30周年記念オケコン「ACE COMBAT/S THE SYMPHONY」―脳裏に名シーンが蘇る衝撃!『エースコンバット8』のテーマ曲も初公開され大満足のイベントだった【オケコンレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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30周年記念オケコン「ACE COMBAT/S THE SYMPHONY」―脳裏に名シーンが蘇る衝撃!『エースコンバット8』のテーマ曲も初公開され大満足のイベントだった【オケコンレポ】

オーケストラによって奏でられる、エースの生き様。

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30周年記念オケコン「ACE COMBAT/S THE SYMPHONY」―脳裏に名シーンが蘇る衝撃!『エースコンバット8』のテーマ曲も初公開され大満足のイベントだった【オケコンレポ】
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2026年1月31日(土)に、埼玉県浦和にある埼玉会館にて開催された、バンダイナムコエンターテインメント主催の『エースコンバット』30周年記念のオーケストラコンサート「ACE COMBAT THE SYMPHONY 30th ANNIVERSARY」。今回は第3回となるオケコンのレポートをお届けします。

これは、エースコンバットシリーズの楽曲をオーケストラとして楽しめるコンサート。指揮は栗田博文氏が務め、演奏は東京フィルハーモニー交響楽団、ソリストは湊陽奈さんです。またロックシーンを盛り上げるスペシャルバンドは、リードギターに後藤貴徳さんが、リズムギターに岩井 陽祐さんが、キーボードに帆足圭吾さんと川治恵美さんが、ベースギターに鹿島達彦さんが、ドラムに平川象士さんが担当しています。

また登壇者は、ブランドディレクターの河野一聡氏を筆頭にプロデューサーの下元学氏、クリエイティブディレクターの糸見功輔氏、サウンドディレクターの渡辺量氏、ミュージックディレクターの北谷光浩氏、メインコンポーザーの小林啓樹氏、サウンドスーパーバイザーの中西哲一氏です。

演奏された楽曲は『エースコンバット2』を筆頭に『エースコンバット04』と『エースコンバット5』、『エースコンバット・ゼロ』、『エースコンバット6』、そして『エースコンバット7』を筆頭に、オーケストラとロックを交えた構成です。ナンバリングすべての人気曲が演奏されたというわけではありませんが、迫力満点の内容で、聴きごたえある素晴らしいものでした。

なおオケコン自体は2019年7月末に第1回が、2021年にシリーズ25周年記念として第2回が開催されています。25周年記念オケコンはコロナ禍の真っ最中だったということで、抽選で選ばれたものの参加を見合わせたファンも数多くいました(緊急事態宣言に加え、ワクチン接種がゆきわたる前というタイミングの悪さもあった)。今回の第3回オケコンは、ようやく条件が揃い足を運びやすいイベントとなったため、コアな『エースコンバット』ファンもようやく願いがかなった記念すべきイベントでした。

多くの『エースコンバット』ファンが集ったオケコン会場

会場となった埼玉会館には、オケコンの開場を待つ多くの『エースコンバット』ファンが集っていました。入場者はエントランスより外の屋上で並んで待機しており、係員の誘導と共に移動する形をとっています。ここまでファンが集う機会がないために、ある種のオフ会的な様相をみせていたグループも存在し、終始賑やかで和やかな雰囲気がありました。

また、会場ではグッズ類も数多く販売。筆者は、第1部の開場時間となる12時30分ごろに到着しましたが、この時点でほぼ全てのグッズは捌けてしまっており(物販の販売は11時よりスタート)、残りのものも1部が始まる前に全て売り切れてしまうという盛況さです。

会場には物販だけでなく、2025年のポップアップストアにて販売されたグッズの展示や、各タイトルのポスターパネルもありました。

GAAATによるメタルキャンバスアートも展示・販売されており、22万円の作品については完売。詳細はこちらのリンクから確認できます。

開発スタッフ、コンサート出演者のサインが入ったパネル

会場スタッフが初公開となる『エースコンバット8』のスーベニアジャケットを着用していたので、お願いして撮らせて貰いました。

「ファンの皆さん その歌は…!」『エースコンバット』の楽曲をオーケストラで受ける衝撃

今回のオケコンで演奏された曲は大まかに分けて19曲です。サントラでは単体の曲ですが、ゲーム本編では1シークエンスで展開されるものも多くあり、それらを1つのM(ミッション、ミュージック)という単位で構成し演奏を披露しました。演奏される曲は、オーケストラ用に一部をアレンジしたものもあり、サントラやゲーム本編と異なる印象を与えてくれました。

このオケコンでは初めにブランドディレクターの河野氏を筆頭に、プロデューサーの下元学氏やクリエイティブディレクターの糸見氏、メインコンポーザーの小林氏など錚々たる面子が勢ぞろい。河野氏がファンの皆が集ってきたことや、下元氏がファンの皆様と一緒に楽しみたいこと、小林氏が今回は指揮でなく聴く立場なので気が楽であるなどを述べてスタートしました。

M1『エースコンバット』メドレー

初めに演奏されたのは『エースコンバット04』のISAFと『エースコンバット3』のEngage、『エースコンバットX』のSkies of Deception、『エースコンバット3D』のFihgter’s Honor、『エースコンバット アサルトホライゾン』のDogfight、そして『エースコンバット04』のBlockadeそれぞれをメドレー化したもの。各タイトルの代表曲を約1分で区切る内容でした。重厚なISAFのテーマから始まることで、観客のハートをしっかり掴むのは過去3回も開催してきたことによる手練れた感じを受けます。

特にここで言及しておきたいのが『エースコンバットX』と『エースコンバット3D』の楽曲が演奏されたこと。特に『エースコンバットX』は直近までサントラ化されていなかったこともあり、演奏された時の衝撃は大きなものでした。また『エースコンバット3D』のFighter’s Honorは椎名豪氏作曲のもので、オーケストラとの親和性が高い楽曲であるために、楽団の演奏による音圧を直接受けられたのは「なんて幸せなんだ!」と思うほどでした。

M2『エースコンバット04』より「Stonehenge」と「Invincible Fleet」

『エースコンバット04』ミッション12で流れる「Stonehenge」と、ミッション6の「Invincible Fleet」の2曲。「Stonehenge」はオーケストラでの再限度が非常に高く、まさにパワーアップ版というべき内容。特に「Invincible Fleet」の演奏から感じるパワーはとてつもないものです。

この曲はサントラ盤においてサビと言われる個所に到達するまで2分半かかりますが、そこに到達する時の迫力と言ったら「こんな凄いアレンジができる曲なのか!」と驚かされるばかりです。見知った曲であるために、演奏を聴いている時は脳裏にRWRの警告音や無線セリフ、トレイラーで使われたキャッチコピー「それは、誰もが手にする ソラノカケラ」や「すべてが変わる、再び」など次々浮かび上がるほどでした。

M3『エースコンバット04』より「Rex Tremendae」→「Megalith - Agnus Dei -」

『エースコンバット04』の最終ミッションを彩ったミッション18で流れる「Rex Tremendae」と「Megalith - Agnus Dei -」が演奏。ここではコーラスがそれぞれ歌い気分を盛り上げてくれました。特に、「Megalith - Agnus Dei -」はオーケストラの演奏そのものの音圧だけでなく、コーラスの歌声がその場全体を支配するほどに力強いものであると気づかされるほどでした。

また曲自体もオーケストラ用にアレンジされており、『04』を象徴する旋律が所々入っていることも特徴の一つです。聴いていて気付いたのがパーカッションのスネアが、まるで時計の秒針のように音を刻んでいたということ。このミッション自体が危機的状況であり、刻一刻を争うなかでの戦いであると音楽から教えられたようです。やはりここでも脳裏に「たいへんだ、ジャン・ルイ!敵は全部リボン付きだ!」や、「アルトマン、手榴弾を使え!」など地上部隊の無線や空戦が駆け巡ってしまうほどでした。

M4『エースコンバット7』より「Enchanter I」

続いては『エースコンバット7』のDLC「Unexpected Visitor」で流れる「Enchanter I」が演奏。トーレス艦長の顔と「鎮魂だ、準備ができ次第出航せよ!」というセリフが脳裏に浮かぶなか聴いていると、バイオリンが奏でる三連符の心地よさやパーカッションのスネアの力強さに圧倒されます。金管楽器(トランペットなど)が目立つ曲でもあることに加え、有人機との大空戦が行われる時に流れる曲なためオーケストラの裏に宿る野生を感じるほどでした。

M5『エースコンバット5』より「The Unsung War」

次は『エースコンバット5』の「The Unsung War」。ミッション27プラスにて流れる曲で、オヴニルとグラーバクの編隊と戦闘後、SOLGの出現と共に鳴りだす曲。オケならではの特徴として、ゲーム本編やサントラでは隠れがちだった弦楽器や金管の音色が強く主張することに圧倒されました。特に曲中盤に入る時の伴奏が一度途切れコーラスと共に再び盛り上がる時の演奏による音圧が凄まじく、終始圧倒されっぱなしのパワーアップ版「The Unsung War」と感じる演奏でした。

M6『エースコンバット5』より「The Journey Home」

前編の最後は、オケコン開催前より告知していた『エースコンバット5』の劇中歌「The Journy Home」の合唱です。ここでは一度小林氏や渡辺氏が登壇し、今回の合唱の経緯や前回のオケコン参加者はどれぐらいいたか?などの質問後に、簡単な練習を実施。準備が整ったところで本番がスタートしました。

合唱自体は楽しかったものの、筆者を含めた観客が歌ったのは曲の中の前半部分。歌っている最中はミッション27「ACES」冒頭で合唱しつつ集う、ユークやオーシアの部隊と重ね合わせてしまったほどです。

中編はロックパート!初代『エースコンバット』や『エースコンバット2』など人気曲が目白押し!

ここでは、東京フィルハーモニー交響楽団に代わって、リードギターの後藤貴徳氏を筆頭としたスペシャルバンドの6名が登場。今回の演奏について後藤氏は「ロックですよ!拍手、声援よろしく!」と場を盛り上げると共に、中西氏はComonaを作曲したときに「リミッターが外して挑み、ミッションの青空が澄んだ空だったから、それに合うロックな曲になった」と語りました。

M7『エースコンバット2』より「Fire Youngman」

『エースコンバット2』ミッション14で流れる「Fire Youngman」。今回の演奏はまさしく2026年版「Fire Youngman」と言っても良いほどアレンジが楽しいものでした。特にこのアレンジでは、原曲のギターソロをキーボードで演奏したのが新鮮で聴き応えがあり、来てよかったと思えるような内容でした。また観客の手拍子も含め、フロアの盛り上がりも非常に高く、演奏後の歓声もかなり多く聞こえました。

M8『エースコンバット2』より「Aim High」

前曲に引き続き『エースコンバット2』のミッション1で流れる曲です。最初のミッションで聴ける曲であり、演奏でも大きなアレンジがあったわけではありませんが、やはり生でギターソロを聴けるのがとても素敵。この曲も全体的に盛り上がり、手拍子が途絶えることはありませんでした。

M9初代『エースコンバット』より「Head First」

意外とみんなプレイしたことがないのかも!?と、場の雰囲気を感じたのが初代『エースコンバット』で流れる「Head First」の演奏。ギターのアルペジオが続く曲ですが、生演奏で聴けるのはとてもよく筆者としては期待を上回りました。一方で、体感では周りの反応がそこそこだったこともあり、初代『エースコンバット』を知ってもらうための移植かリメイクが求められるとも同時に思ってしまったことも隠せません。

M10『エースコンバット04』より「Comona」

『エースコンバット04』ミッション8で流れる「Comona」。待っていましたと言わんばかり鳴りまくるギターは、一発で惚れてしまうほどカッコ良いと思える演奏でした。筆者が聴いた限りでは特に大きなアレンジはなかったものの、演奏の締め方はゲーム本編や『太鼓の達人』版と異なるものでした。

M11『エースコンバット7』より「Mimic」

中編最後は『エースコンバット7』DLC2「Anchorhead Raid」の最後に流れる「Mimic」。主旋律を奏でる楽器がドラムやベースギターなど次々と激しく入れ替わる非常にアバンギャルドな激しい曲です。手拍子をしていなければ観客が演奏に圧倒されてしまうと思えてしまうものでした。多くの楽曲が感動させてくれる素晴らしい演奏に溢れていたものの、この「Mimic」だけは演奏技術などで強く観客に新しさや激しさなど多様な音楽の可能性を訴えかける内容だったために、まさにプログレッシブさも炸裂したと言える演奏でした。

後編は『エースコンバット7』や『エースコンバット・ゼロ』など人気作の最終決戦や代表曲を集めたものも登場!『エースコンバット8』テーマ曲の初公開も!

後編へ入る前に、再び河野氏を筆頭とした開発陣が登壇。最新作『エースコンバット8』について語りました。ここでは、河野氏が着ているスーベニアジャケットが『エースコンバット8』初のライセンス商品であることを紹介。スーベニアジャケットには、プレイヤーが所属するジョーカー隊のトランプのマークや、背面には翼が描かれたエンブレムがあるなど、ファン注目のアイテムであると思えます(また、入場時に配られたエンブレムのシールはパンフレットのエンブレムの欠けを埋めるためのものであるとも語られた)。

また糸見氏によれば、『エースコンバット8』の脚本は2022年9月から片渕監督と共にリモート形式で煮詰めていったそう。ほかにも、楽曲の制作は切羽詰まった進行だったそうで、TGA2025公開のトレイラーはギリギリで完成したと語られました。また渡辺氏によると特に曲の多さは『エースコンバット7』を超えるほど。加えて、小林氏によればメインテーマは昨日(1月30日)に作ったとのこと。これらのトークの後に後編が始まりました。

M13 初公開+初公演!『エースコンバット8』のメインテーマ

これらのトークショーの後『エースコンバット8』のメインテーマが演奏されました。メインテーマの印象としては、『エースコンバット7』の「Daredevil」を発展させたようなもので、駆け足気味なドラムを筆頭に焦燥感が存在しつつ、コーラスも入ったドラマチックな楽曲であると思えました。

曲自体のドラマチックさはかなり高いために、ゲーム本編での登場をとても楽しみにしたいです。また一方で、前回の「Daredevil」のように完成後の更なるブラッシュアップのために再度調整や修正されるのではとも思えたために、今回聴けたことが非常に幸運だったと思えてしまいます。

M14『エースコンバット7』より「Lighthouse」

『エースコンバット7』ミッション19前半で流れる「Lighthouse」。基本的にはゲーム本編のものを踏襲していますが、バイオリンの音色と共にスネアが一定のリズムで叩かれているために、なんとなくマーチ感があるだけでなく、よく聴いていると『エースコンバット04』を象徴するフレーズも一部混じっていると感じました。全体を振り返ればかなり手の込んだアレンジを施した演奏でした。

M15『エースコンバット7』より「Daredevil」

前曲に引き続きミッション19後半で流れる「Daredevil」。まさに2つで1つといえる構成で、前曲の存在があるからこそ光る曲と思える曲です。ここではボーカルも混じるため『エースコンバット7』におけるクライマックスに入ったことを感じます。また体感ですが、サントラ版に比べてサビに入るまでの繰り返しが長く、ゲームプレイをベースとしたアレンジになっていると思えます。やはりサビに入ってからボーカルが入ると、一気に気分が高揚します。

M16『エースコンバット・ゼロ』より「THE ROUND TABLE」

『エースコンバット・ゼロ』ミッション10で流れる「THE ROUND TABLE」。オーケストラとしてのアレンジはそこまで多くありませんが、ギターの音色がゲーム本編やサントラ版に比べて大きく目立つだけでなく、曲中盤からのギターソロがとにかくカッコいい。エレキギターとは異なる、生の音色の力強さを感じる演奏でした。

M17『エースコンバット・ゼロ』より「Morgan」→「ZERO」

『エースコンバット・ゼロ』ミッション17終盤のPJのセリフ後に流れる「Morgan」とミッション18で流れる「ZERO」の2曲。「Morgan」の場を切り裂くようなギターの後に演奏される「ZERO」は、自然とゲーム内の情景が思い出されてしまいます。

特に感情をこめて鳴り響くギターソロが演奏の中心となるだけでなく、ボーカルも合わせて所々での盛り上がりが生まれる熱い曲であることを今一度知ることになりました。また、あまりに熱が入った演奏だったために、サビへ入る一歩手前には自然とピクシーの「惜しかったなあ 相棒」やAWACSイーグルアイの「円卓の鬼神幸運を祈る」が脳裏を駆け巡ってしまうほどです。

M18『エースコンバット6』より「The Liberation Of Gracemeria」

『エースコンバット6』のミッション13で流れる「The Liberation Of Gracemeria」。終盤の曲というだけあって、この曲はオケコン用に大きくアレンジされており、スペシャルバンドも合流した大掛かりなものでした。トランペットなどを筆頭とした金管楽器がとても目立つだけでなく、曲の中盤に入るとエレキギターなども参入し、ロック+オーケストラの2段構えなのアレンジが豪勢です。オーケストラだけのライブ感があるアレンジがとても新鮮で、まさに来場して聴けたことがとても嬉しくなるような演奏でした。

M19アンコール『エースコンバット04』より「Blue Skies」

最後はアンコールとして『エースコンバット04』のエンディング曲である「Blue Skies」。楽しく沢山の感動があったオケコンももう終わり……、という『エースコンバット』の「蛍の光」的な寂しさを感じる一曲かと思いました。それでもボーカルの歌声やギターの音色、ゆっくりと日常へと戻るには十分な曲であると同時に思え堪能しきれたのは幸せなことだと思えます。

『エースコンバット』のロックとオーケストラに溢れ心が滾る素晴らしい演奏のオケコン

以上が今回のオケコンにおける各楽曲の特徴となります。振り返ってみると30周年オケコンでは、主要なナンバリングタイトルの人気曲をほぼ網羅した内容となりました。オーケストラとロック、その2つを存分に味わうことが出来る、かなり理想的で楽しいコンサートであったことは間違いありません。ダイジェストとして公開されている前回の演奏と聴き比べてみても、今回のオケコンは専用のアレンジがされているため、前回参加したファンも新鮮な体験を得られる内容だったと言えるでしょう。

また、開発陣のトーク内容から『エースコンバット8』は楽曲制作がかなり進んでいることがわかり、開発も終盤に入っているであろうと推測できたことも含め、今回のオーケストラを含め今後の『エースコンバット』そのものを楽しみに待ちたいと思える素晴らしいものでした。また、このオケコンの音源もCDとして販売が決定しているため、オケコンへ参加したファンや惜しくも参加できなかったユーザーはチェックしておくとよいでしょう。

加えて、エースコンバットシリーズにはテクノを筆頭としたクラブミュージック的な曲も多くあるために、バンナムの他タイトルのDJイベント「RIDGE RACER NIGHT」や「超・鉄拳祭」のように、音を感じて体を動かして楽しい『エースコンバット』のDJイベントや第2回ファンミーティング開催にも期待したいところ。シリーズ最新作『エースコンバット8 ウイングス・オブ・シーヴ』の発売も期待されることから、2026年は『エースコンバット』イヤーと言えるのかもしれません。

ライター:G.Suzuki,編集:みお


ライター/ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

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編集/Game*Spark共同編集長 みお

ゲーム文化と70年代の日本語の音楽大好き。人生ベストは『街 ~運命の交差点~』。2025年ベストは『Earthion』。 2021年3月からフリーライターを始め、2025年4月にGame*Spark編集部入り。2026年1月に共同編集長になりました。

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