Steamの販売価格、ポーランドでは20~30%も高い異常事態。ゲーマーたちの嘆きとその原因は | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

Steamの販売価格、ポーランドでは20~30%も高い異常事態。ゲーマーたちの嘆きとその原因は

ポーランドユーザーは、「#PolishOurPrices」で開発者に価格調整を直訴。

ゲーム文化 カルチャー
Steamの販売価格、ポーランドでは20~30%も高い異常事態。ゲーマーたちの嘆きとその原因は
  • Steamの販売価格、ポーランドでは20~30%も高い異常事態。ゲーマーたちの嘆きとその原因は
  • Steamの販売価格、ポーランドでは20~30%も高い異常事態。ゲーマーたちの嘆きとその原因は
  • Steamの販売価格、ポーランドでは20~30%も高い異常事態。ゲーマーたちの嘆きとその原因は
  • Steamの販売価格、ポーランドでは20~30%も高い異常事態。ゲーマーたちの嘆きとその原因は

Steamで、国や地域ごとに価格を変える「地域別価格設定」が大きな問題となっています。ポーランドでは、米ドルでの価格よりも20~30%も割高な価格が設定されており、その原因はValveが使用する為替レートが、3年間更新されていないことにあると指摘されています。

◆『MGSΔ』が100ドル超え、原因は3年前の古い為替レート

YouTuberのWater CS2氏は、自身が投稿した動画にてポーランドにおけるSteamの価格設定を指摘。

それによると、『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』は米国で約70ドルなのに対し、ポーランドでは為替レート換算で100ドルを超え、約30%も割高になっているとのこと。「全く同じデジタルファイルなのに不公平だ」と批判しています。

問題の根源は、Valveが2022年に価格設定ツールと推奨価格に関するアップデートを導入して以来、為替レートの基準を一度も更新していないことにあるとされています。特にポーランドの通貨が非常に弱かった時期のレートが今も使われ続けているため、現在のレートと大きな乖離が生まれているとのことです。

  • Valveが使用する古いレート: 1ドル = 約4.60ズウォティ (2022年10月当時)

  • 現在の適正なレート: 1ドル = 約3.64ズウォティ (2025年9月時点)

特にポーランド通貨が非常に弱かった時期のレートが今も使われ続けているため、20%近くも割高な価格が推奨されるという異常事態となっているのです。

◆ユーザーは行動を開始、開発者への直訴も

この地域別価格設定は、本来、所得水準が低い地域でもゲームを買いやすくするために導入された制度でした。しかし、約束されていたとされるデータの定期更新が行われなかったことでデータは陳腐化し、逆に一部のユーザーに不利益をもたらすという皮肉な状況に陥っています。

この事態を受け、ポーランドのコミュニティは、「#PolishOurPrices」というハッシュタグを掲げたキャンペーンサイトを開設

サイトでは「Valveの推奨価格は間違いです」「価格が高すぎれば、プレイヤーはグレーマーケットや海賊版に流れます」と訴え、開発者自身による手動での価格調整を強く求めています。

サイトでは、CD Projekt Redなど、既に対応済みの「良心的な開発者」をリストアップする一方で、価格が不公正なままのゲームも具体的に名指しし、改善を促しています。

さらに、このキャンペーンはSteamキュレーターとしても活動しており、価格がポーランド市場向けに公正かどうかだけを基準に、おすすめ/おすすめしないを判断するという徹底した姿勢を見せています。

Valveが約束したとされる年次の価格見直しが行われない中、ユーザーコミュニティが自ら行動を起こし、業界全体に公正な価格設定を求めるという異例の事態となっています。

ライター:失野,編集:八羽汰わちは

ライター/ 失野

新人ライター。学生時代にPCオンラインゲームに出会ってからというもの、人生の大半をPCゲームに費やしている。好きなジャンルは、FPS・TPS、アクション、RPG、アドベンチャーetc...

+ 続きを読む

編集/ 八羽汰わちは

はちわたわちは(回文)Game*Sparkの共同編集長。特技はヒトカラ12時間。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ゲーム文化 アクセスランキング

  1. 事故物件間違い探し『日本事故物件監視協会3』通信処理改善などのアプデ配信―「赤いモヤ」は調査中との報告も

    事故物件間違い探し『日本事故物件監視協会3』通信処理改善などのアプデ配信―「赤いモヤ」は調査中との報告も

  2. 農業や釣りをして動物と触れ合うのんびり生活『スターサンド・アイランド』PS5/XSX|S/スイッチ2/PC向けに正式リリース―マルチプレイもできるように

    農業や釣りをして動物と触れ合うのんびり生活『スターサンド・アイランド』PS5/XSX|S/スイッチ2/PC向けに正式リリース―マルチプレイもできるように

  3. 【完全無料】主人公、実は海外版では未来のケン!? 「ストII前夜」の格ゲーじゃない異色作『2010 ストリートファイター』無料公開中

    【完全無料】主人公、実は海外版では未来のケン!? 「ストII前夜」の格ゲーじゃない異色作『2010 ストリートファイター』無料公開中

  4. 『ウィッチャー3』開発元がgamescom 2026期間中に5日連続生配信!毎日9時間の大ボリューム―DLC「追憶の調べ」情報に期待、ゲームのプレビューもあり

  5. 架空の80年代日本で車を売買する経済シム『Touge: JDM Dealership Simulator』発表!

  6. 『Space Engineers 2』安定性や操作性を向上させる大型アプデ「Smoother, Stable & Faster」配信!

  7. 『SOMA』クリエイター陣おくるSFホラーADV『ONTOS』が「gamescom 2026」オープニングイベントに登場!

  8. 『サイバーパンク2077』開発中のマルチプレイMod最新テスト映像。最大66人のプレイヤーが参加しナイトシティを大爆走

  9. 『ランブルローズ』影響の成人向けキャットファイトACT、銀行から取り扱いNGを受ける。Steamで近日早期アクセス予定だった―まだまだ続くデバンキング問題

  10. 小島秀夫監督が“ねんどろいど”に!コジプロのマスコット的存在「アヒルーデンス」もいるよ

アクセスランキングをもっと見る

page top