいたのか、どんな感想を持ってくれたのかというのを直接お訊きしたかったんです。
――イベント限定のバージョンを作った理由は何だったのでしょうか。
ヤマダ単純に、『ウーマンコミュニケーション』のままだとイベントに出せないからですね(笑)。そのままでは出せない、というところから、逆にどうしたら出せるかと考えた結果、イベントのためだけに考えた作品という形になりました。

――こちらもこちらですごく良いと思ったのですが、イベント限定だから配信予定もないと。
ヤマダはい。ただ、『エブリワンコミュニケーション』は妻がやたらと気に入っているので、何かしら考えるかもしれません(笑)。
――開発にはどれくらい掛かったのでしょうか。
ヤマダシステム自体は元のままなので、新しく動物の名前に絡めたストーリーとステージを作るという作業でした。だいたい1週間くらいで作りましたね。

――今(インタビュー実施時)、開場から数時間経ちましたが、常に誰かしらが遊んでいるような状態でしたね。プレイした方からの反響はいかがですか。
ヤマダ皆さん、難しいと仰られていました。淫語を捜すほうが簡単なのかもしれません。脳が勝手にスルーしちゃうのかな……もう少し工夫がいるかもしれませんね。
――ありがとうございました。
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