気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、DINOGOD開発、PC/PS5/Xbox Series X|S向けに10月23日にリリースされた3Dメカアクション『Bounty Star』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、メカバトルと農業と拠点建設が楽しめる3Dアクションゲーム。様々な攻撃・防御システムをカスタマイズできるメカや賞金稼ぎとしての正義の執行、そして農場の修理とアップグレードなど様々なことが出来るのが特徴です。日本語にも対応済み。
『Bounty Star』は、2,900円(11月7日までは10%オフの2,610円)で配信中。


――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
Benこんにちは!Ben Ruizと申します。『Bounty Star: The Morose Tale Of Graveyard Clem』(訳注:本作の正式タイトル)のクリエイティブディレクター兼デザイナーを務めています。
一番好きなゲームは、『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』と『ゼノギアス』のどちらかです。決められません!
――本作の特徴を教えてください。また、そのアイデアはどのように思いついたのでしょうか?
Ben『Bounty Star』の特徴的な点は、メカによる戦闘と基地建設を組み合わせているところです。このアイデアは、過酷な砂漠の世界でのメカ賞金稼ぎの生活を存分に描きたいと思ったことから生まれました。私はアリゾナの砂漠で育ち、その美しさが大好きです。その魅力をプレイヤーの皆さんとも共有したいと考えたのです。
――本作の開発にあたって影響を受けた作品はありますか?
Ben『Bounty Star』のインスピレーションの源は、『アーマード・コア』や『デビルメイクライ』、そして『牧場物語』です。また、テーブルトップゲームの『バトルテック』からも多くの影響を受けています。
そしてもちろん、「ジャンゴ 繋がれざる者」や「続・夕陽のガンマン」などの西部劇映画や、「ファイヤーフライ 宇宙大戦争」のような作品も、私たちにとって非常に重要な存在です。

――本作の開発中に一番印象深かったエピソードを一つ教えてください。
Ben本作の開発終盤には、リードエンジニアのMiraと一緒に、特定の条件を満たすと遊べる野球のミニゲームを作りました。私たちは野球が大好きなので、この小さくて楽しい要素の開発はとても楽しい時間でした。
好奇心旺盛な読者の皆さんへ…もし『Bounty Star』をプレイする機会があれば、「Meek’s Arch Baseball Field」と言うステージでこのミニゲームを遊ぶことができます。ぜひ楽しんでください!
――リリース後のユーザーのフィードバックはどのようなものがありましたか?特に印象深いものを教えてください。
Benクラシックな西部劇映画やキャラクター重視のストーリー、そしてメカが好きな人たちには特に楽しんでもらえています。中でも特に印象的だったのは、IGNのライターWill Borger氏の記事で、本作のキャラクターやストーリーに非常に個人的な繋がりを感じたと言うものでした。その記事を読むことができて、とても嬉しかったです。
――ユーザーからのフィードバックも踏まえて、今後のアップデートの方針について教えてください。
Ben私たち開発チームでは、本作の大きなアップデートや続編の予定はありません。長い時間をかけて開発してきたので、今は次の楽しいプロジェクトに進む準備ができたと言う状況です。もちろん現在も、リリース後の問題への対応や、できる限り快適性の向上には取り組んでいます。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Benもちろんです!そして、実際にそうしてくださる方々には心から感謝しています。皆さんのサポートには、本当に本当にありがたく思っています。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Ben『Bounty Star』の重要なインスピレーションの多くは、長年にわたって私たちに大きな喜びをもたらしてくれた、素晴らしい日本の作品から得ています。本作を楽しんでくれたり、友人に紹介してくれたりする日本のプレイヤーの皆さんには、心から感謝し、光栄に思っています。
――ありがとうございました。


◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に700を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。








