ハードコアなゲーマーの皆さん!ゲームを遊んでいる際、こんなことを思ったことはありませんか?「このアイテムよく見るけど、どんな味しているんだろ?」と。私はしょっちゅうあります。そこで、本記事ではこの疑問を「解消」すべく、名前だけはよく聞くくせに実際の味はよくわからない筆頭である「例の食べ物」を購入&調理、その実態に迫るべく調理していこうと思います。

みなさんこんにちは、こんばんは、口の方(くちのかた)です。もしくは胃袋の方です。日ノ本での暗殺家業のかたわら、モンスターハント業も並行して楽しんでおります。大型アップデートで追加されたゾ・シアには一度カリッカリに焼かれたのち、無事討伐。夏に襲来するらしき新たな大型モンスターに備える日々です。

アップデートによって要素が追加されたり、不具合が解消されたなかで筆者が嬉しかったポイントは、各地の村の人の食事のお誘いがほぼ確実に利用できるようになったことですね。今までお呼ばれされたと思って向かってみると、異常気象で家に避難していたせいで「食事はまた今度で……。」みたいな門前払いがちょくちょくあったので。また、新たに利用できるようになった大集会所ではチケットを消費していつでも各地の食事が楽しめるようになりました。嬉しい!こうやって一覧で見るとシルド料理の色味の凄さを再認識してしまいますね。

夜になると歌姫オンステージが楽しめるのも好き。

そして、今回のテーマはこちら。物語終盤にたどり着いた秘境、交わりの峰スージャで「耳の方」に招待された際の食卓です。中央にあるお肉は葉っぱに包まれたまま食卓に置かれ、包みをほどいて提供されました。こういう葉っぱで包んだ料理って異国感たっぷりですごく良いですよね。ということで、早速調理開始!
まずは一番重要な「葉」の用意から。
料理を始める前に大事なことがひとつ。お肉を包む「葉」の入手です。お肉を包めるサイズ感のある、しかも食用というか、食べ物に使っても問題ない葉っぱが必要です。ということで用意したものがこちら。

謎の段ボールが届きました。段ボールの印刷は購入したものと関係ないのですが「スイカの種(ステビアフレーバー)」って一体なんなんでしょうか…。

用事があるのは段ボールの中身、こちらは「ハスの葉」です。中華料理などで蒸し物を作る際に使われたりしています。購入したのも中華食材などを扱っているお店でした。段ボールを潰したサイズとほぼ同じなので、かなりの大きさ。

このままでは乾燥していて使えないため、葉っぱ自体の下ごしらえが必要です。この葉っぱが収まる器も存在しないため、45Lくらいの大きいビニール袋を2枚重ねにして葉っぱを中に入れ、水を注いで吸水させます。必要な時間はおよそ一晩。ということでこの作業は調理の日の前日に行っています。これが料理…?

次の日の朝。写真だとわかりにくいのですが、カッサカサだった表面がしっとりしています。ちゃんと吸水されているようです。

さらに、大きめの鍋でお湯を沸かし、葉を茹でて煮沸しておきます。

蓮の葉はこれで使用可能になったので、本格的に調理を開始しましょう。まずはソースづくりから。玉ねぎを用意しました。今回は時期的に新玉ねぎを使います。

必死にすりおろします。ちなみに今回の撮影に使うための新しい三脚がこの日に届いたのですが、その梱包を開く際に左手の薬指を切ってしまったので、ニトリル手袋を装備中です。

すりおろした玉ねぎをフライパンへ。油は引かずに加熱を続けて水分を飛ばします。


じわじわと水分が抜けていき、フライパンにもこびりつくようになってきました。でもこれで正解。まっ黒焦げでなければ、この焦がした部分が最後に香りと旨味に変化しますので。

しょうが、にんにく、酒、みりん、しょうゆを入れて沸かします。この時にフライパンにこびりついた玉ねぎもこそぐように混ぜ混ぜ。

水っぽさがなくればOK。玉ねぎソースの完成です。


続いて豚バラブロックを用意し、塩と胡椒を振って刷り込みます。

細長いと鍋に入り切らないため、2つにカットして蓮の葉で包み込みます。

タコ糸で結んだら準備は完了。鍋で蒸します。

30分ごとに確認しつつ、水を足しながらじっくり加熱…。30分x4セットほど繰り返したところで鍋から上げ、蓮の葉を開封!なんか…いいぞ!

カットしているところ。調理法が蒸しなので、焼きや茹でよりもお肉の水分量が多い印象。しっとり感がすごい。

トッピングのネギの青い部分もカットしておきます。

さらに、スージャにたくさん生息しているフワフワクイナが産んでくれる「フワフワ卵」のような温泉卵も用意しました。先ほどの玉ねぎソースを小鉢に分けて、卵と合わせたものです。

お皿に蓮の葉を敷き、お肉を並べて…、

「耳の方にごちそうしていただいた肉料理」の完成!ワケあって縦写真でお届け!豚肉のつやつや加減が非常に食欲をそそります。

葉物にお肉を乗せてソースをかけて…ちなみにハンターさんのように思いっきり2つに折って食べようとすると、ソースやら肉汁やらが全部こぼれるので注意してください。
豚肉は熱の入りかたが100点満点!なんという柔らかさ。そしてシンプルな味付けにしているぶん、豚肉自体の旨味が感じられます。さらに香ばしい玉ねぎソースがいいアクセントに。

温泉卵のソースのほうも試食。やはり卵が入るぶん、塩味の尖った部分がまろやかになってくれます。絶対こっちを気に入る人もいるだろうなという味。

お肉を美味しく食べるには蒸す!という答えにたどり着いたかもしれない1品。これもう一度食べたいんですけど、蓮の葉の下ごしらえに手間がかかりすぎる……。普通にせいろで蒸すだけでこの状態に持っていけるかどうか要研究です。ではまた次回!
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