
日本にとって、二輪車は大きな利益をもたらす工業製品です。日本人こそが「バイクを再発明した」と言っても過言ではないでしょう。
原付からリッターマシンまで、様々な大きさのバイクに豊かな可能性を与え、今も魅力的な製品を輩出し続けている日本の二輪車メーカー。それは新車市場だけでなく、中古車市場をも大いに賑わせています。
今回は、Steamでデモ版が配信されている中古二輪車販売シム『Motorcycle For Sale Simulator』をプレイしながら、普段は車「コペン」に乗っている、筆者のバイクでの愛車についてもいろいろと語っていきたいと思います。
◆筆者の相棒「SV400S」
二輪車は四輪車よりも軽い分、エンジンの排気量が小さくても驚異的な加速力を発揮します。
日本では排気量400ccより小さいバイクは「普通二輪」、それ以上のバイクは「大型二輪」に分けられますが、たとえ400ccでもスロットルをいきなり回すと、とんでもない勢いで飛び出してしまいます。実際に乗ると分かりますが、400ccって結構大きいのです。
これがスポーツバイクになると、低速からモリッとしたトルクを体験できます。筆者の所有するスズキ「SV400S」は、まさにそんなバイク。現行のSV650の元祖に当たる製品で、これの1998年式、つまり初年度生産モデルを筆者は定期的に走らせています。

SV400Sは、4ストローク400ccの中では最も大きいトルクを発揮するバイクです。ただし、日本ではあまり人気が出ず、今もこれを所有している人はなかなか見かけません……。
そんなちょっと可哀想なSV400Sですが、筆者は2020年にこれを20万円で購入。当時の走行距離は7万4,000kmでした。
所有して5年、その間に電装系がダメになって、10万円の高額修理が発生したという以外は、至って快調。エンジン絡みのトラブルはありません。また、この5年で立ちゴケを1回したのみで、ほかに事故を起こしたことも一切ないんです!

心の底から、このSVを買って正解だったと筆者は感じています。
なお、現時点で筆者は2台のバイク(SV400S、スズキ・グラストラッカービッグボーイ)と、1台の軽自動車(ダイハツ・コペン)を所有していますが、彼らのおかげで筆者の人生が明確に豊かになっています!
◆バイクを修理して転売
とはいえ、良い状態のバイクに出会えたのは筆者の“眼”がいいからというわけではなく、信頼できる中古車販売店に巡り合えたから。
二輪でも四輪でも、故障知らずの個体は、常に親切丁寧な販売店から登場します。『Motorcycle For Sale Simulator』は、そんな感じの優良販売店を目指すゲームです。

プレイヤーは、錆だらけのピックアップトラックに乗って、近所の駐車場へ。そこではいつも中古二輪車の販売会をやっていて、様々な種類のバイクが売られています。
手元にある資金と相談しながらバイクを購入し、それを店で転売する――――というのがゲームの基本的な流れです。

ただし、買ったバイクに何も手を加えず売るというのはやっぱり不誠実。修理業者に持っていき、壊れている部分を修理してもらいます。ついでに洗車したり、別の色に塗装し直したりして、バイクをピカピカにしてやりましょう。
新車同様になったバイクは、立派な商品です。タブレット端末のカメラで撮影して、その写真を自社サイトに掲載してお客さんがやって来るのを待ちます。もちろん、値付けも忘れずに。
◆多種多様なバイクを運転できる!

また冒頭で述べた通り、『Motorcycle For Sale Simulator』は2025年リリース予定で、現時点ではデモ版のみの配信です。それでも、既にゲーム内には多種多様なバイクが用意されています。

ハーレーダビッドソンの製品を思わせるアメリカンのリッターマシンから、セパレートハンドルのスポーツバイク、オフロードバイク、そしてペダルがついてる電動自転車(いわゆる「モペット」)まで、あらゆるバイクがプレイヤーを待っています。
もちろん、それらに自分が乗ることも可能です。バイクだけあって、その加速力は四輪車の比ではありません! 一方、どうやらこのゲームには「転倒」という概念がないらしく、どんなに無茶な運転をしてもコケて大怪我……などという悲劇は起きません。

また、『Motorcycle For Sale Simulator』でプレイヤーが経営するショップは単純な中古二輪車販売店ではなく、ヘルメットやグローブ、ブーツといったライダー用品店にすることも可能です。
店内に棚を並べて、その上に品物を置く……という、何となく経営シムの定番『Supermarket Simulator』に通じる要素もあります。
◆難易度は低め

なお、本作は「店舗経営シム」としての色合いが強いため、「自分の手でバイクの細かい部分を整備・修理する」といった要素はないようです。このあたり、正式配信版では何かしらの追加要素が加わる可能性もありますが、“本流の楽しみ方”は、やはり「モノを売る」ことではないでしょうか。
『Supermarket Simulator』の場合は品出しからレジ打ちまで自分でやらなければいけませんが、『Motorcycle For Sale Simulator』では棚に並べたバイク用品は、こちらが何もしなくても売れていきます。
中古バイクも、よほど吹っかけない限りは短時間でお客さんが買い取ってくれます。ゲームとしては、決して難しいものではありません。

「自分のペースでバイクショップを経営したい!」と考えているユーザーにとっては、最適の作品ではないでしょうか。バイクを愛している人も、経営シムゲーマーも。デモ版でぜひ一度プレイしてみてください。














