今回は、コナミデジタルエンタテインメントが贈る『SILENT HILL f』のPlayStation 5版をプレイ!本作は、主人公の少女・深水雛子が、昭和の田舎町「戎ヶ丘」で様々な怪異に巻き込まれていくサイコロジカルホラーです。

本作をプレイした人に印象を聞くと、みんな雛子の強さを語ります。どんだけ強いんだ、雛子……!
◆陰湿な田舎の平穏が崩れ去る

まずは難易度選択だ。一番やさしい「物語重視」と「難関」の2つが用意されている。実質的にイージーとハードに当たるのだろうか。

難易度がイージーやハードと書かれていると、妙なプライドが刺激されてつい難しい方を選んでしまうおっさんゲーマー。しかし40年近くゲームをやってきても腕前はヘッポコなので、苦戦するのがいつもの流れだ。本作では「物語重視」がシリーズ従来の難易度らしいので、遠慮なくこちらを選択。最近のゲーム、プライドの高いおっさんに優しくて助かる!

主人公・深水雛子は、亭主関白で横暴な父親と、それに従う母親と3人で暮らしていた。かつてはとても綺麗でなんでも出来る自慢の姉もいたんだけど、今ではお嫁に行ってしまったようだ。

雛子の父は、まさに「昭和の父!」って感じだ。家庭を顧みないその性格ゆえ、当然ながら雛子には嫌われている。手帳にもかなり辛辣に書かれていた。

昼間っから酒を飲んでウザ絡みをしてくる父親から逃げるように家を飛び出し、友達がいる千鶴屋商店へ向かう。この町は、かつては炭鉱やダムの工事で栄えていたんだけど、炭鉱は閉山して工事も終わり、すっかり寂れてしまった。民家はポツポツと建っているが、人の気配はまったくないな。

道なりに進んでいると、事故でもあったのか、軽トラックが道を塞ぐように止まっていた。

これは本当にプレイヤーの進行を制限するために配置された、ホラーやアクションゲームではおなじみの「道路封鎖トラック」。ストーリー進行で通れるようになる、あのタイプのやつだ。

千鶴屋には修がいた。彼は雛子と幼い頃から一緒にいる幼馴染で、お互いを相棒と呼び合う仲だ。千鶴屋に来るまでに他の人にも会ったんだけど、雛子を「裏切り者!」と呼んできたり、品の無い噂話をしていたりと、ろくでもない住人ばかりなのもホラーゲームあるあるだ。

そんな嫌な田舎町のなかで、修だけは純粋に雛子の味方のようだ。……でもホラーって、良いやつから死ぬのも定番なんだよな。

他の同級生もやってきて和やかに談笑していたんだけど、突然あたりに霧が立ち込め、不吉な赤い花が町を覆い始めた。
◆雛子ちゃん、格闘技かなにか「やって」た?

霧が町を覆い、いよいよホラーワールドに突入だ!赤い花から必死で逃げる雛子ちゃん。

路地を抜けて民家の屋根に登って進んでいると、とうとう異形の敵キャラクターが登場した。今はまだ攻撃手段がないので、回避してやり過ごすしかない。敵の攻撃を当たる直前で回避すると、見切り回避が発動して持久力が回復するんだけど、僕はパリィやジャスト回避が苦手なので、無理せず普通に回避しよう。

回避はシュバッと素早く動いてくれるので性能が高そうだ。というか、雛子ちゃんの回避、なかなか堂に入っている。前方に潜り込むような低い姿勢、これは完全に格闘技経験者の動きだ!何か「やって」たな、これ。

バケモノをやり過ごし、鍵が開いていた民家にお邪魔しま~す!緊急事態なので当然靴は履いたままだ。
車や民家の窓を壊して不法侵入したり、引き出しを開けてアイテムを回収したりするのは、ホラーゲームではよく見る光景なんだけど、どの段階から犯罪行為に手を染めても社会的にセーフなのか気になってしまう。

本作のように町をバケモノが跋扈するようになったら、そりゃもう緊急事態だ。多少の無法もやむを得ないだろう。だけど、まだバケモノが現れる前の「なんかヤバい雰囲気がする!」くらいの状況だと、いつか治安も回復する可能性もあるので、ゲームと言えども窃盗や破壊行為には躊躇してしまう。

鉄パイプを手に入れ、やっと攻撃手段が出来た。素早く殴る通常攻撃と、振りかぶって殴る強攻撃がある。物語重視の難易度なこともあり、格闘家さながらの回避テクニックと、遠慮なしの振りかぶり攻撃で難なく撃破!
アクション要素が強めのシステムやプレイヤーの腕前うんぬんより、雛子自身の性格がかなりぶっ飛んでいる。

巨大なバケモノに「いい加減にしろ」と言い放ったり、

修の「大丈夫か」の問いかけに「……ああ なんとかな」と応えたりして、口調が男前過ぎる。他にも、友達を駄菓子屋で弔ったあとに出てくるバケモノに対し「帰りな......今日はもう閉店だよ」と言い放つところなんて、完全にバトル漫画の主人公だ。

本作にはシリーズお馴染みの謎解き要素もあるんだけど、謎解きの難易度も物語重視にしてもなお僕は詰まりがちなので、結果、僕が操作する雛子はますます脳筋寄りに……!
1周目は15時間ほどでクリア出来ました。
ゲームシステムとしてはかなりアクション寄りの作りになっていましたが、怖いところはしっかり怖いし、僕が大好きな和ホラー全開の作品でしたね!
本文中に書いた通り、雛子ちゃんがハチャメチャに頼もしくて、ビビりな僕でも3周目、4周目と一気にプレイ出来ました。
アクション要素は強めですが、ステータスの強化要素もありますし、武器やアイテムをしっかり拾い集めていれば、それほど難しくはないと思います。僕は探索をおろそかにしていたので結構殺されちゃってましたが……!
『SILENT HILL f』は、PS5/Xbox Series X|S/PC(Steam、Epic Games Store)向けに発売中です。













