
現在開催中の「東京ゲームショウ2025」。今回の記事は「ドイツパビリオン」内、カリプソメディアのブースで実際に体験した『トロピコ7』のプレイレポートとなっております。
『トロピコ』は独裁国家を運営するシミュレーションで、特に政治にまつわるやや不謹慎なユーモアが含まれることが特徴のゲームシリーズです。筆者も過去作(特に初代)はいくつか遊んだことがありますが、既存の街づくり系シミュレーションと異なり「支持率」などを気にする必要があるなどの要素が刺激的で、一味違った体験をもとめるプレイヤーにおすすめできるシリーズだと思います。
今回『トロピコ7』の試遊はメディア向けに行われたものであり、一般のプレイヤーには開放されていないとのこと。お越しになる際にはお気をつけください。

試遊ではいくつかビルドを選ぶことができました。まずは担当者の方おすすめのGamescom用のビルドを遊んでいきます。画面を見ると分かる通りゲームは日本語化されていませんが、実際に発売される際には日本語化されるようです。

ゲームプレイはほぼチュートリアルのような感じ。まずは教会を建てて市民の「Satisfaction」……要は「満足度」をあげよ、という指示がされます。短時間のプレイならびに事前に準備なく英語版だったこともあり、完全に内容を理解できていない可能性がありますが、大まかには間違ってないと思います。

市民のSatisfactionを高めるとSafety(安全性)が高まるようです。ゲームを進めていくと次は市民に「Bribe」せよ、という目標が。Bribeは知らない英単語であったため調べたら賄賂のことでした。市民に賄賂を送ることでも満足度を上げることができるようです。これが一番直接的なかたちの「バラマキ政策」というやつでしょうか。

開発中のビルドだからか、またはTGS2025用に用意されたPCのスペックの問題かはわかりませんでしたが、ゲームプレイはかなりカクカクしており、筆者が遊ぶかぎりクライアントのクラッシュも頻発しました。道路を引くチュートリアルでは思ったように道路が伸びてくれず、建物の建設でも道路に建物が吸い付いてくれるというような現代のシティービルダーにありがちな機能も搭載されていなかったため、快適性にはかなり難を感じた印象です。もちろん、発売日には直ってる可能性も高い問題点だとは思います。


続いて担当者のかたおすすめの「terraforming(テラフォーミング)」機能をお試し。本作では資金をつかって土地の面積を拡張したり削ったりするなど、地形それ自体を編集することが可能になっているとのこと。シティービルダー系ではよくある機能ですが、『トロピコ』は領地が限られた「島」であるためこの機能はかなり嬉しく、また、かなり重要度が高いものとなる気がしますね。

カリプソメディアのブースでは前作『トロピコ6』を含む数作がまとまったシールセットも配布されていました。『トロピコ7』は、PC(Steam,Epic GamesストアMicrosoft Store)/PS5/Xbox Series X|S向けに2026年発売予定です。












