属性から性格まで丸ごとまとめて「ジャスミン」が好きだ!
タカロク:では、せっかくキャラクターの話題が出たので、好きなキャラクターをお聞かせください。
重田:選ぶとしたら、ジャスミンさん。まず属性が好きです。ダウナーギャル……はい、オーケーです。通します(笑)。ありがとうございます。
毎話の引きでもジャスミンがキーになっているので、この人なんかあるぞって思わせて、ピンチの時にやってきてくれる。強い。好き。良いなって思うんだ……。ミステリアスさと、だんだん強いと分かってくるギャップとダウナーなところが好きすぎます。
「キャラクターが動き出す」とシナリオライターの方はよく言うと思いますが、そういう意味ではジャスミンが一番動いていて、他のキャラクターをも動かしている気がする。そのあたりもやっぱり人間味があって、すごい好きですね。

タカロク:おお、語りますね!!
各務都心:でも一方で、オチは……「ジャスミン何してたの?」って話にならないですか?ラストのカットのために、引っ繰り返したでしょ!と思ってしまって。ジャスミンの価値が下がったとも感じるのですよね……。
重田:それこそ、これは連載漫画のようなものですよ。「瞬間瞬間のシーンが良いから良いんだよ!」で、僕はOKだと思っています。
タカロク:ジャスミンは初見では「ジュリ(『ストリートファイター』シリーズ)みたいなキャラクターが居る」という印象でした。でもプレイしてみて、こんな髪型と性格の組み合わせはなかなかないと……だからこそ魅力的で、人気があるんでしょうね。
重田:あざみちゃんとセンター長が結構ベタですからね。
タカロク:そこの比較はありますよね。ちなみに、私は富入さんが好きです。
各務都心:良いですね~。

タカロク:オネェとかっこよさをそなえた妙齢の男性ということで、終盤は本当に素敵でした!もっと全体的に萌え萌え、イケメンばかりにできたと思うんですけど、それをやらなかったのは良かったなって思いますね。
あと、私が同性だからというのもあるかもしれませんが、あまり女性キャラクターを好きになれなくて。みんな、あまり良い人じゃないからかもしれませんが。
各務都心:基本、嫌な人しか出てこないですからね。
タカロク:物語上仕方ない気はしますが、男性の方が良いキャラクターが多いなって気はしますね。司書さんとか。あと、好きな方を否定するとかではないのですが、山田ガスマスクさんはなぜこんなに人気があるのでしょうか?

重田:僕も最初は気にいらなかったけれど、好きになりました。かっこよくもなれるし、ダサくもなれるというか……人によって見え方が違うキャラクターですね。
各務都心:今キャラクターを見返しているのですが、蛭塚村のジジイは良かったですね。4話は結構ベタだし、この話に出てくる人たちはわりと好きでした。
タカロク:第4話が一番「都市伝説」感が強かったですしね。題材も「コトリバコ」でしたし。
各務都心:「コトリバコ」は有名ですね。

タカロク:では如月歩に関してはどうでしょう?
重田:あまり何も思わないようにしています……。
各務都心:さっきから言っていますが、欲張ったなって……やっぱり矛盾がありすぎます。オチ自体は良いけれど、この構造でそのオチが少し上手くいっていないように思えてしまいますね。
歩が起こしたグレートリセットについては、個人的にはした方が良いと思ってるのですが。それとは別に、彼女はもっと手前で復讐を完遂しているわけじゃないですか。それなのに、そこで止まらないのがよくわからなかったですね。
ネットを遮断できるのだったら、もっといろんなことができたのではとも思いますし、そういうところを気にしてしまうので……。あまり考えない方が良いというか。
タカロク:ストーリーを考える人間だからこそ、思うことはいっぱいありますよね。私はキャラクターとして歩のことを考えると……複雑なんですよね。
彼女は復讐のために自分の人格を3人に分裂させたわけじゃないですか。しかもあざみちゃんの時は、彼女の意識はないんですよね。そこまで追い詰められていることは、すごく悲しくて。でもやっていることは、「なんか意思と反していないか?」ともなる。

各務都心:パーソナリティというよりは、パズルとして作ってますよね。
タカロク:構造を優先して、色々繋げているんだろうなとは感じました。とはいえ、すごく魅力的なキャラクターであることには変わりないです。
重田:間違いないです。
各務都心:例えば、第1話の最後にネタばらししても良かったんじゃないかと。どういう風に入れ替わってるかを面白くか書いた方が……でも無理かな?(笑)。
タカロク:いや、でも例えば『都市伝説解体センター:解体版』なんてのを出してもいいんじゃないですか?「歩を操作して、廻屋やあざみになりきろう!」みたいなのがあってもいいですよね!
重田:実際に電話がかかってくるようにしないと!
タカロク:やはり『としかい』は廻屋さん、あざみちゃん、ジャスミンの3人ですよね。キャラクターに魅力があるとヒットするんだということを、本作で実感しましたね。
各務都心:だからこそ若い学生にもウケたのだろうなって思います。











