2026年3月20日から3月21日にかけて、東京・高円寺にてインディーゲームイベント「TOKYO INDIE GAMES SUMMIT 2026」が開催されました。本記事では、Crossfall Gamesが手がける『Stonemachia』の試遊レポートをお届けします。
崩壊する世界で戦い続けるチェスの駒
本作は、かつて楽園のようであった土地「メデラーン」を舞台に、天界から追放された主人公「ゼフィロー」が再び天へ昇るために戦う物語です。石造建築が崩れゆく退廃的で美しい風景を堪能でき、世界観はダンテの「神曲」やイタリアの古典建築、美術から強いインスピレーションを受けています。
基本的なゲームシステムは、強敵を撃破して新たな力を解放しながら未知のエリアを探索していく王道のソウルライクアクションRPGです。エリアの各地には疫病に侵され石像と化した「天使」たちが蔓延っている世界で、敵を打ち倒していくことで道を切り拓いていきます。

最初はチュートリアルも兼ねたイベント戦です。仲間と2人で襲い掛かる敵をガンガン討ち倒していきます。本作で特徴的なのは、特殊なチェスの駒への変身能力です。デフォルトのポーンの状態から、ドリルで突進するナイトや重い一撃を放つルークといった駒ごとに異なるアビリティや攻撃特性があり、リアルタイムで切り替えながら戦うことができます。


イベントの最後には強大な敵との戦闘が待ち受けています。仲間を失った絶望を力に換えて覚醒したにもかかわらず、圧倒的な強さを前に打ち砕かれてしまいます。


ここから物語がスタート。武器すら無い状態で、自由に使えていた変身能力は道中にあるアイテムでゲージを溜めないと使えなくなります。絶望の中で戦闘を乗り越えながら石造建築の中を探索し、徐々に己の力を取り戻していくという緊張感のある戦闘と重厚な物語が味わえます。


パリィと変身が生み出す極上の死にゲー
戦闘はパリィが軸となるシステムとなっていて、敵の激しい攻撃を見極めて完璧なタイミングで弾き返した際の爽快感は格別です。防御がそのまま最大の攻撃チャンスへと直結するデザインは、プレイヤーの技術をダイレクトに反映してくれます。
変身による戦略の幅の広さも魅力の1つです。単に攻撃手段が変わるだけでなく、瞬時にどの能力を使用するかといった判断力が戦況の中で求められます。チェスの盤面を支配するように敵の弱点を見極めて戦術を組み立てる感覚は唯一無二の体験です。
敵も多種多様で、石造をベースとした禍々しいデザインとなっています。巨大なボスとの戦闘はまさにソウルライクの醍醐味。攻撃を上手くパリィして強力なカウンターを叩き込みましょう。


グラフィック面においても、光が差し込む大聖堂や影が濃く落ちる石造りの廊下などの光と影のコントラストが非常に美しく仕上がっています。孤独な戦いを彩るオーケストラ調のBGMも相まって、圧倒的な没入感を提供してくれることでしょう。


高難易度のアクションを乗り越えた先にある崇高な達成感を求める人は、ぜひ挑戦していただきたいタイトルです。
『Stonemachia』はPC(Steam)にて2026年5月26日に発売予定。現在デモ版も配信中です。(日本語非対応)













