ハードコアなゲーマーの皆さん!ゲームを遊んでいる際、こんなことを思ったことはありませんか?「このアイテムよく見るけど、どんな味しているんだろ?」と。私はしょっちゅうあります。そこで、本記事ではこの疑問を「解消」すべく、名前だけはよく聞くくせに実際の味はよくわからない筆頭である「例の食べ物」を購入&調理、その実態に迫るべく調理していこうと思います。
発売からもうすぐ一月ほど経とうとしているスイッチ2、皆様は手に入りましたか?筆者は応募したすべての抽選を外し、ぐぬぬとする日々を過ごしていております。そんな中、一緒に暮らしている叔母が某Yカメラの応募に1発で当選し、『マリオカート ワールド』とのセットを手に入れているのを見て、やっぱりぐぬぬとなっております。とはいえ、今住んでいる家にスイッチ2があるということは事実ですので、これ自体はシンプルに喜ばしいこと。ちょっとだけお借りして『マリオカート ワールド』を楽しんでおります。ちなみに叔母はスイッチ自体を持っていなかったため、筆者が過去に買っていた『あつまれ どうぶつの森』を楽しんでいます。
今作はレース会場のみならず、会場と会場の間すらもレース区間となっていたり「フリーランモード」では自由に世界を走り回れるようになっていたりと、スイッチ2で強化されたスペックを活かした新要素が盛り沢山。中でもこの連載をしている筆者が気になっていたのはこちらです。

こちらは「Yoshi's」という名前の、ドライブスルーが付いたダイナーのようなお店。ドライブスルーでは光り輝く紙袋から「ダッシュフード」という名前のテイクアウト料理を入手することができます。マリオたちの走るエリアがレース場以外にも拡大したからこそのギミックといえますね。(過去にショッピングモールの中を爆走していたことに目を逸らしながら)
料理を食べると加速するうえ、キャラクターによってはコスチュームがチェンジするおまけつき。各キャラの衣装を揃えるためにも、Yoshi'sにはたくさんお世話になりそうです。
『マリオカート ワールド』という作品タイトルが表す通り、Yoshi'sでも店舗ごとに地域の特色のある料理を楽しめます。きっとフランチャイズ店舗が各々自由にオリジナルレシピを考案できるお店なんでしょうね。
魚介たっぷりのピザ。エビと黒オリーブ&イワシのアンチョビのハーフ&ハーフですかね。このシャレオツピザをヨッシーたちが作ってくれている事実がだいぶ面白い。

若者に人気そうなカラフルトッピングのドーナツ。ピーチ姫たちがお忍びで通っていそう。

アフタヌーンティーセット。ちゃんと下からサンドイッチ、スコーン、ペストリー(ケーキ)と用意された本格仕様。中段のスコーンにはクロテッドクリームらしきフワフワも用意されていますね。

サバンナのようなエリアで見かけた巨大骨付き肉。焼いたパイナップルはお肉を柔らかく&消化を助けるという効果が期待できます。「巨大な肉を食らう」ということに真摯に向き合った料理といえます。

フルーツとプリンの盛り合わせ。この世界のスターフルーツは本当にスターそのままですね。


街の中にある規模の小さいYoshi'sではスナックや缶ドリンクなど軽食がテイクアウトできるのもリアル。

和なエリアではお寿司までテイクアウト可能。3連キノコがキャラクターの周りをぐるぐる回転するのだから、お寿司だってもちろん回転すしスタイル。ちゃんとネタによって値段の違いがありそうなお皿のデザインになっているのが素晴らしいです。

BBQな串焼き3本セット。お肉・海鮮・野菜がすべて楽しめるうえ、スーパーキノコまで付いてきます。顔がないのは育ちきってないからですかね?小芋のような存在?
ところで、この記事が掲載されるころ季節はもうすぐ夏です。BBQなら夏にピッタリということで今回はこちらを作りたいと思います。
串を打て

まずはメインともいえるお肉の処理から。ステーキ用お肉を用意しました。

串焼きにちょうどいいサイズにカットします。



玉ねぎ、ピーマン、とうもろこしなども、作中のイメージ通りにカット。

下処理した具材はまとめておきましょう。すぐに全部焼くつもりがない時は、お肉とお野菜は別々にしておきましょうね。つづいてスーパーキノコを用意……できません。できませんので、0から作りましょう。

キャラ弁を作るようなイメージで、ご飯にケチャップを混ぜてケチャップライスを作り、ラップで包んで丸く成形します。

さらに白ご飯を追加し、軸の部分を作ります。

キノコっぽい感じに形を整えたら……、

とろけるタイプのモッツァレラチーズを用意し、丸い型で抜きます。

スーパーキノコになるようにチーズを配置したら……、

バーナーで炙ってバーベ感を演出します。

ちょっと炙りすぎちゃった気配はありますが、バーベ感は出たのではないでしょうか。こちらは串を焼いてから最後に刺して完成となります。

具材をそれぞれ作中通りの順番に鉄串に刺したら、

火の通りを良くし、コゲ感を出るように表面に油を塗っておきます。

屋外で炭火をおこして焼ければ最高なのですが、今回は屋内のグリルで進めます。上の串に刺さっているトマトは丸のまま火を入れたかったのですが、グリルの天井にぶつかってしまうため泣く泣く半分にカット。グリルの設定が可能なら上下ともに強火で、8分ほどじっくり加熱しましょう。

8分後、グリルを開けたところ。事前に油を塗っておいたことが功を奏し、すべての具材に最高の焼き目が付きました。

仕上げにピンク岩塩をパラパラッと振りかけ、真ん中の串に先ほど作ったスーパーキノコを刺せば……『夏にピッタリなBBQスタイルダッシュフード』の完成!

味見のために串を持ち上げた刹那、スーパーキノコの接続が甘かったのか、即崩壊!

白いごはんの部分の強度がどうしても不足してしまう構造だったようで、一旦脇に置いて試食。ケチャップライスにとろけたモッツァレラチーズの組み合わせはピッタリ。

お肉も中が生焼けということはなく、ちゃんと火の入ったうえでのピンク色。スーパーキノコをご飯で仕上げたことによって、ご飯・お肉・野菜と順番に食べることができる構造になったのは想定外ながらナイス。

海鮮串もピンク塩のまろやか塩味との相性が良く非常に美味。
今回調理した串3本を食べ終わるまでの時間を計測しておいたのですが、完食までにかかる時間は30分でした。ということは、筆者はレース中に30分経たないと着替えることも加速することも不可能なのでしょうか。
プレイヤーが、手に入れたダッシュフードを食べ終わらなければ先に進めない特殊ルールの大会がもし開催されたら負け確定。マリオファミリーの尋常ではない食事スピードが垣間見える結果となりました。ということでまた次回!











