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ルーレットで作文する代筆業!?コミカルかわいいADV『代筆屋ワールドワード』【プレイレポ】

ルーレットで生み出した文章が愉快な展開を生み出すアドベンチャー。

連載・特集 プレイレポート
ルーレットで作文する代筆業!?コミカルかわいいADV『代筆屋ワールドワード』【プレイレポ】
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ウィンズベリー共和国、首都イードにはふしぎな店がある。ラブレターから果たし状。謝罪文に契約書まで。あらゆる言葉であなたの思いを伝えます。代筆ならワールドワードへ。

わくわくゲームズより、2025年11月27日にアドベンチャーゲーム『代筆屋ワールドワイド』がニンテンドースイッチ、PC(Steam)向けに発売されました。

開発は秘密結社マテンロウ計画とStudio Dragonet(プログラム担当)。このゲームは例年開催されているアドベンチャー・ノベルゲームに特化したゲーム開発イベントである「ティラノゲームフェス」にて2024年に公開されたゲームが元となっており、こちらに追加要素を加えた完全版となります。

イベント版や事前に公開されていた体験版は好評を博しており、完全版を心待ちにしていた方も多いでしょう。この記事では、先行プレイレポートをお届けします。

なんでも代わりに書き上げる代筆屋となり、ルーレットで依頼人の願いを叶えましょう!

テレビやゲームセンターもある現代的な世界ながら、街の外にはドラゴンもいるちょっとファンタジーな世界。そんな世界で暮らす大学生の主人公は、街で有名な「代筆屋ワールドワード」でアルバイトを始めます。

ラブレターから果たし状。謝罪文に契約書まで。依頼人の望む文章をなんでも代筆する、それがワールドワードです。当然、このお店にはスタッフの頭を悩ませるさまざまな依頼が舞い込みます。それこそ人生を左右するかもしれないような。

だというのに、主人公は店長の不在により、バイト初日からぶっつけ本番で仕事に挑むことになります。はたして、依頼人の要望に応えることはできるのでしょうか?

そんな出だしで始まる『代筆屋ワールドワード』は、訪れる依頼者の望む文章を書き上げるため悪戦苦闘するアドベンチャーゲームです。先輩アルバイトのモノから指導を受けた主人公であるあなたは、さっそく代筆業に取り掛かることになります。

依頼は当然さまざまで、依頼者から聞き取りを行い、その願いを叶える文章を書かなければなりません。例えばラブレターなら相手を射止める甘い文章を、PR文なら今すぐ買ってしまいたくなるような訴求力抜群の文章を、上手にひねり出さねばなりません。

ただ、本作では代筆する文章のすべてを書く必要はなく、途中までは良い感じの文章をサラサラと書いてくれます。……そう、途中までは。

ここで立ちはだかってくるのが、このゲーム最大の特徴であるルーレットシステムです。主人公は基本的にはしっかりもののよくできるやつなのですが、締めの部分になるとなんだか様子がおかしくなってしまうタチなんです!

肝心要の結びの部分に差し掛かると筆が止まり、頭の中を単語が巡り始めます。そしてこれが、ゲーム画面にスロットのように順繰りに表示されはじめます。プレイヤーは頭をぐるぐると回る単語に合わせてタイミングを合わせてボタンを押し、単語を選びます。次々現れる単語ルーレットで文章を完成させてい。

いい感じの単語をビタリと当てられればよいものの、なかには「オ゛ー(雄叫)」とか「なのです(ハート)」とか、まったく似つかわしくない表現も大量に紛れ込んでいます。うまく単語を引き当てないととんでもない文章が完成してしまうというわけ。そうなれば当然、依頼は失敗します。依頼者の願いが成就するどころか、逆効果になってしまいます。変な文章になったら書き直したらと思うかもしれませんが、このゲームの主人公はヤバい奴なので、そのままゴーしてしまいます。……やばいです。

このトンデモルーレット文章制作システムが、このゲームのミソです。

運任せと思いきや、とっても遊びやすい!愉快で可愛いストーリー!

ルーレットなんかで文章なんか作れるか!難しすぎるだろ!と感じられるかもしれません。

ご安心を。実はこのゲームは別に代筆が失敗しても問題ありません。本作にはゲームオーバーの概念はなく、例え依頼に失敗してもゲームはそのまま進行します。ストーリーの大筋にも影響はありません。なんなら大失敗すると店長が「なんて肝の太いやつなんだ!」と大喜びしてバイトの報酬が上乗せされるシステムまで存在します。

またスロットの目押しもそこまで難しくありません。落ち着いてボタンを押せば、狙った単語を引き当てられる速度に設定されています。どうしても当てられないという方のためにチートモードも用意されており、これを有効にすれば好きな単語を選んで文章を完成させることも可能です。

さらに言えばどの段階でもセーブは当然可能ですし、全てのチャプターはいつでも何度でもやり直しが可能です。失敗をしたとしても、やり直しも容易です。ルーレットがプレイのストレスにならないよう、遊びやすく作られています。

あくまでこのルーレットは、偶然生まれてしまったとんでもない文章を笑ったり、そこから巻き起こるコミカルなストーリーを気軽に楽しむためのもので、というわけです。あくまでこのルーレットは、偶然生まれてしまったとんでもない文章を笑ったり、そこから巻き起こるコミカルなストーリーを気楽に楽しむためのもので、というわけです。

開発の秘密結社マテンロウ計画の総帥であるうた氏の手掛ける美麗なドットグラフィックは非常に可愛らしく、コミカルなストーリーともマッチしておりここも大きな魅力となっています。

合わせて、イベント版・体験版からの追加要素についてです。イベント版・体験版での内容を1話とし、そこに加えて2話から5話が追加され、ボリュームがアップしています。

また、2話からは新要素として「聞き取りパート」と「代筆パート」の間に「散策パート」が追加され、ここでは代筆屋から街に出て、これまでの依頼者やその関係者たちと交流できるようになりました。可愛らしいキャラクターたちがより深掘りされ、愛着も一層深まります。

さらに、この会話で登場した単語がいくつかルーレットに追加される言葉探し要素も兼ねています。いい感じの文章で依頼を達成するには、言葉を集める必要があります。一方、しっかり集めると余分な単語が増え、ルーレットが難しくなり、完成する文章もよりハチャメチャになります。ルーレットで選んだ単語が誰の発言から持ってきたかもカットインで表示され、演出もコミカルです。

加えてメインストーリーを全てクリアすると遊べるエンドレスモードも追加されています。こちらはルーレット代筆を繰り返し遊ぶモードなのですが、エンドレスモード専用の依頼が多数用意されており、ストーリー後のキャラクターの姿も垣間見れるモードとなっています。

かわいらしいキャラクターの魅力を最初から最後、さらにはゲームを終わった後まで楽しめる作品となっています。

1話あたり15分から20分程度で、全体でも1時間から2時間程度と、かなり短いゲームです。ただ、グラフィックの魅力に惹かれた方や、ルーレットで代筆するという愉快なシステムに興味を持った方が求める内容が、そのままぎゅっと詰まったゲームだと感じられます。

イベント版・体験版からストーリーは続いていくので、興味を持った方はまずそちらから試してみるのもよいでしょう。

主人公の破天荒な作文がつなぐストーリーはどこへ向かうのか?ぜひ、あなたのルーレットの目押し力で確かめてください。『代筆屋ワールドワード』はニンテンドースイッチ / PC(Steam)にて、通常価格1,500円で2025年11月17日発売です。

ライター:洋ナシ/男鹿梨衣子,編集:みお

ライター/自称女子高生ライター 洋ナシ/男鹿梨衣子

PCゲームの情報同人誌を作っていたところスカウトされ商業メディアデビュー。ひんぱんに自分が女子高生であると主張している。

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編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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